MIKINOTE

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美術的視点で考えてみたブロガーのための写真構図術

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このブログを始めてからと言うもの、いろんなブロガーさんのブログを読むようにしています。でも、最近ちょっと思ったのが、「写真に関しての苦手意識を持っているブロガーさん」というのが、かなり多いように感じたことです。

写真というのは、たくさん撮ってしっかりと練習すれば、上手になるものです。けれども、最初の段階で、ある程度の考え方がわかっていないと、取っ掛かりがなくてやりにくいと思っている人もいるかもしれません。

そこで、某芸大出身の僕が、美術的な視点から考えた、「ブロガーのための写真の構図のとり方」について、図や例を交えながら書いていこうと思います。

これさえ理解できさえすれば、非常に簡単に、いい感じの写真を撮ることができるようになりますよ。

写真を撮る上で最も大切な「構図」についての考え方

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ちなみに、僕はブログに使用する写真は殆ど「リコー GR」というコンパクトデジカメで撮っています。(iPhoneで撮る時もあります)

このカメラ、「単焦点レンズ」という種類のレンズが使用されていて、ズームは出来ないのですが、その分だけ画質は非常に素晴らしいカメラですよ。そんじょそこらの一眼レフよりも優れているかもしれないくらいのレベルです。

持ち歩いても全然苦にならない大きさだし、ブロガーのためのカメラとしてはトップクラスにおすすめです。


ブログを書く上で、写真ってすごく重要だと思うのです。いい感じの写真が表示されているブログと言うのは、やはり説得力がありますよね。

とは言え、ブログに載せる写真なんてものは、ぶっちゃけそんなにきちんとしていなくてもよいと思います。逆に素人っぽい写真のほうが手作り感があっていいなあ・・・と思うこともありますからね。けれども、ブログを見る人にとっての「わかりやすさ」というのは非常に重要だと思います。だから、完璧でなくてもいいんだけど、その場の雰囲気が伝わるくらいの写真には仕上げたいものだと思うのです。

そして、そのいい感じの写真をとるための第一歩は『構図』です。

構図とは簡単に言ってしまえば「モノの配置バランス」のことです。カメラを構えた時には、普通だと、画面上のどの場所に何を配置するかということを意識して写真を撮りますよね。

構図がいい感じに成功している写真は、たとえ安いカメラで撮ったとしても、それっぽく見えちゃうものなのです。

写真と言っても、それは平面作品(絵画作品)と考え方はほとんど変わりありません。なので、普通の写真の専門家が考える方向性ではない方向性(だと思う)で、写真の構図について考えてみましょう。

空間のバランスと構図と視点移動

写真の構図と言うのは、基本は、以下の3つポイントだけを意識しさえすれば、バッチリです。

  • 構図の大きさ
  • 空間の量のバランス
  • 視線の移動

構図の大きさ」と言うのは、大きすぎず小さすぎないように被写体を写真に収めることですね。窮屈になりすぎず、かと言ってガランとしていてはダメです。

空間」と言うのは「背景」などの主役になっている部分以外の場所の事をさす言葉です。美術系の人間にとっては「空間」と言うのは作品そのものよりも重要な存在なのです。その「空間の量」を気持ちの良いバランスにすることはとても大事なことですよ。

それと、「視線の移動」と言うのは、その写真を見た時に「どのような順番で目が動くか?」ということですね。基本的には「その写真の中心的存在(主役)」→「準主役」→「背景」という順番で視線が動きます。基本的には1番〜3番くらいまでの中で考えながら撮影すると良いでしょう。

・・・とまあ、こんな感じなのですが、こんな文章だけでは全くわからないと思うので、図解しながら説明していくことにしましょう。

調度良い大きさ

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さて、まずは基本的な構図についての考え方について書いていきます。

上の写真を見てください。みんな大好きダンボーを撮った写真です。ところが、これだと、非常に構図が小さいですよね。

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モチーフに対して、背景(空間)があまりにも大きすぎるのですよね。ブログで商品紹介したい時にちっぽけな商品しか写っていない写真だと、その「もの」の良さが全く伝わりません。

