読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

MIKINOTE

作品制作とその他思った事を書くブログ

【最高600万円超え】10万円以上の高級ヘッドホンを片っ端から紹介する

オーディオ

f:id:takayukimiki:20161104163820j:plain

最近、オーディオ熱が再燃している感じなのですが、その原因は先日、Twitterでオーディオについての会話をしたからだったりします。いろいろと欲しくなりました。

で、その会話の中で僕・・・

・・・という発言をしました。

そう、ここ最近はヘッドホンも非常に高級な機種が多くなっていまして、数十万以上の値段がついている製品も珍しくありません。

一昔前はオーディオと言えば「スピーカー」というのが常識でしたが、ヘッドホンやイヤホン等のポータブルオーディオも、それだけ価格帯の高級機でも普通に買う人がいて、商売として成り立つくらいに発展したということが言えるでしょう。

そこでこの記事では、2016年があと2ヶ月ほどで終わろうとしている現在、各メーカーで売られているハイエンドヘッドホンを片っ端から紹介していきます。

ただ、普通にヘッドホンを紹介していくだけだとつまらないので、そのヘッドホンや作っているメーカーにまつわる余計な話なども一緒に書いていくようにしますね。

ちなみに、冒頭の写真のヘッドホンも50万円くらいする製品なんだけど、所有しているわけじゃなくて、2年くらい前イベントでメーカーの人に試聴のついでに撮らせてもらったものです。念のため。

それと、この記事も書きたいことを書きたいだけ書いていたらかなり長くなってしまったので、時間のある時などにじっくり読むようにしていただければと思います。

<目次>

各オーディオメーカーの10万超えハイエンドヘッドホンを紹介する

今回紹介する機種に選んだ選考基準は以下の通りです。

  • 定価10万円前後か、それ以上の価格のヘッドホン
  • 現在売られていて手に入る製品と、これから発売予定の製品
  • 説明のために過去の機種も紹介することもある
  • イヤホンは除外する
  • 個人的に馴染みのないメーカーの製品は除外する

今回紹介するヘッドホンは販売価格、もしくは定価が10万円前後から、それ以上の製品とします。(現在値引きされて新品が7万円台とかで手に入る製品も含むかもしれません。)また、イベント等で特別価格で販売される場合もありますが、それは考えないことにします。

当然、製品の金額もわかる範囲で書きます。しかし、それは目安です。

海外の製品などは値段の変動も激しいし、発売から時間が経った製品は安く販売されることも多いのでこの記事で書かれる金額は参考程度にお願いします。

そして、今現在普通に販売されていて普通に入手可能な製品を中心に紹介しますが、これから発売予定の製品や、説明の都合上過去の名機も紹介する場合もあります。

また、イヤホン(インナーイヤーヘッドホン)まで合わせて紹介するとややこしくなってしまうので、今回は紹介しません。

基本的にメーカーごとに高級機種を紹介していくこととします。日本のメーカーから紹介していって、外国企業のヘッドホン・・・と言うような感じでいきます。まあ、順番は適当です。

それと、個人的によく知らないメーカーの製品は今回が除外させていただきます。きりがないので。

SONY(日本)

まずは日本でのヘッドホン・イヤホンの販売台数シェア2位のソニーから。

ソニーは今年の9月、「MDR-Z1R」というフラッグシップヘッドホンを発売しました。

ソニー ハイレゾ対応ヘッドホンSONY Signature Series MDR-Z1R

ソニー ハイレゾ対応ヘッドホンSONY Signature Series MDR-Z1R

そのお値段は、21万円くらいです。

このヘッドホンは「Signature Series」と題したソニーのオーディオ製品の1つで、他にウォークマン(NW-WM1Z)やヘッドホンアンプ(A-ZH1ES)などを同時発売しています。それぞれ、めっちゃ高いです。両方共10万円なんか楽に超えてしまう金額の製品ばかりです。

www.sony.jp

「MDR-Z1R」にしても同時発売のその他の製品にしても、SONYという日本を代表する企業が超高級ヘッドホンを売り始めた影響力はやはり無視できないものがあると思います。

以前は、10万円を超えるようなヘッドホンは、一部のマニアだけのためのものでした。めちゃくちゃニッチな製品群だったのです。

しかし、SONYという大企業がその業界に参入したということは、それだけヘッドホンという分野が成熟したということなのでしょう。

数年前はSONYが「PHA-1」というポータブルヘッドホンアンプを発売したということで話題になったりもしました。その後、ポータブルオーディオ文化が一般的に一気に認知されはじめて、ヨドバシカメラなどの家電量販店でもヘッドホンアンプコーナーなどが大きなスペースをとって販売されるようになったと記憶しています。

その時と同じく、SONYが10万どころか20万を超えるヘッドホンを出してきたというのは、実はとてつもなく歴史的なことなのではないか?ということを感じました。

Pioneer(日本)

実は20万円を超えるヘッドホンを出したのは、Pioneerの方がSONYよりも先だったりします。

去年「SE-MASTER1」というヘッドホンがPioneerから発売されたということで、話題になったりもしましたね。

PIONEER ヘッドバンド型ヘッドフォン SE-MASTER1

PIONEER ヘッドバンド型ヘッドフォン SE-MASTER1

値段的には26万円くらいなので、簡単には手を出しにくい金額のヘッドホンでございます。

Pioneerのヘッドホンというと、個人的にはもっとカジュアルなイメージがあったので、発売当時けっこうびっくりした記憶があります。

FOSTEX(日本)

FOSTEXも高級なヘッドホンを販売しております。ここ最近、僕もスピーカーユニットを買ったりしているので、FOSTEXさんにはお世話になっております。

FOSTEX プレミアム・リファレンス・ヘッドホン TH900

FOSTEX プレミアム・リファレンス・ヘッドホン TH900

まずは、2012年発売の「TH900」。これはヘッドホンのハイエンドモデルとしては珍しい、密閉型のヘッドホンです。1.5テスラという強力な磁束密度のドライバーを使用していて、表面は「漆・ボルドー仕上げ」という職人的な塗装を施されている日本の伝統技術と最近技術が融合したような製品です。

FOSTEX プレミアム・リファレンス・ヘッドホン TH900mk2

FOSTEX プレミアム・リファレンス・ヘッドホン TH900mk2

そして、「TH900」の後継機として2016年1月に発売されたのが「TH900mk2」というヘッドホン。お値段は17万円ほどです。

見た目は似たような感じですが、大きな違いはケーブルを交換することができるようになったということです。それによって、バランス接続なども容易になり、より音質に拘る人には嬉しい仕様となったと言えるでしょう。

DENON(日本)

DENONも日本では有名なオーディオメーカーですが、DENONには現在のところ、10万円以上にヘッドホンはありません。

ちょっと前までは、「AH-D7100」という機種があったのですが、生産終了?になってしまったっぽいです。

DENON MUSIC MANIAC 密閉型オーバーヘッドヘッドホン リケーブル/ハイレゾ音源対応 ブラック AH-D7100EM

DENON MUSIC MANIAC 密閉型オーバーヘッドヘッドホン リケーブル/ハイレゾ音源対応 ブラック AH-D7100EM

で、実は、DENONには「AH-D7100」以前に「AH-D7000」という機種がありました。

DENON 密閉型オーバーヘッドヘッドホン ブラック AH-D7000

DENON 密閉型オーバーヘッドヘッドホン ブラック AH-D7000

こういう感じのわりとクラシックな雰囲気のデザインのヘッドホンです。「AH-D7000」は長らく非常に高い人気のあったヘッドホンで、わりと現代的なデザインの「AH-D7100」がフラッグシップモデルとなった当時は、(ネット掲示板などを見ていると)ファンからの批判も少なからずあったように思いました。

