MIKINOTE

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最近のApple製品はWindowsよりも消耗しないけどただそれだけである

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僕は、Apple製品が大好きです。大好きではありますが、最近のApple社の製品に関しては、いろいろと思うところがあります。

というのも、最近のAppleの魅力というのは、一昔前のものとは性質そのものが変化してしまったように感じるのです。使っていると便利だし、かっこいいんだけど、ただそれだけっ!て感じなのですよね。

最近発売された、変なデザインのバッテリーケースの発売で、それが確信に変わりました。

www.apple.com

↑これ、すっごいダサくないですか?こればっかりは、初めて画像を見た瞬間は、我が目を疑いましたよ。今までのAppleらしい、デザインのシンプルさがないのですよね。

現在のApple社は、独創的で革新的な製品を生み出す企業であるというイメージはありません。そこそこ、小洒落ていて、普通に質の良い製品を売っている会社っていうイメージです。まあ、それでもなんだかんだ言って、非常に優れた製品を作っているというのは、変わりないのですけどねぇ。

Appleの製品に対して、一昔前のような、感動を感じることはなくなりました。けれども、だからと言って、他のものを使うのか?と聞かれたら、「代わりがない」と答えるしかないというのが現状なのかなと思っています。

<目次>

最近のアップル製品について思うこと

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我が家には多くのApple製品があります。

いつもiPhoneを持ち歩いているし、外で音楽を聞くときはiPodClassicを未だに使っています。そして、このブログもiMacで書いているし、サブマシンということでMacBookProも使うことがあるし、ちょっとした絵を描くときはiPadを使い、自宅のWifi環境構築にはAirMac ExtremeとAirMac Expressを使っています。

もはや、Apple信者と言っても差し支えないくらいに、Appleに関係する製品に囲まれて生活をしております。ですが、最近はちょっとした違和感を感じることが多くなったように思います。

以前のAppleのイメージは、独創的で革新的な感動を提供してくれる企業というイメージでした。けれども、現在はそうではないと思います。

最近のApple製品も悪くはないと思うのだけれども・・・便利なのだけども・・・ただそれだけという印象なのですよね。

【純正】Smart Battery Case

今月の初旬に発売となったApple純正のiPhone6S用のバッテリーケース。

巷で言われている通りに、僕も、ダサさを感じさせるルックであると感じました。やはりあの「段差」はいただけないのではないかと・・・

www.danshihack.com

でも、実際に使ってみるとそんなに悪く無いらしいです。上記のリンク先のサイトによると、むしろ「最高」らしいです。


気になる点はいくつかあるものの、iPhone 6s用バッテリー内蔵ケースとしては最高です。

使ってみて実感するのは「iPhone用のバッテリー内蔵ケースとしては非常に高い評価ができる製品だ」ということ。

【レビュー】意外と良いぞ!純正iPhone 6s用バッテリー内蔵ケース「iPhone 6s Smart Battery Case」 | 男子ハックより引用)


充電もライトニングケーブル一本でできちゃうし、充電容量の管理も自動でやってくれるとのことです。たしかに、大きさとか重さに関しては、使っていくうちに慣れていくのでしょうね。デザインのダサさも毎日見ていたら、見慣れていくものなのかもしれません。ケースの取り外しも道具なども必要なく、スムーズに行うことができるとのことです。

けれども、個人的には、このケースが登場したという事実は、やはりAppleの性質そのものが変化したという事を感じました。

なぜなら、今までのAppleの「完璧なこだわり」が感じられないからです。

Appleのイメージの変化

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「完璧なこだわり」と書きましたが、なにも、Appleの今までの製品が完璧だったという話ではありません。その製品を開発している時点での技術で可能な範囲でのチャレンジングな部分だとか、その時点での最高の機能とデザインにしようとか、そう言った努力が半端なかった、という話です。