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↑この写真は大きさは問題無いですが、左側に寄りすぎています。これでは何を中心に撮りたいのか明確ではありません。したがって、もうちょいバランスの良い構図に直したいですよね。

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まあ、無難だけど、こんな感じでしょう。上下左右のバランスは悪く無い感じになりました。

これらは、ちょっと極端な例ですが、いろんなブログを見させてもらっていると、意外とできていない人も多いような気がします。上記の構図を直した写真は、写真としてはおもしろい写真ではありません。けれども、普通にそのモチーフの情報が頭にスッと入ってくる写真ですよね。

ブログに載せる写真は基本的にバランスが良くて、見やすければ、普通でいいんです。一番怖いのは、構図が悪くて違和感を感じてしまう場合ですね。

少しでもバランスが悪いと感じたら、トリミング(構図切り取り)して修正しちゃいましょう。

視点移動と写真の中心をどこにするか?

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さて、お次はダンボーを2つに増やしてみましょう。複数の物を写真撮影しようとすると、被写体が一つの時と違って、考えることが非常に多くなってきます。

まずは、「視線移動」について考えなくてはなりません。簡単に言うと、「主役」と「準主役」と「脇役」の3つを決めるというわけなのですね。写真の場合だと通常はピントが合っている場所が主役である場合が多いです。

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まず、上の写真を見ると、最初に一番手前の「ダンボー1」の顔周辺が目に入ってくるかと思います。そして、その次に「ダンボー2」に視点が移動します。そして、最後に「背景3」のどこかに視点が移動しますよね。

この動きを計算するというのは、写真撮影するときでも、絵画作品を作る時でも非常に重要なことなのです。これは後でちょっとずつ書いていきますが、写真を見た時に感じられる「リズム感」に関係してくる部分です。

視線の移動は、場合によっては1〜7(主役→準主役→脇役1→脇役2→脇役3→・・・)とかくらいに複雑な写真もありますが、ブログに載せる写真という意味では、基本的に意識すべきなのは1〜3(主役→準主役→脇役)までくらいでOKです。

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同じ写真でもう一つ図を用意してみました。これを見ると写真の中心部と、主役(ダンボー1の頭部)の場所がずれていることがわかるかと思います。一番見せたい部分であるはずなのに、わざと中心部分からずらして構図を決めているのです。

この考え方も非常に重要で、これは構図や視点移動を単調にしないために、わざと中心からずれた場所に主役となる部分を置いているのです。たったこれだけでも、不思議と心地良い構図の写真であるように見えてくるのですよねぇ。

それと、ピンクの線で書いた『』を見てください。それぞれの長さが全部違っているのがわかるかと思います。これは、『空間の形』が単調なものではないということを示しています。もしも『』が全部同じ長さだったりしたら単調な構図になってしまうところでした。

「1→2→3」の視点移動と、見る人を退屈させないバランスの空間のバランス。これらを自然に意識しながら、写真を撮れるようになれば、相当にレベルアップすることが可能です。

視線誘導と空間の量感

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お次はダンボーを4体に増やしてみた写真です。ここまで増えてしまうと、すっごく難しいんじゃないの?と思うかもしれませんが、基本は今まで同じです。

「主役→準主役→脇役」という順番は変わりありません。ただ、モチーフが多いことで考えなくてはならないのは、どれを主役や準主役と設定するか?という点ですね。

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上の写真だと手前の2体のダンボーが主役と準主役で、その奥の2体が脇役です。そして、脇役に視線が移動したあとは「背景4」に視線が散っていって、その写真が完結するというわけです。

あらかじめ、「見る人の視線をどのように誘導するか?」ということを考えた上で写真を撮影すると、いい感じの構図に写真を作ることができるはずですよ。写真を見る人の見ている箇所を、自分の思うとおりに操ってしまうのです。