で、ここ最近になってDENONからヘッドホンのハイエンドモデルが発売されることが決定したそうです。それが「AH-D7200」というヘッドホンです。

av.watch.impress.co.jp

昔のAH-D7000に似ているデザインということで、非常に人気が高まるのではないかと思います。しかし、見た目は似ているけど、中身はネジの一本に至るまで最新の設計になっているのだとか。

AH-D7200は2017年の1月発売予定で、10万円くらいの値段だそうです。

audio-technica(日本)

お次は日本でのイヤホン・ヘッドホンの販売シェア第一位を誇っている「audio-technica(オーディオテクニカ)」のヘッドホンです。

ATH-W5000のハイエンドヘッドホンと言えば、これ。

audio-technica W Series 密閉型ヘッドホン ハイレゾ音源対応 ATH-W5000

audio-technica W Series 密閉型ヘッドホン ハイレゾ音源対応 ATH-W5000

「ATH-W5000」という黒檀を使用したハウジングのヘッドホンです。

しかし、実はこのヘッドホン発売日が2005年12月ということで、非常に古いヘッドホンだったりもします。日本のオーディオメーカーは、新製品の発売のサイクルがわりと短かったりするのですが、「ATH-W5000」以降のフラッグシップヘッドホンが11年位発売されていないと言うのは個人的には意外だったりします。(イヤホンは毎年のように高級製品を発表してたりする。)

定価は11万円ですが、現在はもうちょっとお安く買うことができます。

個人的には、そろそろ「ATH-W5000」に続くヘッドホンが見てみたいですね。

関係ないけど、audio-technicaでもっと高い製品は、寿司ロボットかもしれません。(オーディオテクニカはオーテックという名前で、寿司製造機も作っているのです。)

AUTEC すしロボット ASM405S

AUTEC すしロボット ASM405S

STAX(日本)

お次は、STAX(スタックス)のヘッドホンです。

STAXというメーカーのヘッドホンは他にないほど特徴的な製品です。

まず、世の中の一般的なヘッドホンじゃ「ダイナミック型」という方式なのですが、それに対して、「コンデンサ型」もしくは「静電型」と呼ばれるタイプの特殊な方式を採用しているということで有名です。(マイクなんかも高いやつはコンデンサ型だったりしますよね。)

また、STAXのヘッドホンは、ヘッドホンという名前で呼びません。「イヤースピーカー」という名前を使っています。

つまり、STAXは「コンデンサ型のイヤースピーカー」を作っている会社というわけです。

さて、そんなSTAXのフラッグシップモデルといえば、「SR-009」というイヤースピーカーでしょう。

STAX(スタックス) 静電型イヤースピーカー SR-009

STAX(スタックス) 静電型イヤースピーカー SR-009

「SR-009」、お値段は35万円以上です。

しかし、音は本当に素晴らしいです。試聴したことは何度もありますが、ずっと聴いていたいと思うような・・・音楽の情熱を感じ取れるような音だと感じました。まさに、憧れのイヤースピーカーです。

https://www.youtube.com/watch?v=wKTuBjI4Cp4

技術的にも非常に高度な技術を用いて製作されています。なんでも、3枚の非常に薄い金属の金属板をエッチング(腐食)によって加工し、それを拡散接合(熱かけて圧着)によってくっつけることによって振動板を作っているのだそうです。(上記の動画参照)。僕、大学時代は金属関係のことを学んでいたので、この話だけでもめっちゃロマン感じる!

まさに日本が誇る技術で作られたイヤースピーカーであると思います。

STAX コンデンサー型イヤースピーカー SR-007A

STAX コンデンサー型イヤースピーカー SR-007A

もう少しお安い製品だと、「SR-007A」などもあります。(と言っても、普通のヘッドホンと比べると目玉が出るくらい高いですが。)

もしくは、わりと最近発売の「SR-L700」というイヤースピーカーもあります。

スタックス コンデンサーヘッドホン イヤースピーカー単品STAX Earspeaker of Advanced-Lambda series SR-L700

スタックス コンデンサーヘッドホン イヤースピーカー単品STAX Earspeaker of Advanced-Lambda series SR-L700

STAXと言うと、個人的には「通信兵」みたいなイメージがあるんですけど、「SR-L700」みたいな雰囲気の形状のイヤースピーカー(Lambdaシリーズ)のせいだったりします。(個人的にはけっこう好きなデザイン。)

ただ、STAXの「コンデンサ型」のイヤースピーカーの宿命なのですが、STAX製品から音をだすためには専用のアンプが必要です。(STAX的にはアンプのことを「ドライバーユニット」と言います。)

普通のヘッドホンアンプでは物理的に接続もできないし、音を鳴らす事もできません。これは、世の中にそう多くはないコンデンサ型のヘッドホンの特性でもあります。

つまり、SR-009などを買ったとしても、それと同時に・・・

STAX 真空管ドライバーユニット SRM-007tA

STAX 真空管ドライバーユニット SRM-007tA

・・・こういう箱を買わないと使用することができないってわけなのです。

オーディオはお金がかかるよね!

そんなアナタに、イヤースピーカーとドライバーユニットのセットになった商品などもあったりします。(14万円くらい)

スタックス イヤースピーカーシステム(SR-L500+SRM-353X)STAX SRS-5100

スタックス イヤースピーカーシステム(SR-L500+SRM-353X)STAX SRS-5100

STAXはコンデンサ型イヤースピーカーを製造しているメーカーとして、おそらく日本で最も有名なメーカーでしょう。

しかし、コンデンサ型のイヤースピーカーを鳴らすためには専用のアンプが必要だったりするので、なかなか手が出しづらいと言うのはあります。でも、STAXのイヤースピーカーはヘッドホン好きならば誰もが一度は憧れるような存在だったりするのではないでしょうか。

そう言えば、STAXは2011年に中国の企業に買収されたということでも話題になりましたが、その影響はどうだったのでしょうか。特に変わりなく普通に製品が売られているので、安心して良いのだと思うのですが・・・

スタックスが中国・漫歩者社との業務資本提携を発表 - Phile-web

final(日本)

さてさて、お次も日本の会社です。

「final(旧名:Final Audio Design)」という金属削り出しのイヤホンで有名な会社ですね。

f:id:takayukimiki:20161106105704j:plain

↑こういうイヤホンです。(定価10万円)

もうね、こういうのは絶対一般受けしないでしょ?みたいなイヤホンだったりするかと思います。そういうのを作っちゃう会社ということで、ここもかなり変態ヘッドホンメーカーだと思うのですが、そんな「final」が現在フラッグシップモデルとしているヘッドホンがこれ。

FINALAUDIODESIGN ヘッドホン SONOROUS X FISO10BD3

FINALAUDIODESIGN ヘッドホン SONOROUS X FISO10BD3

「SONOROUS Ⅹ」というヘッドホンです。そのお値段、62万円くらいです。

このヘッドホン、以前、「マツコの知らない世界」というテレビ番組で紹介されたので、見たことある人もいるのではないでしょうか。

ちなみに、「SONOROUS Ⅹ」の下位機種として、「 SONOROUS Ⅷ」というヘッドホンもあります。(38万円くらい)

FINALAUDIODESIGN ヘッドホン SONOROUS VIII FISO8BD3

FINALAUDIODESIGN ヘッドホン SONOROUS VIII FISO8BD3

実は、finalはイヤホン・ヘッドホンを作り始める前は、一本の重さ800kgのステンレス製のホーン型スピーカーを作ったりしたことで有名でした。(左右スピーカーとアンプなどがセットで5000万円だったらしいです。)

f:id:takayukimiki:20161108112621j:plain
(画像はhttp://www.t3me.com/en/features/columns/sound-funda/sound-funda-final-audio-design-opus-204より引用)

