読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

MIKINOTE

作品制作とその他思った事を書くブログ

世界はあなたが思っているよりもずっと複雑だ

思ったこと

ameblo.jp

上記の記事を読みました。

この記事を書いた人が言うには・・・

第1階層 上級公務員、経団連加盟大企業勤務者、難関国家資格、成功した起業家。配偶者含む

第2階層 2流中規模会社勤務者。 2流公務員

第3階層 中小企業勤務者、ニート

第4階層 フリーター、非正規社員、派遣社員、飲み屋、風俗嬢など売春婦

という感じで、社会には4つの階層があって・・・

唐突ですが、第4階層の人とは、口聞いちゃダメです。仕事一緒にするとか結婚するなんて絶対ダメ。「こんにちは」も言っちゃダメ。

・・・底辺とは(第4階層とは)関わってはダメ、とのことです。

理由は、頭が悪いから凶悪事件起こしたりとか、貧乏だから頭がおかしいからなのだそうです。

ほほ~ん。なるほどね。

まあ、一理あるよね。

一理あるけど、決してこの人とは相容れないなと思いました。

また、それと同時に、ものすごく短絡的だなとも思いました。

僕の知り合いに、やっとのことで初めての彼氏ができて、結婚を考えているという30代の女性がいます。話を聞いていると、その女性の両親は他人を階層分けして考えるタイプの人間のようで、どうも彼氏さんの職業(階層の低さ)が気になるっぽいです。

娘がやっとのことで見つけた彼氏さん(良い人らしいです)を、底辺扱いして遠ざけようとするとか正直どうなの?それで、娘を愛していると言えるの?と疑問に思ったんですよねぇ・・・

今までそういう人達とはあまり関わってこなかったけど、おそらくは世の中には一定数、ガチでそういう考え方の人はいるんだろうなあと・・・悪い意味でカルチャーショックを受けました。

まあ、考え方が合わないよね。この手の人達とは相容れない。

人間社会は、たった4つの階層で分けられるほどに単純なものではありません。いろんな人がいて、いろんな価値観を持った人がいて、いろんな状況に置かれている人がいるはずなんですよ。

そんな簡単に物事は割り切ることはできません。

まあ、それだけ単純に物事を考えることができるという意味では羨ましいなとも思ったんだけどね。

余裕がなくなると人は物事を単純に解釈したがる

物事は、二元論で単純に割り切れるようなシンプルなものではありません。

大抵の場合、折り重なるように、複雑にいろいろな要素が絡まって、物事は構成されています。

だけど、それを複雑なままに全てをまともに完璧に解釈しようとすると、ものすごい精神的な負荷がかかります。

それが、「物事を深く掘り下げて考える」というようなことにも繋がるわけなのだけど、それができるのは、それだけの知能的なレベルが高くてかつ、心に余裕がないと難しいことだと思います。

まあ、言ってしまえば、件の記事を書いた人は、心に余裕がないのでしょうねえ・・・「本来であれば、一言で表せないくらいに複雑である」ということにも気づいてないって感じ。

心に余裕がなくなると、人間は物事を極度にシンプル化して解釈することで、心の安定を図ろうとするのではないでしょうか。

ここまではっきりした差別的な例はなかなかないけど、けっこうそういうことって大なり小なり誰にでもあるんじゃないかな?誰かを何かであると決めつけちゃうようなこととかね。

僕の知り合いの両親の話を聞いた時も、なんでそんなひどいこと言うのか?と思ったけど、ひょっとしたら別の事で自分自身もひどいことやってるかもしれません。

そういう意味では、誰しもが気を付けるべきことなのではないかと。

本当は複雑な人間社会の階層について

f:id:takayukimiki:20160809171313j:plain

仮に、現代日本の社会に階層があるとします。そして、大きく分けて例の4つの階層が(突っ込みどころは多いけどあえて無視して)あるとしましょう。

シンプルに考えるのであれば、第1階層の人達は頂点であり、第4階層の人達は第3階層よりも下で、第2階層の人達は第3階層の人達よりも上位の存在であり、決してその関係性がくつがえることがないということだそうです。

しかし、本当にそうでしょうか。

f:id:takayukimiki:20160809171340j:plain

むしろ本来の姿はこんな感じではないでしょうか?(イメージ図です。)

実際のところは、1つの階層の中にも「条件」によっての上下差があります。いろんな人がいるわけだから、当然な事なのですけどね。

本質的な意味での格付けは木の枝が重なりあうようにもっともっと複雑なはずです。

1つの階層に属する人間の中にも、幸せな人もいれば、不幸な人もいる。お金はあるけど、どうしても結婚できない人もいるかもしれないし、結婚できても子どもができない人もいるかもしれない。近い将来、身内に不幸が起こるかもしれない。一流企業の社長夫人でも、夫が不倫してるかもしれない。愛人がいるかもしれない。脱税していて捕まることもあるかもしれない。突然会社が倒産するかもしれないし、会社は小さいけど順調で安定していて誇りを持って仕事をしている人もいるかもしれない。金持ちで何不自由ない生活をしている人もいれば、貧乏だけどDIYの達人で自分でいろいろな物を作って豊かな生活をしている人もいるかもしれない。高級車を買っても、事故を起こして帰らぬ人になってしまうかもしれない。大地震が起きて、住んでる高級マンションが崩れて生き埋めになってしまうかもしれない。