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それともう一つ、ちょっと見方を変えた図を用意してみました。これは、上の写真の『空間の量感』を、大雑把に表現したものです。

これを見てもらうと、空間のサイズ感がそれぞれ違うのがわかると思います。

「空間1」が面積的に最も大きくて、その次に大きいのは「空間2」、その次は「空間4」、一番小さいのは「空間3」です。(1〜4の数字は目線が移動するであろう順番です。)

これ、空間の量感の比率が、いろんな箇所を比較していって、なんとな〜く「1:1.6」くらいになると良いですね。まあ、もちろんきっちり定規で計ったりとかする必要はないですよ。ただ、この比率が「1:2」「1:1」とかになってしまうと、途端に息苦しい雰囲気の構図になってしまったりするので、それは避けたほうがいいです。

参考:黄金比 - Wikipedia

これを黄金比と言います。黄金比は、いろんなところに使われている考え方で、この比率を意識しながら物を作ると、なんだかわかんないけど心地良い!という感じのものができちゃうのです。

自然で気持ちの良いバランスなのでしょうねぇ・・・。

「空間の量感」を適度なバランスになるように意識しながら、写真の構図を決めるようにすると、違和感のない構図の写真を撮影することができるようになります。

空間の形状

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この写真、先日このブログのとある記事のアイキャッチ画像として使った写真です。

www.mikinote.com

この写真、ダンボー一体だけを中心に置いている・・・という超絶シンプルな構図ではあります。けれども、なぜかそれっぽいというか、さまになっているような気がしませんか?

もちろん光の当て方とかいろいろと理由はあります。けれども今回、見てほしい点は、「空間の形状」が単調にならないように意識しているというところです。

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上の図を見ると、この写真を構成しているのは「主役」「影」「机」「空間」の4つの要素であるということがわかります。実は、このようなシンプルな設置の写真の場合、主役のダンボー以外の要素というのが重要になってくるのです。

まず、主役以外の3つの要素のサイズ感を見てください。それぞれがそれなりに調和がとれつつも退屈ではない量感となっているのがわかるかと思います。「空間(大)」「机(中)」「影(小)」です。

それと、それぞれの「形状」が適度なリズム感を作り出しているのが良いですよね。影の向いている方向性と、空間と机の角度が、画面の中に「流れ」を作り出しているので、単調な印象が少ないというわけなのです。

ブログを書く時というのはどうしても、一つのものを単品で撮影しなくてはならないと言う時もあるかと思います。商品レビューの時なんかは仕方ないですものね。けれども、モチーフが一つだけでも、それなりにかっこ良く見える写真を撮ることができるのならば、その商品の魅力も伝わりやすいことでしょう。

そのためには、ライティング(照明)やカメラの性能等いろいろと必要な要素はありますが、やはりもっとも重要なのは構図でしょうね。

構図次第では、雰囲気の伝わりやすい写真をいくらでも撮ることができるのです。

昔撮った写真を紹介しつつ説明してみるよ〜

ここまでのところで、この記事で言いたいことの、大体の説明は終わりです。

でもまあ、おそらく、まだまだ「完璧に理解したよ!」というわけにはいかないかと思います。そこで、ここまでの内容を補足する形で、以前撮影した作品の中から、説明するのにわかりやすそうな写真を何枚かピックアップしてみました。

視線誘導を意識した構図

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梅雨の時期に撮った紫陽花の写真です。シンプルな写真なので、これはわかりやすいかと思います。

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左側の紫陽花が主役なので、最初に目が行きますよね。そして、奥の方の紫陽花が準主役。そして主役の紫陽花の葉っぱの部分に行き、最後に背景(空間)部分に視線が散っていきます。

これも1→2→3→空間という順番で視線誘導しているというわけなのですね。


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この多肉植物もピントが合っている場所を起点として、そこから視点誘導するように構図を決めてあります。