そんで、そのホーン型スピーカーの技術を用いて作られたのが、金属削り出しのイヤホンシリーズでした。

だから、finalの製品は金属でオーディオ製品を製作するということに、ものすごいこだわりがあるってことです。

finalのイヤホンの記事だったと思うのだけど、「金属以外の素材(ゴムやプラスチック)を使用すると、それだけで音質が変化すると考えている」ということを書いたインタビューを読んだ事あります。

で、当初はfinalはイヤホンだけの製品展開でしたが、ある時(2011年〜2012年くらいだったと思う)ヘッドホンの新製品を開発中であるというニュースが発表されます。

それが「MURAMASA」というヘッドホンです。

f:id:takayukimiki:20161106115132j:plain
画像はhttp://final-audio-design.com/es/announcing-a-new-lineup-of-our-long-awaited-first-headphone-muramasa-Ⅷ/より引用)

これが登場した時は、びっくりしましたね。何しろ、殆どをステンレスの削りだしで製作、当初は直接肌に触れるイヤーカップの部分すらも金属製にしようかと検討していたそうです。装着感?なにそれ美味しいの?状態です。とにかく徹底した金属へのこだわりが垣間見えて、興味深く思いました。

しかし、「MURAMASA」はその重量や、それを安定して装着していられる左右からの側圧も半端なかったです。「MURAMASA」の重量は1.3kgでした。ちょっとした鉄アレイくらいの重量のヘッドホンです。(改良を重ねて最終的には900g台後半にまで軽量化に成功したと記憶して言います。)

僕も、一度だけ「MURAMASA」を試着したことがあるのですが、頭を万力で挟まれているのかと思いました。

しかし、詳しい事情はわかりませんが、結局の所「MURAMASA」は発売されることがなくて、まさに幻のヘッドホンとなってしまいました。たぶん、コストがやばかったんだろうなあと・・・

そして、現在販売されている「SONOROUSシリーズ」などは、「MURAMASA」からのそんな感じの流れでその後もいろいろとあって、その結果、実際に製品化に成功したヘッドホンってわけです。ここまでのストーリーをなんとなくでも知っていると、個人的にはけっこうグッとくるものがあります。

重量などの問題も「SONOROUS Ⅹ」は630gということで、現実的な数値になっております。故にそんな感じの歴史を経て販売されているヘッドホンということで、60万円以上という価格設定はまあ仕方ないのかなと。

finalは、日本のオーディオブランドの中では変態感あって好きです。

KuraDa(日本)

f:id:takayukimiki:20161105103805j:plain

さて、日本勢最後は「KuraDa」というまだ新しいヘッドホンメーカーです。(まだできてから数年しか経っていなかったはず。)

上記の画像は2年前のイベントで撮影させてもらったものですが、KuraDaのヘッドホンは、このように四角い木製のハウジングが特徴的なヘッドホンですね。

KuraDaのヘッドホンの特徴は、ピアノと同じような理論で音創りがされていて、ヘッドホンのハウジングの中に響板と呼ばれる木の板が入っています。また、出来る限りプラスチック素材を廃して作られていて、基本はメープルの削り出しで作られているのだそうです。

https://www.youtube.com/watch?v=gx-tnrwlkXo

職人の技をフルに使って作るヘッドホンという感じでして、当然、お値段もかなりのものです。(18万円くらいから)だけど、今までにないタイプのヘッドホンで、しかも日本の職人さんの技術が使われているということで、個人的には陰ながら応援している会社だったりもします。

で、最近になってKuraDaから新しいヘッドホンが発売されるというニュースがありました。

それが、フルオープンタイプのヘッドホン「KD-P1」です。(お値段48万円くらい) 

f:id:takayukimiki:20161106214300j:plain
(画像はhttp://www.kurada.co.jp/kd-p1より引用)

これは、今までのKuraDaのヘッドホンとは打って変わって、金属の削り出しのパーツを組み合わせて作られたものなのだそうです。今までと全然違うじゃん!って感じだけど、これはこれで今までにないタイプのヘッドホンに見えるので、発売が楽しみではあります。

昔、SONYの「MDR-F1」というヘッドホンが、フルオープンタイプだったのだけど、それをもっとすごくしたようなイメージなのでしょうか。

それと、最近はイヤホンなども作り始めたのだそうで、そちらもニュースで見ました。金属削り出しで作ったイヤホンなのだそうです。

www.phileweb.com

イヤホンの方は、ステンレス筐体の「KD-E9S」は3万円、チタン筐体の「KD-E9T」は5万円なので、かなりリーズナブルですね。

非常に挑戦的な製品を作っているおもしろいメーカーなので、これから知名度なんかも上がってくるのではないかと思います。

KuraDa Official Web

HIFIMAN(中国)

ここまでは、日本のオーディオブランドを紹介してきたわけですが、お隣の国である中国にも、すごいヘッドホンを作っている会社があります。

それが「HIFIMAN(ハイファイマン)」というメーカーです。

HIFIMANは何年か前までは、高音質なポータブルオーディオプレイヤーを作っている会社というイメージがあったのですが、最近は、イヤホン・ヘッドホン製品も多数販売されています。

特に、マニア向けのハイエンドヘッドホンを扱っているというイメージが強いですね。

現在、専門店などで買うことができるHIFIMANの最新10万円超えハイエンドヘッドホンは「HE1000 V2」と「Edition X V2」辺りでしょうか。10月21日から販売開始の新機種です。

HIFIMAN HE1000オーバーイヤー平面磁気ヘッドフォン(並行輸入)

「HE1000 V2」のお値段は約39万円。(画像は見た目ほとんど同じの前機種HE1000)

【正規品】HiFiMAN Edition X 【平面型磁気駆動ヘッドホン】

「Edition X V2」のお値段は約14万円。(画像は見た目ほとんど同じの前機種Edition X)

どちらも文句なく超高級機種なのですが、先日もっともっと異次元のヘッドホン「SHANGRI-LA」が発表されたということで、話題になりました。(先日、中野で開催されたヘッドホンのイベントで展示されたそうです。)

www.fujiya-avic.jp

静電型(コンデンサ型)ヘッドホンなので、専用のヘッドホンアンプが必要な製品です。

そのお値段、ヘッドホンとアンプ合わせて、なんと50,000$!・・・てことは日本円で換算すると500万円以上です。(現在日本での発売は未定だそうです。)

スピーカーだったらそれくらいの値段の物も普通にあるけど、ヘッドホンでここまでの物が作られたということが本当にすごいです。異次元過ぎてよくわかりません。

でも実は、これよりも以前に、別のメーカーがもっと高額なヘッドホンを作っているんだけど・・・それについては後述します。

Focal(フランス)

最近は、ヘッドホンでの音楽リスニングが市民権を得てきたおかげで、スピーカーを主に作っているオーディオブランドもヘッドホンを売っていることがあります。

フランスの「Focal(フォーカル)」もその1つです。

Focalのヘッドホンというと、「Spirit」というシリーズが以前から売られていました。値段的には3万円台→6万円台くらいなので、わりとカジュアルに使えるタイプのヘッドホンシリーズですね。(音は個人的にけっこう好き。)

で、最近になって、Focalから10月22日に発売されたということで話題になったのが、「UTOPIA」と「ELEAR」という超高級ヘッドホンです。

headphone-plus-earphone.com

「UTOPIA」は56万円くらい、「ELEAR」は16万円くらいのお値段ということで、どちらも紛れもなく超ハイエンドなヘッドホンでございます。

とてもじゃないけど一般人には手が出せない金額のヘッドホンです。

Focalのスピーカーにも同じ名前の「UTOPIA」というシリーズがありまして、その「UTOPIA」はFocalのスピーカーの中でも最上位のモデルとなっております。(スピーカーのUTOPIAの一番高い製品は2500万円くらい。)