上記の図は、4階層の図を元に僕がちょちょいと作ったものですが、本当の所はこんなしょぼい図に表すことなど到底できないレベルの複雑さです。複雑すぎて、人間の理解力では理解することができないものです。

カースト制みたいな人間に対する格付けと言うのは、実際にあるのかもしれません。いや、実際にあるんでしょう。

しかし、あるはずのものではあるけど「複雑すぎて知覚する事ができない」「割りきって考えるべきではない」というのが、現代の人間社会の格付けの本質なのではないでしょうか。

少なくとも表向きはね。

人それぞれの視点によって異なる格付け

また、この「4階層」の考え方は、一個人の視点からのものです。

人それぞれの視点で異なるんですよ。格付け。

f:id:takayukimiki:20160809171427j:plain

一つの例として、極端な話、個人の価値観に応じてこの格付けは順序が逆になる場合もあります。

f:id:takayukimiki:20160809171634j:plain

また、大企業とか中小企業とかフリーターとかそういう視点ではなくて、職業別で考える人もいるかもしれません。

もしくは、その人の趣味趣向で差別的な態度をとられることもあるかもしれません。

f:id:takayukimiki:20160809171655j:plain

ひょっとしたら性別で階層を分けている、とてつもなくシンプルな考え方の人もいるかもしれません。

つまり何が言いたいのかというと、簡単に世の中の人間のカーストを決めつけてはいけないということです。

世界は思っているよりもずっと複雑なのです。

いろんな考え方の人がいて、社会の格付けの基準も人それぞれ違います。

上位と下位の階層はあるのかもしれないけど、それを断定するのは危険なことだし、実際どうでも良いことです。

だから、この人間社会の格付けの話について下手なこと言ったり書いたりすると反感を買う可能性が高いです。

自分の考えで自分の周囲から一定の条件に当てはまる人間を遠ざけるのは構いません。しかし、そこに他人を巻き込んだり、思い込みの激しい差別的な格付けを世間に公表するのは、褒められたことではないと僕は思います。

弱った人、余裕のない人

本当だったら、どんな人でも心に余裕があれば、「人間の格付けは複雑すぎて簡単に断定してはいけないもんだ」ということが、肌感覚で理解できるはずなのです。(盲信しすぎて、それが多くの人の反感を買うことになるかもしれないこともわからない。)

だけど、弱った人や余裕のない人は、物事を捻じ曲げて単純化して考えてしまうことがあります。心が弱った人間でも簡単に理解できるように極度なシンプル化をして、物事を具体化してしまうのです。

そうすることで、複雑な物事でも自分の頭の中で解釈することが容易になります。しかし、それはけして完璧な理解とは言えなくて、理解したつもりになってしまっている状態です。(だけど本人は気づかない。)

そして、そのシンプル化する標的となる物事は、自身のアイデンティティーに関わる事だったりするのではないでしょうか。

例の人間の階層については、気にしない人が多いけど、一定数いるようです。しかし、自己肯定感が他の部分に依存できない人間は、他人からの評価としてわかりやすい階層や階級にこだわってしまうのかも知れません。

自分の弱った脳みそでもわかりやすいように、極度なシンプル化して理解することで、自分自身の自信を回復することができるのでしょう。

底辺という存在を(自分の脳内で)作り出し、それがどういうものなのかを設定して、それよりも自分が上位にいるという認識を持たないと、自分自身を肯定することができないのです。(よっぽどつらいことがあったのでしょう。)

世界はもっと複雑で、おもしろいものに溢れているのに・・・それを知ることができない、知ろうとすることがないのはもったいないです。

曖昧な存在であるはずの「底辺」を断定して、思考停止してしまう人間は、ある意味で可哀想なのかもしれません。

まとめ

と、言っても「これは底辺だわ〜」と感じる瞬間は僕にもありますよ。

↑こういう時とかね。

謎の劣等感を感じるけど、うまいよね(笑)

ごめんなさい。僕の勝手な偏見です。

ま、つまりは、社会の階層なんて、どうでも良いってことね。ご飯の食べ方でイメージが変わっちゃうようなものなのだから、実にくだらんです。

「4つの階層がある」と主張する一定数いるであろう人達は、勝手にしてくれれば良いです。どうせ言ってもわからんのですからね。

だけど、僕はその考えは非常に短絡的で、どうでも良いことだと思っています。

一生分かり合うことができない、想像を越えて相容れない考え方の人も世の中にはいるんだなあ〜と思いました。

Copyright© MIKINOTE All Rights Reserved.