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先ほどの紫陽花の写真と違うのは、視線の動き方ですね。紫陽花の写真は、「手前の紫陽花→奥の紫陽花」と移動した後また、手前に視線が戻ってきて、最後に奥の方に行く・・・というイメージです。

その点、多肉植物の視線は右手前辺りから、左奥方向に流れていくようなイメージですね。

だから、2つの写真を見比べるとかなり雰囲気が異なって見えるというわけなのです。

空間の形状と視線誘導の順番と位置。これらが心地よいリズム感となるような構図を選ぶと、被写体の植物の魅力を余すこと無く伝えることができる写真を撮ることができるようになるでしょう。

中心から少しずらした場所に主役を設置する

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これは、以前撮ったポニーの写真です。

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この写真で注目すべきなのは、写真の「定規で測った時の中心」と、「主役という意味での中心」の位置です。

この写真の主役は説明するまでもなく、ポニーですが、その中でも中心となるのは「頭部」ですね。ですが、「頭部」は画面上の中心からは少し外れた場所にあります。

こうして、あえて中心の場所を少しずらした場所に置くことによって、ポニーの胴体や、空間などの「その他の部分」のリズム感が良くなるのです。

ポニーの頭部を始点として、そこからポニーの胴体の毛並み、足先へと移っていき、最後に広めにとってある空間に視線を誘導していくというわけなのです。

だからと言って、画面の端っこすぎる場所に頭部を持ってきてしまうと、今度は視線誘導が上手く行かなくなってしまいます。主役がなんだかわからないと言う状況ですね。だから、画面の中心からちょっとずらすような感覚で構図を決めると良いと思います。


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このコーヒーを淹れている時を撮った写真もそうです。

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コーヒー豆から出てくる泡の部分を中心として、そこから視線を誘導していくという仕組みです。けれども、写真の中心は構図の中心ではないのです。

写真の中心(主役)となる部分から始まる物語を綴っていくような感覚で、写真を撮ると良いのかもしれませんね。

単体の物を撮る時の工夫

ブログを書くときに載せる写真と言うのは、基本的に作品としての素晴らしさを求められているわけではないです。けれども、あまりにも単調すぎるとそのものの魅力が伝わりにくくなってしまいます。

そこで、単体の物を撮る時などはちょっとした工夫をすると、普通に撮るよりもいい感じの写真が撮れちゃうかもしれませんよ。

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これ、クラフトハサミを撮った写真ですが、あえて「手で持って」写真を撮ってみました。

余計なことをすると、わかりにくくなってしまう・・・と言う考え方もありますが、そうとも言い切れないのですよ。なぜなら、空間の単調さを解消できるかもしれないからなのです。

というわけで、ハサミを手で持って写真を撮っただけではあるのですが、なんというか写真全体の充実感があるような気がしませんか?

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図を見てもらうと、「ハサミ」と「手」と「空間」、これらの形状とバランスに抑揚が生まれていることがわかるはずです。

これも、空間の形状や量感に気を使った結果です。ホント、場合によるのですが、一つだけの商品を撮影するときなんかは、手で持つとか、背景に布を敷くとか、台の上で撮影するとか、何らかの工夫をすると、それだけでグッといい感じの雰囲気の写真になるかもしれませんよ。

「手で持って撮影」というのは、被写体のサイズ感もわかりやすいので、おすすめですよ。

魅力的に感じたものを大きく写す

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↑去年、松本城に行った時の写真です。写真を見てもらうとわかると思うのですが、空がめちゃくちゃ綺麗だったのですよね。

なので、この写真に関しては主役の松本城よりも、「空」の魅力も伝わるような構図にしてみました。明らかに「空」の割合が大きいのはそのためです。

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図解するとこんな感じですね。流石に主役は「城」なので、最初に目がいくのはそこですが、次に視線が移動するのは「空」の部分です。