だから、これらのヘッドホンは、Focalという知名度のあるスピーカーブランドがそれだけ自信をもって売り出しているヘッドホンであるということが言えるでしょう。

Bowers & Wilkins(イギリス)

Focalと同じくスピーカーが有名なオーディオブランドとして、イギリスの「Bowers & Wilkins」も以前からヘッドホンを販売しています。

B&Wのヘッドホンは、現在スーツなんかにも似合いそうなオシャレでシックなデザインが特徴ですね。(音も個人的にすごく好き)

中でも「P7」というヘッドホンは、以前、先程のfinalのヘッドホンなどと一緒に「マツコの知らない世界」で紹介されたので知っている人も多いはず。

で、そんなB&Wが先月発売したのが、「P9 Signature」というヘッドホンです。

Bowers & Wilkins P9 Signature [ B&W ヘッドフォン ヘッドホン Apple iPhone対応 50thモデル ]

「P9 Signature」はB&Wの創立50周年を記念したヘッドホンなのだそうです。「P9 Signature」のお値段は約11万ということで、ここで紹介した中ではわりと手が出しやすいヘッドホンとなっております。

ブラウンのレザーが見た目的なアクセントになっていて、これもスーツに合いそうな感じかな?

また、特徴的なのがiPhone用のリモコンの付いたケーブルが付属しているという点です。つまり、iPhoneでカジュアルに屋外でも楽しめるヘッドホンであるということです。

ちょっと前までは、10万円超えるハイエンドヘッドホンで、外に持ち出すことを前提にするヘッドホンは多くはありませんでした。あとで書きますが、ULTRASONEのedition8とかくらいしかありませんでした。

そう言った意味で、「P9 Signature」の登場も、かなり革新的な事なのではないかと感じます。しかもそれが、有名なスピーカーブランドのB&Wなのですからね。今は、高級ヘッドホンも持ち出して使うのが当たり前の時代になったのかもしれません。

GRADO(アメリカ)

アメリカに「GRADO(グラド)」という会社があるのですが、ここも非常に高級なヘッドホン製品を作っています。というよりも、その殆どがかなり高めの値段設定です。

ただ、造り的にはGRADOのヘッドホンは「民芸品レベル」と揶揄されることもあるくらいで、1万円以上する機種なのに見た目的には百円ショップで売っててもおかしくないヘッドホンもあったりします。

デザイン的にも外で装着して歩くのは勇気がいるような見た目です。まあ、そもそも盛大に音漏れすることでも有名なヘッドホンなので、外でつける人は滅多にいないとは思いますが・・・

ですが、音質は非常に良くて、特にGRADOのヘッドホンでしか味わうことができない中毒性のあるサウンドがくせになっちゃう紳士の皆さんが多数いるのも事実です。そんな感じの変態ヘッドホンメーカーなのですが、GRADOにも10万円超えのヘッドホンがいくつかあります。

まず、「PS1000e」というヘッドホン。

【国内正規品】GRADO PS1000e オープン型オーバーヘッドヘッドフォン アメリカ製 新シリーズ 000943

【国内正規品】GRADO PS1000e オープン型オーバーヘッドヘッドフォン アメリカ製 新シリーズ 000943

「PS1000e」は20万円ほどで手に入れることができます。現在、GRADOのヘッドホンで、最も高額な製品です。

このヘッドホンの特徴は、ハウジング(GRADO的にはチャンパーというのかな?)がアルミとマホガニーのハイブリッド構造になっている点です。

GRADOのヘッドホンは、木材やアルミなどを削り出したチャンパーを使用したヘッドホンが基本です。(例:SR325e→アルミ、RS1e→木材)

で、「PS1000e」は金属と木材を組み合わせちゃったヘッドホンってわけです。(イヤーパッドを取ると木の部分が見えます。)

音質も材質が違うだけで、不思議と全く違うものなのでおもしろいよね。(たぶん、その他の部品も違うものを使っているのだと思うけど。)で、そんな感じのヘッドホン「PS1000e」が20万円ってわけです。

【国内正規品】GRADO GS1000e オープン型オーバーヘッドヘッドフォン アメリカ製 新シリーズ 000929

【国内正規品】GRADO GS1000e オープン型オーバーヘッドヘッドフォン アメリカ製 新シリーズ 000929

で、マホガニー(木材)だけでチャンパーが作られたヘッドホンが「GS1000e」という機種です。こちらはお値段、約13万円です。

GS1000シリーズは金属と木材のハイブリッドなPS1000が登場するまでは、GRADOのフラッグシップモデルだったヘッドホンですね。

関係ないけど、一回だけ街を歩いていてGS1000を装着した人を見かけたことがあって、めちゃくちゃびっくりした思い出があります。

【国内正規品】GRADO GS2000e 開放型 オープンエア アメリカ製 グラド

【国内正規品】GRADO GS2000e 開放型 オープンエア アメリカ製 グラド

で、2ヶ月ほど前に発売された、GS1000eの上位機種とされているヘッドホンが「GS2000e」という新製品です。

見た目的には「GS1000e」とほとんど同じです。大きく違うところは、チャンパーに使用している木材がマホガニーとメープルを組み合わせの、ハイブリッドなチャンパーであるという点です。

そして、値段的には約16万円。「GS1000e」よりも3万円ほど高いです。

正直な所、併売する意味があるのか?と言うくらいの金額差なのですが、10万円超えの金額になるとこのくらいの金額差は誤差のように思えてくるのが恐ろしいところだったりします。

オーディオってホント怖いよね。

個人的にGRADOは非常に好きなブランドなので、将来的にはこの3つの中からどれか1つはほしいなあと思っていたり・・・

AUDEZE(アメリカ)

アメリカにはまだまだ、有力なヘッドホンメーカーがありまして、その1つとして「AUDEZE(オーデジー)」を紹介します。

「AUDEZE」のヘッドホンの特徴は、「平面磁界全面駆動型」と呼ばれる方式を使ったヘッドホンであるということです。僕はあんまり技術的な難しいことはわからないのだけど、普通によくあるダイナミック型のヘッドホンドライバーと比べて、「歪み」だとかそういうオーディオ的に不利になる部分を少なくすることができる方式なのだそうです。

ただ、一般的には「平面磁界全面駆動型」のヘッドホンはそれだけアンプのパワーが必要だったりとかと言われていたりもします。その為、「AUDEZE」のヘッドホンは、アメリカではヘッドホンアンプの性能を試す、試金石的な存在だったりもする・・・ということをどこかで聞きました。

で、そんな「AUDEZE」のヘッドホンで、現在最もお高いヘッドホンは、「LCD-4」でしょう。

AUDEZE LCD4 Macassar Ebony with travel case 【プロフェッショナル・リファレンスモニター向け平面磁界・全面駆動型ヘッドフォン】

AUDEZE LCD4 Macassar Ebony with travel case 【プロフェッショナル・リファレンスモニター向け平面磁界・全面駆動型ヘッドフォン】