僕が思う、Apple製品のイメージは、簡単に言うと・・・

  • 昔→「革新的で独創的な製品」
  • 今→「普通に質が良い製品」

・・・みたいな感じです。

さっきも書いたけど、僕はApple製品はたくさん持っています。信者と言っても過言ではないくらいかもしれません。

そんな盲目的な部分もある僕ではあるけど、昔と同じような魅力は今のAppleには存在しないと思います。

世の中を変える力がない

かつてのAppleは、文字通り世の中を変える力を持った企業だったのだと思います。

例として、iPhoneの登場などが挙げられます。iPhoneがさきがけとなって、徐々に世の中の携帯電話のほとんどがスマホに変わってしまいました。最近は電車とか乗ると、みんな、ずーっとスマホいじってますもんね。なんかあると、すぐに写メで撮ってSNSにアップしたりとか・・・。ちょっと前から考えたら、ものすごく異様な光景ですよね。

それに、iPadの登場なんかもそうですね。当初は「ホントにこんなの何に使うの?」というふうに思っていたけれども、いつの間にかiPadを始めとした、タブレット端末というものが市民権を得ています。寝る時とかに枕元に持っていける手軽さが意外と便利なのですよね。料理しながら、ちょっとした動画を見たりとかできるのも便利です。

これらの製品は、確実に、世界の価値観を変化させるレベルの逸品でした。

けれども、最近のApple製品には、そこまでのインパクトは存在していないと思うのです。

AppleWatchとかも、話題にはなったけど、あまり普及しているという感じがないですよね。まあ、AppleWatchを持っていない僕が言うのもなんだけど、何に使うのかイマイチよくわからない雰囲気が未だに漂っている印象です。

iPadProとかは、まだ先月発売されたばかりだから、これから可能性があるかもしれないけど、そこまで多くの人に需要があるとはどうしても思えません。ティム・クックさんが言うように「パソコンが不要になる」というほどの、万能性と革新性がある製品ではないと思います。

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個人的には、絵とか描くのには便利そうだから欲しいといえば欲しいのですけどね、iPadPro。Apple Pencilとか、すごく便利そうです。

でも、近年発売になった、これらのAppleの製品には、世界を変える程のパワーを持ち合わせているとは、どうしても思えないのです。

今でもApple製品を使っている理由

いろいろと思うところがありつつも、今でも僕がApple製品を使っている理由は、なんだかんだ言って便利だからですね。

かつてのような感動はないけど、ほとんど全てのアップル製品は、ストレス無く、非常に快適に使うことができます。

iPhoneとかだって、好きな人も嫌いな人もいるかもしれないけれども、すごくいいかんじですよ。

・・・でも、実は、iPhone6のデザインは細かい点で、個人的には納得いっていないです。正直言って、ちょっと野暮ったいと思える見た目だと感じる部分もあったりします。

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↑iPhone6を手に入れた日に撮った写真。なんというか、実物を見た時から、「スリット」みたいな部分に違和感を感じていました。iPhone6の全体の調和を乱す要素だとかんじるのですよねぇ。

まあ、普通に使うには、軽快な動作で快適だし、ディスプレイも美しいので気に入ってはいます。

以前、アンドロイドのスマホを友達にいじらせてもらったことがあるのだけれども、非常に扱いにくかったのですよね。慣れてないせいもあるかもしれないけど、なんか、スムーズさが足りない感じでした。

自宅で、無線LANを使用するために買った、AirMac ExtremeやAirMac Expressなんかも非常に素晴らしいです。MacやiOSのアプリ「AirMacユーティリティ」を使えば、他社の無線LANよりもずっと簡単に使うことができるところまでいけます。無線LANの拡張とかも驚くほど簡単に設定できます。Wifiの安定感も良いと思います。

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Apple純正のMagic Mouseなんかも使っているのだけど、イラストレーターとかのデザイン系のソフトを使うときなんかは、上下左右にシームレスに動かせるので、非常に使いやすいです。ブラウジングの時もジェスチャーが使えるのもポイント高いですよ。

とにかく、Apple製品は、使っていてストレスがないのですよね。これは実際に経験してみないとわからない部分かもしれないですが、一度使うと他には戻れない便利さを感じております。

MacかWindowsか?