この日は、雲がおもしろい形だったので、これだけ「空」の部分を大きめにとるような構図にしても、一枚の写真として、全く破綻していないということがわかるかと思います。

最終的に奥の方にある「街並み」に視線が誘導されていく構図ですね。

魅力的だなあ〜と感じたものは、思い切って、大きめに写すと、ブログに載せた時にその時の感動を、より詳細に伝えることができるかもしれませんよ。

料理はプレートの上で世界が完成している

ブログに載せる写真というと、「料理の写真」は外せませんよね。けれども、特に飲食店で出てくる料理と言うのは、プレートの上で世界観が完結している場合が多いのです。

まあ、料理人が自分の「作品」として、提供しているものなのですから当たり前なのかもしれません。

だから、料理の写真を撮るときには、素直にそのものの様子がわかりやすい構図を選ぶのが良いでしょう。

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ウインナー、ジャガイモを中心に、それぞれの食材が非常におしゃれな感じに配置されています。だから、できるだけ立体感がわかりやすい角度で撮影してやるとかそういったことが重要になってきますね。

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けれども、ここでも空間の形状と量感は強く意識をするべきですね。画面いっぱいにまで料理を入れちゃうとそれはそれで窮屈なことになってしまいます。最も、大事なのは料理の印象が伝わりやすい写真なのですから。

適度な空間を周囲に確保しつつも、その料理の美味しそうな雰囲気が伝わりやすいような構図を選ぶべきです。


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ラーメンなんかは、もっとシンプルです。丼の中だけで、一つの世界ができているからです。

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すっごく適当ですが、番号もつけておきました。

「ねぎ1」→「チャーシュー2」→「玉ねぎ3」→「海苔4」→「麺(手前)5」→「たまご6」→「麺(奥)7」

とまあ、この写真だと、視線の流れはこんな感じになるはずです。言ってしまえば、ラーメンというのは丼の中で物語が完結しているというわけです。だから、画面の中が、めいっぱいになるくらいの大きめの構図にしたほうがラーメンの魅力が伝わりやすい写真が撮れる可能性が高いですね。

「料理」というのも、ブログでは必ずと言ってよいほど、写真を撮りたくなる被写体だと思います。だから、バランスの良い構図を自然に素早く撮影できるように、何枚も撮りながら練習すると良いかと思いますよ。

まとめ

以上、かなり簡単ではありましたが、僕がいつも写真を撮る時に意識している「構図を良くするためのポイント」を説明してみました。

まあ、あんまり小難しい事を言っても、結局は何枚も写真を撮って練習しないとうまくはならないのですけどね〜。ここで書いたような事をなんとなくでもいいから意識しながら、カメラを触ると、上達するのも早いはずですよ。

理屈を理解しながら写真を撮ると、より効率の良い練習が出来ます。それを継続していけば、自然にステキな構図の写真を撮ることができるようになるのも早いはずです。

直感だけで、正確な構図を選ぶことができるようになれば、完璧ですね。

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構図が良い写真が自由に撮れるようになると、途端にシャッターを切るのが楽しくなりますよ。自分の写真が、自分の目からでも、非常にいい感じに見えるようになるからです。

ブログに載せる写真は、「写真作品」ではありません。写真と文章を組み合わせることで、内容を伝えることができれば十分なのです。だから、色調補正だとかもガンガンやってしまえばいいし、微妙だな〜と思った構図をトリミングして直してしまってもOKです。(写真ブログをやっている人は別ですよ。)

特に最初は、瞬時の判断で最適な構図を選ぶことは出来ません。だから、どんどん写真を撮って、トリミングをして、見やすい構図とは?というものがどんなものなのか勉強すると良いでしょう。

写真の構図は、絵画、イラストレーション、もっと言うと、デザインポスターなどとも基礎的な部分の概念は一緒です。だから、「写真の構図テクニック」みたいな本、またはサイトでよく見かける「日の丸構図」「トンネル構図」「三角構図」というようなよくある方向性ではなくて、「美術の基礎的」な視点からアプローチして説明をしてみました。

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