「LCD-4」は去年の11月に発売で、 56万円くらいのお値段のヘッドホンです。これも、非常に高級なヘッドホンですね。

ちなみに、AUDEZEのヘッドホンは基本、全部高いです。

LCD-4が登場する前のフラッグシップモデルの「LCD-3」にしたって27万円くらいだし、その前の「LCD-2」も普通に10万円以上します。

他にも、「LCD-XC」や「LCD-X」などがありますが、それらも20万円以上です。

AUDEZE LCD-XC with travel case ヘッドホン 平面磁界全面駆動型 AUD-1962

AUDEZE LCD-XC with travel case ヘッドホン 平面磁界全面駆動型 AUD-1962

正直言って、AUDEZEのヘッドホンは実物を見るとめちゃくちゃゴツくて重たいし、めちゃくちゃマニアックだと思うのだけど、それでもやっぱり音質的には非常に高く評価されているということなのでしょう。

ここ最近は、平面駆動型なのに、非力なポータブルプレイヤーでも鳴らしやすいカジュアルなデザインのモデルも発売されていたりとかして、その辺りは非常におもしろいところだと思います。

しかも、iPhoneのライトニング端子に接続可能だったりします。

japanese.engadget.com

ヘッドホンじゃないけど、イヤホンも非常に珍しい平面駆動型の製品が今年の12月に発売される予定だそうです。「iSINE」という製品名からわかるように、こちらもiPhoneとライトニング端子に直接接続できるケーブルが付属するそうです。

また、「平面磁界全面駆動型」のヘッドホンで有名なのは、AUDEZEの他には中国のHIFIMANや、リーズナブルなところではFOSTEXの「T50RP mk3n」などが有名だったりするかな。

FOSTEX ヘッドホン T50RPmk3n

FOSTEX ヘッドホン T50RPmk3n

「T50RP mk3n」は良いヘッドホンだよ。好き。

また、AUDEZEと同じくアメリカのメーカーだと「OPPO」の「PM-1」だとか、最近良く名前を聞く「Mr.Speakers」のヘッドホン製品群が思いつきます。これらも10万円以上の製品ばかりなのですが、個人的にあまり詳しく知らないので、ここでは書かないことにしておきます。

AKG(オーストリア)

お次はオーストリアの「AKG(アーカーゲー)」です。

AKGと言うと、アニメ「けいおん」のキャラクターがK701というヘッドホンを装着していたシーンが流れたということで、有名ですね。

AKG K701 リファレンスヘッドホン 並行輸入品

AKG K701 リファレンスヘッドホン 並行輸入品

K701は「澪ホン」と(一部で)呼ばれていたりします。

AKGはけいおんのブームのおかげで、K701を筆頭に、アニソン専用ヘッドホンみたいに思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

確かに、K701はリスニング向けのヘッドホンで女性ボーカルなんかも非常にいい感じなのですが、AKGはもっと真面目な用途向けのモニター用のヘッドホンなんかを作っていたりもするんですよ。

そして、その方向性でフラッグシップモデルとして発売されたのが2014年発売の「K812」というヘッドホンです。

AKG Superior Reference Headphones K812 【国内正規品】

AKG Superior Reference Headphones K812 【国内正規品】

こちらはお値段14万円くらいです。

もちろんリスニングに使用するのもOKですが、用途としては音楽製作のときなどに用いるモニター用のヘッドホンとのことです。少し試聴したこともありますが、結構かっちりしていて音の位置関係などがしっかりしている音であったと記憶しています。

だから、K701等のリスニング向けのヘッドホンシリーズとは、少し方向性が違うということになるのかな?と思います。

で、そのリファレンスモニター系の方向性で先月発売されたばかりなのが、「K872」というヘッドホンです。

AKG(アーカーゲー) K872 AKG最上位モデルの密閉型ヘッドホンAKG最上位モデルの密閉型ヘッドホン

「K872」は20万円くらいですね。

「K812」との大きな違いは「K872」は密閉型であるということです。多くのハイエンドヘッドホンは開放型のヘッドホンが多いですが、その中でなぜ密閉型なのか?というと、それは音楽製作時に周囲に音が漏れないようにという配慮なのだそうです。

そして、「K872」と同時期に発売された高級ヘッドホンがありまして、それが「N90Q LE」というヘッドホンです。

【国内正規品】AKG N90Q リファレンス 密閉型 ノイズキャンセリング オーバーイヤーヘッドホン ブラック/ゴールド N90Q LE

【国内正規品】AKG N90Q リファレンス 密閉型 ノイズキャンセリング オーバーイヤーヘッドホン ブラック/ゴールド N90Q LE

「N90Q LE」も金額的には19万円くらいなので、間違いなく超高級ヘッドホンです。ですが、このヘッドホンはかなり特殊な今までになかったヘッドホンです。

僕の頭では難しくてよく理解できないので、公式ページから文章を引用します。

自分に最適な音をセットアップするオートキャリブレーション機能をはじめ、AKG最先端技術を搭載した密閉型オーバーイヤーヘッドホン「N90Q」

クインシー・ジョーンズがサウンドを監修した「N90Q」は、新開発の大口径52mmドライバーを採用し、ワイドレンジな音場を実現。ひとりひとりの耳に最適な音をセットアップするオートキャリブレーション機能や、独自のDSP技術による頭内サウンドステージ補正機能などを搭載。音楽ジャンルや、お好みのサウンドにあわせたカスタマイズが可能です。また、DAC内蔵なので、PCとダイレクトに接続でき、余計な機器を使用することなく96kHz/24bitのハイレゾ音源を楽めます。

N90Q | ノイズキャンセリングヘッドホン | AKG by HARMANより引用)

要約すると・・・装着するとその人の耳の形をスキャンして最適な音を出してくれる!ノイズキャンセリングもついてる!PCとのデジタル接続もできる!ハイレゾもこれだけで再生できる!っていう、とにかく最先端技術が詰まりまくったヘッドホンってことです。

「K872」と「N90Q LE」は対象的にタイプの違うヘッドホンだと思うのだけど、それがほぼ同じような金額で同時に発売開始されると言うのは、非常に興味深いと感じました。

それに、この価格帯で、こういったタイプのヘッドホンを出すと言うのは、すごく挑戦的なことですよね。

やっぱり、AKGはヘッドホンブームを牽引しているブランドの1つだと思うのだけど、そういった代表的なメーカーから「N90Q LE」のようなヘッドホンが登場すると言うのは、非常に意味のあることだと思います。ヘッドホンによる音楽鑑賞のあり方が変わっていく前兆なのではないか?ということを感じざるを得ないヘッドホンであると思いました。

beyerdynamic(ドイツ)

ドイツの「beyerdynamic(ベイヤーダイナミック)」は世界で初の「ダイナミック型のヘッドホン」を作ったと言われている、非常に歴史のある会社です。

また、ここから3連続でドイツの企業を紹介していくわけなのですが、「beyerdynamic」はドイツの三大ヘッドホンメーカーとも呼ばれていたりもします。日本での人気も非常に高いオーディオブランドの1つですね。

そんなbeyerdynamicのフラッグシップヘッドホンは2種類ありまして、半開放型の「T1 2nd Generation」と密閉型の「T5p 2nd Generation」があります。

ティアック セミオープン型テスラテクノロジーヘッドホン beyerdynamic T 1 2nd Generation T 1 2nd Generation

ティアック セミオープン型テスラテクノロジーヘッドホン beyerdynamic T 1 2nd Generation T 1 2nd Generation

まずは「T1 2nd Generation」。金額的には12万円くらいです。

で、この前身のヘッドホンが「T1」という機種です。

【国内正規品】beyerdynamic セミオープン型オーバーヘッドヘッドホン テスラテクノロジー採用 T 1

【国内正規品】beyerdynamic セミオープン型オーバーヘッドヘッドホン テスラテクノロジー採用 T 1

「T1」と「T1 2nd」はインピーダンスが600Ωもあるということでも有名なヘッドホンです。

これ、どういうことかというと、ポータブル音楽プレーヤー等の非力な環境では鳴らしにくいということです。つまり、iPhoneやiPodでは、音量も取りにくいし、音質も満足するところまで性能を引き出しにくいのです。