MacかWindowsか?という論争は昔から絶えないですよね。

でも、僕は断然Mac派です。

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↑現在使っているiMacが届いた時に撮った写真。梱包の完成度の高さには感動しました。

そんな僕も以前はWindows使っていた時期がありました。学生時代、初めて買ったパソコンは富士通のノートPCでしたからね。(なつかし〜!)

以前の仕事場でも、エクセルとかバンバン使わなくちゃならない業務をしていました。もちろんWindowsのマシンでです。だから、Windowsには普通に使えるし、慣れています。

でも、Macの便利さは一度使ったら抜け出せません。今現在の、僕のプライベートなパソコンの利用方法だと、Macの方が何かと有利なのですよねぇ。

例えば、僕は写真をよく撮るのですが、撮った写真はMacの「写真アプリ(iPhoto)」で、すご〜く楽ちんに写真管理できます。Windowsの人はどうやって、写真管理してるのだろう?Windowsって、あまり良い写真管理ソフトがないですよね。

それに、細かいところでの動作が非常に自然で、使っていてストレスを全く感じないのも良いです。バックアップなんかも、外付けHDDを繋げばそれだけで、Time Machineで自動でやってくれます。

もっと言うと、Macは、壊れるときは壊れるけど、故障しにくい気もします。2011年に買ったMacBookProも今でも普通に使えていますしね〜。

Macの良い所を挙げていけばきりがないけど、全体的に見て、洗練された機能を持ち合わせているマシンだと思っています。

けれども、「MacかWindowsか?」という論争はものすごく不毛な争いで、結局は用途と好みで決めるしかないのですよね。

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エクセルとかのマイクロソフト系のソフトはWindowsでやるのが、絶対におすすめです。MacでもOfficeは使えるけど、別物だと思っています。シートだとかが大量にある巨大なエクセルファイルとか開こうとすると、Macだとフリーズしたりとか、とんでもない時間がかかったりしますからね〜。細かいところでの、使い勝手もWindowsの方が圧倒的に有利です。

ゲームをする人なんかも、当然、Windowsにすべきですよね。他にも多くのソフトウェアがWindowsでしか使用することが出来ません。

ゆえに、それぞれの用途に応じたPCを使えば、それで良いというわけですね。

Macはストレスを感じにくいPC。ただそれだけ

ここまでで、何が言いたいのかというと、MacとWindowsのPCの差なんて、そんな程度だっていうことです。

個人的な意見としては、Windowsは何かとトラブルも多くて、直感的に操作しにくかったりして、消耗することがあるけど、Macはそれを感じにくいだけということです。

双方に利点はあるけど、細かい部分の利用者への気の使い方はMacの方が優れていると思うのです。ただ単に、ブラウザで調べ物をするだけとかのどちらでもできるような使い方をするだけならば、Macの方が断然便利です。ストレスフリーにインターネットを楽しむことが出来ます。ウイルスも少ないですしね。

Macは、基本的な操作を非常に直感的に行うことができるのですよね。それが最大の利点だと思います。むしろ、パソコンを初めて触るような初心者などはMacを使うほうが入りやすいと思うのですけどねぇ。

だけれども、現行のMacが革新的な製品であるとは、到底言えません。「普通よりもちょっと良い感じかつ、スタイリッシュに使えるパソコン」って言う印象です。iMacにも、MacBookにも、かつてのAppleのような世の中を変えるレベルのインパクトは存在していません。

僕が自宅で使っている5KディスプレイのiMacだってそうです。

ディスプレイの大きさと精彩さは本当に素晴らしいし、動作も非常になめらかで、なんにも不満はありません。けれども、しばらく大きな変化のない使い古されたマシンを使っているような感覚なのですよね。

すご~く良い製品なのだけど、ホントにただそれだけ!って感じなのです。

ダサさを感じるのはなぜか?

www.mikinote.com

↑先日、「日本の家電がダサい」という記事を書いたのだけど、最近のAppleは少しだけ、日本の家電デザインと同じ種類のダサさを感じることがあります。

非常にわかりやすいのが、やはり例の純正バッテリーケースですね。機能的な面は良いのだけど、ビジュアル的には微妙だったりします。なぜそこで妥協してしまったのか・・・。なんか、煮詰まっていないアイデアを商品化しちゃったような印象です。