なので、「T1」シリーズは、半開放型で音漏れする性質と言い、完全に自宅で強力な据え置きタイプのヘッドホンアンプなどに接続して音楽を楽しむためのヘッドホンです。「T1」買っちゃうと確実にそれなりのレベルのアンプも必要になるヘッドホンであると言い換えることもできます。

その反面、「T5p」シリーズは密閉型ヘッドホンで、どちらかと言うと鳴らしやすい部類のヘッドホンとして設計されています。

ベイヤー ダイナミック密閉型ヘッドホン(シルバー)beyerdynamic T5P 2ND GENERATION

ベイヤー ダイナミック密閉型ヘッドホン(シルバー)beyerdynamic T5P 2ND GENERATION

現行機種の「T5p 2nd Generation」。値段は12万円くらいで、ほぼ「T1 2nd」と似たようなものです。

【国内正規品】beyerdynamic 密閉型ステレオヘッドホン テスラテクノロジー採用 T 5 p

【国内正規品】beyerdynamic 密閉型ステレオヘッドホン テスラテクノロジー採用 T 5 p

前機種の「T5p」。今でも普通に買えるけどかなり安くなった!

つまり、ポータブル可能なタイプの「T5p」と、ホームユースの「T1」がbeyerdynamicのフラッグシップヘッドホンというわけです。

「T1」と「T5p」が「2nd Generation」になって何が変わったのかというと、最も大きい変化がケーブルが着脱式になったということでしょう。それによって、好みのケーブルに変更することもできるし、断線してもケーブルだけの交換で修理することも可能です。(特にT5pの初期モデルは断線報告が多かった。)

音質的にも、「2nd Generation」で変化しています。

ちなみに、beyerdynamicの最近のヘッドホンの特徴として「テスラテクノロジー」と呼ばれるものを使用しているというものです。これは、いわゆる1テスラ以上の磁束密度のドライバーを使用している技術なのだそうです。

beyerdynamicのヘッドホンに使用されているドライバーは「テスラドライバー」などと呼ばれていたりします。

これは、「T1」が発売されたときに初めて搭載された技術だったと記憶しています。

たから、beyerdynamicのヘッドホンの型番にはテスラの「T」という文字が使われているのですね。

今ググってもあまり情報が出てこないのだけど、たしか、ここまでの磁束密度(を公表していた)ヘッドホンはT1の発売当初、beyerdynamicのヘッドホンだけだったと思います。

今だと、有名なところだと、FOSTEXのTH900と、AKGのK812が1.5テスラのドライバーを使用しています。だから、今となってはそんなに珍しいものではないってことなのかな?

また、10万超えないかもしれないけど、beyerdynamicは来年に発売予定の「Amiron Home」というヘッドホンを発表しています。

www.phileweb.com

これは、T90というヘッドホンの後継機ということで開発されていて「改良型テスラドライバー」なるものを搭載予定なのだそうです。発売が楽しみです。

SENNHEISER(ドイツ)

「SENNHEISER(ゼンハイザー)」もドイツの三大ヘッドホンメーカーと呼ばれている、非常に有名なオーディオブランドの1つです。

「HD414」というヘッドホンで、世界で初めて「開放型(オープン型)」のヘッドホンを発売したということでも有名な、歴史あるメーカーの1つでもあります。

その他にも、現在売られている機種でも、HD650なんかは息が長い人気機種だし、HD598やその後継機のHD599なんかは変わらずプリンカラーだし、HD25シリーズだとかも昔からずっとあるし、Momentumシリーズもカジュアルなヘッドホンでいい感じだし、日本でも非常に人気が高いです。SENNHEISER。

そんなSENNHEISERのハイエンドヘッドホン機種といえば「HD800」とその後継機の「HD800s」でしょう。

ゼンハイザー オープン型ヘッドホン HD800【国内正規品】

ゼンハイザー オープン型ヘッドホン HD800【国内正規品】

「HD800」(18万円くらい)

【国内正規品】ゼンハイザー オープン型 ヘッドホン  HD 800 S

【国内正規品】ゼンハイザー オープン型 ヘッドホン HD 800 S

「HD800S」(21万円くらい)

「HD800」は非常に空間表現がヘッドホンとしては広大なヘッドホンであるとして、2009年の発売当初から大人気でした。(当時は10万円以上の価格設定のヘッドホンは少なかったので、実質ベイヤーのT1やHD800くらいしか自宅用ハイエンドヘッドホンの選択肢がなかったという事情もあります。)

で、その後継機として今年の2月に発売されたのが「HD800s」というわけです。

「HD800」と「HD800s」は、間違いなく超高給ヘッドホンの一角であるのですが、実は、SENNHEISERで最も高級なヘッドホンはこれじゃなかったりします。

もっともっととんでもないヘッドホンが存在しています。

それが「HE-1」というヘッドホンです。

www.phileweb.com

「HE-1」はコンデンサ型のヘッドホンです。アンプとのセットで金額は50000ユーロ。2015年の発売当初の値段で660万円ほどだそうです。(現在のレートだと500万円台に下がっているようですが。)ヘッドホンと聞いて想像するヘッドホンの値段とは桁違いの値段のヘッドホンです。

「HE-1」を説明するためには、まず「Orpheus HE-90(オルフェウス)」というヘッドホン(システム)について説明する必要があります。

f:id:takayukimiki:20161108112318j:plain
(画像はhttp://www.head-fi.org/products/sennheiser-orpheus-he-90より引用)

「Orpheus HE-90」とは、1991年発売の日本円で100万円(200万円くらい?)を超える価格のヘッドホンだったそうです。「Orpheus HE-90」もコンデンサ型ヘッドホンなので、当然アンプとセットでの販売でした。SENNHEISERがコスト度外視で作った超超高級機種です。

まだまだヘッドホン文化が今ほど発展していなかった時代に、SENNHEISERはそんなものを生み出していたのです。すごいよね。

まさに伝説のヘッドホンです。

で、その伝説のヘッドホン「Orpheus HE-90」の後継機というのが「HE-1」というわけなのです。(「HE-1」という名称が決定する前は「Orpheus」の後継機ということで同じ「Orpheus HE 1060 / HEV 1060」という名前で発表されていた。)

先程紹介した、中国のHifimanの「SHANGRI-LA」はおそらくは「Orpheus HE-90」や「HE-1」を意識して作られたものですね。価格的にもライバル同士の関係ってことになるのかな?

そして、「HE-1」というヘッドホン、音もすごいらしいのですが、わかりやすいところで見た目・・・というか「動き」がすごいです。

https://www.youtube.com/watch?v=Axn5PVXrVRI

電源入れると、アンプの真空管や、ボリュームとかのツマミが出てきて、さらに蓋が開いてヘッドホン部分が出てくるんですよ。この動きだけで600万円くらいの価値がありそう!?なんてこと思ってしまったり。

とまあ、富豪な人にしか手に入れることができなそうな価格設定のヘッドホンですが、おそらくは現時点で最も高級なヘッドホンは知る限りSENNHEISERの「HE-1」というわけです。

ULTRASONE(ドイツ)

さて、長くなってしまった10万円以上の高級ヘッドホンを紹介するこの記事も、この「ULTRASONE」というドイツのオーディオブランドで最後にしたいと思います。

「ULTRASONE」はドイツの三大ヘッドホンメーカーの1つに数えられるオーディオブランドですが、1991年に誕生したメーカーということで、実はその3つの中では最も歴史が浅い会社です。

「ULTRASONE(ウルトラゾーン)」は、もちろん日本でも人気があって、ULTRASONEを略して「ゾネ」とか、ULTRASONEのヘッドホンのことを「ゾネホン」なんて呼ぶこともあったりします。

製品全体の特徴としては、「S-LOGIC」と呼ばれる技術が採用されていて音の空間表現が独特だったりとか、「ULE」というヘッドホンから発せられる電磁波を低減する技術が用いられていることです。

そして、その「ULTRASONE」のヘッドホンの中でも特に高級なヘッドホンのシリーズがありまして、それが「Edition」という名前のつくヘッドホン群です。

実はEditionシリーズと言うのは、10万円超えのヘッドホンを語る上では非常に重要な存在です。というのも、超がつくほどの高級ヘッドホンを牽引してきたのはULTRASONEのEditionシリーズなのではないかと思う部分もあるからです。

Editionシリーズはその全てが10万円を楽に超えるものばかりです。台数限定のヘッドホンも多数ありまして、生産が終了していても販売は続いていたりとか、中古でも人気があったりします。

また、昔のEditionシリーズのヘッドホンの派生モデルなどもあったりして、非常にややこしいです。

てなわけなので、この際なので、このEditionシリーズをサクッと片っ端から紹介していくことにしましょう。


f:id:takayukimiki:20161108132544j:plain
(画像はhttp://ultrasone.jp/products/edition-7/より引用)

まずは2004年発売の「Edition7」。伝説はここから始まったと言っても過言ではないかもしれません。

「Edition7」は999台だけの限定販売。そしてその値段は45万円くらい、ということで、とてつもなく高級なヘッドホンとして発売されたというわけです。画像だとわかりにくいけど、イヤーパッドやケーブルの部分が白かったりして、高級ヘッドホンとしては珍しいカラーリングです。

どちらかと言うと、Apple製品に合わせたのかな?みたいなことを思わせるデザインであると思ってしまいました。

そして、「Edition7」といえば、今年の6月に発売された「Tribute 7」というヘッドホンが記憶に新しいです。

ULTRASONE Tribute 7 【全世界限定生産 777 本!】

ULTRASONE Tribute 7 【全世界限定生産 777 本!】

「Edition7」復刻版として数量限定で販売された「Tribute 7」。価格は38万円くらいで、777本限定での生産です。

これは、すでに生産は終了していますが、現時点ではまだまだ普通に購入可能な限定品です。


ULTRASONE ヘッドフォン edition9 密閉ダイナミック型

ULTRASONE ヘッドフォン edition9 密閉ダイナミック型

お次に紹介するのは2006年に発売された「Edition9」というヘッドホン。500台限定の生産で、価格は約24万円だったそうです。

これは、発売から10年ほど経った今でも、中古品を見かけることがあるくらいに未だに人気のある機種ですね。シリアルナンバー付きなので、ネット上に自分のEdition9とその番号の画像をアップしている人を良く見かけた気がします。これも、ある意味で伝説のヘッドホンの1つですね。

で、その「Edition9」を目指すと言うかたちで、作られたのが2011年発売の「Signature PRO」という機種です。

【国内正規品】 ULTRASONE ヘッドフォン ダイナミック密閉型ヘッドフォン Signature PRO

【国内正規品】 ULTRASONE ヘッドフォン ダイナミック密閉型ヘッドフォン Signature PRO

「Signature PRO」はEdition9を目指して作ったと銘打ってはいたのですが、全く新しい「Signatureシリーズ」というシリーズの最初のヘッドホンだそうです。そのせいか「Edition9」とは音の方向性がかなり違うぞ!ということで当時評判になっていました。

「Signature PRO」。発売時10万円くらい、現在は値段が上がって11〜12万円くらいです。

で、「Signature PRO」の発売から約1年後、姉妹機として「Signature DJ」という機種が発売されます。

【国内正規品】 ULTRASONE ヘッドフォン ダイナミック密閉型ヘッドフォン Signature DJ

【国内正規品】 ULTRASONE ヘッドフォン ダイナミック密閉型ヘッドフォン Signature DJ

2012年発売の「Signature DJ」は発売当時9万円くらいで、現在は値段が上がって10万円くらいの値段となっています。


ULTRASONE ウルトラゾーン 密閉ダイナミック型ヘッドフォン  EDITION 8エディション8 ゾネ ゾネホン EDITION8

ULTRASONE ウルトラゾーン 密閉ダイナミック型ヘッドフォン  EDITION 8エディション8 ゾネ ゾネホン EDITION8

2009年5月に発売されたのが、「Edition8(Edition8 Ruthenium)」というヘッドホンです。発売時の値段は15万円くらいです。

これもまた、非常に大人気のヘッドホンですね。密閉型で、外に持ち出しやすいサイズ感のヘッドホンだし、数量限定でもないので、けっこう街を歩いていると使っている人を見かけることが多かったです。

そして、Editionシリーズの中でこれだけ派生モデルが多く作られたヘッドホンも他にはありません。

2009年12月「Edition8 Palladium」→2010年7月「Edition8 Limited」→2012年11月「Edition8 Romeo/Julia」→2015年5月「Edition8 Carbon」という感じで、次々と「Edition8」シリーズが発表されました。

ULTRASONE ウルトラゾーン edition 8 Julia ハイエンド・ヘッドフォン [並行輸入品]

ULTRASONE ウルトラゾーン edition 8 Julia ハイエンド・ヘッドフォン [並行輸入品]

「Edition8 Julia」なんかはめっちゃピンクで当時はめっちゃびっくりしました。ギャルが似合いそう。

で、長らく人気の続いている「Edition8」ですが、ここ最近になって後継機?(でいいのかな?)、「Edition 8 EX」という機種が発表されました。

www.phileweb.com

「Edition8 EX」は2016年11月中旬発売予定で価格は約28万円だそうです。かなり高額な値段設定のヘッドホンとなっています。

そして、「Edition8」という名前はついていないけど、Edition8をベースとして作られたのが「Edition M」というヘッドホンです。

ウルトラゾーン ダイナミック密閉型ヘッドホンULTRASONE Edition M EDITION M

ウルトラゾーン ダイナミック密閉型ヘッドホンULTRASONE Edition M EDITION M

2015年発売の「Edition M」はいわゆるオーバーイヤータイプ(耳覆い型)のヘッドホンではなく、オンイヤー型のヘッドホンです。つまり、小型で軽量で持ち運びやすいヘッドホンであると言うことですね。価格は11万円くらいと言うことで、Editionシリーズの中では最も安い部類に入る製品です。

おそらく「Edition8」のポータブル向きの性質を進化させたのが「Edition M」というような認識で良いと思います。

ULTRASONE Edition M BlackPearl 【密閉ダイナミック型ヘッドフォンS-Logic™ Plus テクノロジー / 低域電磁波低減 ULE テクノロジー】

ULTRASONE Edition M BlackPearl 【密閉ダイナミック型ヘッドフォンS-Logic™ Plus テクノロジー / 低域電磁波低減 ULE テクノロジー】

最近、「Edition M BlackPearl」という色違いモデルも発売されました。値段はこれも11万円くらいです。

そして、「Edition M」には上位機種もあって、それが「Edition M Plus」という機種です。

ULTRASONE Edition M Plus 【密閉ダイナミック型ヘッドフォン S-Logic™ Plus テクノロジー / 低域電磁波低減 ULE テクノロジー】

2016年9月発売の「Edition M Plus」。値段は少し高めで15万円くらいです。

これは、オンイヤータイプの「Edition M」と違って、オーバーイヤータイプのヘッドホンです。つまり、「Edition M」の持ち運びやすさを受け継ぎつつも、音質的にもこだわった製品というわけです。

「Edition M Plus」は、ある意味「Edition8」への原点回帰っぽい印象も受けますね。しかし、これはハウジングを大きくしつつもポータブルに不都合ではないようにできるくらいに技術が高まったということなのでしょうね。

おそらく、「Edition 8 EX」と「Edition M Plus」と「Edition M」で住み分けをしていくような考え方なのでしょう。

数が多かったですが、以上が「Edition8」系列のヘッドホンでした。


ULTRASONE(ウルトラゾーン) EDITION 10 開放型フラグシップ・ヘッドホン 『並行輸入品』

ULTRASONE(ウルトラゾーン) EDITION 10 開放型フラグシップ・ヘッドホン 『並行輸入品』

「Edition8」の発売から約1年半後、またもや新しいヘッドホンが発売されます。それが「Edition10」というヘッドホンです。2010年発売にちなんで、2010台限定生産です。金額は約29万円でした。

「Edition10」は箱がやたら豪華な木製で、それが非常に印象に残っていますね。30万円近い金額の製品なのだから、そのくらいの豪華さは必要なのかもしれませんが・・・

で、「Edition10」の派生としては、デザインが似ている「Edition12」があげられるでしょう。

【国内正規輸入品】Ultrasone Edition12

【国内正規輸入品】Ultrasone Edition12

「Edition12」 は2013年の発売で当時は約17万円でした。

ただ、「Edition12」 は 「Edition10」と見た目はそっくりだけど、音はかなり方向性が違うのだそうです。だから、単に「Edition10」後継機とか量産モデルという扱いで良いのかは?です。


Ultrasone ウルトラゾーン Edition 5 (世界555セット製造限定モデル)

Ultrasone ウルトラゾーン Edition 5 (世界555セット製造限定モデル)

2013年に発売となったのが「Edition5」というヘッドホンです。555台限定で約49万円でした。現在はプレミアがついたのか、新品はかなり高くなっている様子です。

この「Edition5」というヘッドホン、何がすごいのかってハウジングの部分に「樫の埋れ木」なる物が使われていて、それを削り出して作られていることです。「樫の埋れ木」とは、600年〜8000年の間、地層に埋まっていた木のことで、それが音響的に優れているのだとか。

「Edition5」は非常に貴重な素材を使って作られた数量限定生産のヘッドホンというわけです。

そして、そんな「Edition5」の非限定生産品ということで発売されたのが、2014年発売の「Edition5 Unlimited」というヘッドホンです。

ウルトラゾーン ダイナミック密閉型ヘッドホンULTRASONE Edition 5 Unlimited EDITION5 UNLIMITED

ウルトラゾーン ダイナミック密閉型ヘッドホンULTRASONE Edition 5 Unlimited EDITION5 UNLIMITED

「Edition5 Unlimited」は限定生産品ではありません。しかし、その値段は約32万円ということで、これも完璧に超高級ヘッドホンの1つですね。

そして、つい先日発売が発表されたのがEdition5をベースにしているという「Jubilee 25 Edition」というヘッドホンです。

av.watch.impress.co.jp

「Jubilee 25 Edition」ULTRASONE 創立25周年を記念したヘッドホンで、発売日は2016年12月下旬。250台限定の販売で値段は※約71万円とのことです。

追記:「Jubilee 25 Edition」の発売直前になって、値下げが発表されまして、実際の販売価格は約61万円だそうです。10万円ほどの値下げですね。

ハウジングに「縞黒檀(しまこくたん)」を使ったヘッドホンなのだそうです。金額も今までのEditionシリーズから比べても相当高額です。まさに、Editionシリーズの今までの集大成的なヘッドホンということができそうなヘッドホンです。


以上がULTRASONEの高級ヘッドホンシリーズである、「Editionシリーズ」の概要でした。

しかし、これだと、数が多すぎて非常にわかりにくいと思うので、Editionシリーズとそれに関連するヘッドホン製品を一覧にして、もう少しわかりやすくまとめてみます。


2004年「Edition7」999台限定販売(45万円)
2006年「Edition9」500台限定(約24万円)
2009年5月「Edition8 Ruthenium」(約15万円)
2009年12月「Edition8 Palladium」(約17万円)
2010年7月「Edition8」Limited 888台限定(約21万円)
2010年10月「Edition10」2010台限定(約29万円)
2011年11月「Signature PRO」(約10万円)
2011年10月「Signature DJ」(約9万円)
2012年11月「Edition8 Romeo/Julia」(約15万円)
2013年6月「Edition12」(約17万円)
2013年12月「Edition5」555台限定(約49万円)
2014年11月「Edition5 Unlimited」(約32万円)
2015年5月「Edition8 Carbon」(約28万円)
2015年8月「Edition M」(約12万円)
2016年9月「Edition M Plus」(約15万円)
2016年9月「Edition M BlackPearl」(約12万円)
2016年6月「Tribute 7」777台限定(約38万円)
2016年11月中旬発売予定「Edition8 EX」(約28万円)
2016年12月下旬発売予定「Jubilee 25 Edition」250台限定(約71万円約61万円)

※値段は発売時の金額です。また、金額や発売時期は調べてはいますが、多少の誤りもあるかもしれませんので参考程度にお願いします。


以上のような感じです。こうして見てみると、ULTRASONEは毎年のように10万円以上のヘッドホンを発売し続けているんですね。びっくり。

高価格帯のヘッドホンを毎回出していても、売り切れるくらいに売れちゃうっていうのだから、よく考えたらものすごいことだと思います。

それだけ世間でのヘッドホンへの関心が高く、また10万円以上のヘッドホンでも普通に買う人がいる時代になったということなのでしょうね。

まとめ

今回、記事を書いてみて、「10万円以上のヘッドホンってこんなにあるの!?」と、自分で書きながらも思ってしまいました。

僕はイヤホンやヘッドホン関連のニュースや記事を調べたり読むのが好きなので、ヘッドホンの高級機種に関してはだいたい把握しているつもりでした。でも、こうして一覧みたいな感じに1つの記事にしてみると、すごい量になってしまいました。

かつてはイヤホンやヘッドホンに高いお金を出すなんてのは酔狂なことでした。相当なマニアだけの世界であったと思います。しかし、ここ最近は10万円以上〜数十万円のヘッドホンも珍しくなく、それを購入することも珍しいことではなくなってきているように思います。

また、高級なヘッドホンを買うと、必ずと言ってよいほど、それに従ってアンプやらDACやらケーブルやらを買わなくちゃならなくて、さらに多くのお金が必要だったりしました。そういう意味でも、今は持ち運びながらiPhoneとかでも使うことを想定されていて、マニアでなくとも、扱いやすい機種も多く発売されていたりもします。

そんな意味でもおもしろい時代になったんだなあと、記事を書きながらしみじみとしました。

今は、家電量販店や専門店でのヘッドホンの試聴も容易になっていることも素晴らしいことだと思います。一般的な収入の人間にとっては10万円以上のヘッドホンは、非常に勇気の必要な買い物ですから助かります。

この価格帯のヘッドホンになると、もはや音質の優劣・・・というよりも、個人個人の好みの世界になってくると思います。だから、自分の気に入った機種をじっくりと試聴しながら決定することが大事です。自分に合っている気に入ったヘッドホンを見つけるという意味でも、非常に有利な時代になったもんだと思いました。

好みの高級ヘッドホンを手に入れることができれば、必ず幸せになることができると思います。この機会に電気屋さんに行ったときにでも、10万円以上のヘッドホンもどんなのがあるのかな〜と眺めてみてはいかがでしょうか。

Copyright© MIKINOTE All Rights Reserved.