AppleWatchなんかも、将来的な可能性を感じさせるものではあったけど、時計なのにバッテリーが1日持たないという致命的な欠陥があったりしました。AppleWatchは見た目的にはそこそこかっこいいと思うのですが、トータルで考えるとものすごくダサいです。スマートじゃないのですよね。

なんというか、最近のアップル製品は日本の多くの家電みたいな、性能と見た目のアンバランスさを感じるのですよね・・・。製品全体を眺めて、どこかが良いけど、どこかが微妙だと言うのでは、デザイン的にはやはり「ダサい」と言わざるを得なくなります。現在のAppleには、かつてのような完璧なこだわりが感じられないというのはそういうことです。

それでもApple製品を使い続ける理由

それでも僕は、これからもApple製品を使い続けると思います。だって、なんだかんだ言って便利ですからね〜。

「使用時のストレスの無さ」は、PCでも、音楽プレーヤーでも、無線LANの親機であっても、他社の製品には存在しないものだと思っています。

例の、ダサい見た目の純正スマートバッテリーケースは、道具として考えたら、非常に優れているらしいです。装着したまま同期したりとか、ライトニングケーブルでそのままバッテリーも充電できたりとか、利便性に関しては確かに良さそうですよね。

だけれども、見た目的な野暮ったさとかどうしても感じちゃうわけだし、僕にはどうしても、これが、かつてのApple製品と同じであるとは思えません。

もちろん、製品をデザインする際には、利便性を大事にするために、ちょっとしたかっこよさを我慢しなくちゃならない時があるのというのは、なんとなくわかります。

でも、昔のAppleだったら、利便性と、かっこよさを両立させるような、奇跡的なアイデアを、このバッテリーケースに盛り込んできたのではないかなあと思うわけなのです。その期待があったからこそ、みんな、あのケースの事を「ダサい」と言ってしまうのではないでしょうか。

世界でもトップクラスのかっこ良さを売りにしていたはずの企業である、Apple社の妥協のなさを、あの純正バッテリーケースからは全く感じないのですよね。

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正直言って、ジョブズさんが生きていた頃の、新製品発表の度に感じていた感動と驚きを、今のAppleからは感じることが出来ません。

けれども、(今はまだ)他社の製品よりも優れているものが多いというのは、事実だと思います。なんだかんだ言って、Macなんかは使っていて、Windowsよりも消耗しないですものね。iPhone6なんかも、見た目的に若干の不満はあるけど、スマホとしては非常に調子よく使えています。

これだけMacやiPhoneやiPod等に依存しながら生活をしていると、もはやよっぽどのことがない限り離れなられない、というのが現実です。

もちろん、MacやiPhoneでは使うことが出来ないアプリやソフトがあるというのは事実です。まあ、万が一それを使わなくちゃならない時が来たら、Windowsやアンドロイドを乗り換えれば良いのかなと思います。

まあ、今のところはそれはないし、今のところ我が家にあるApple製品達は故障したり不具合のあるものはないので、しばらくはその財産を使い続けることになるでしょうね。しかし、将来的に、他社の製品のレベルが上がって、Appleのレベルが下がるようなことがあればどうなるかはわかりません。

なんというか、非常に微妙な気分なのですよねぇ・・・。

まだまだこれからも、Appleにはお世話になると思うけど、最近のAppleは「普通に良い」というだけの会社、というイメージなのではないか?という話でした。

まとめ

ここ最近のApple製品には、違和感があるものが多い印象がありました。そして、その感覚は、今回の純正バッテリーケースのビジュアルを見て確信に変わりました。

まあ、良くも悪くもAppleがその辺にある普通の企業と同じ土俵に立っただけと言うだけかもしれませんね。なんだか、複雑な気分ですが、それも時代の流れなのかなと、半分あきらめのようなものを感じたというわけです。

技術的にも、デザイン的にも、新しい物が生まれにくくなっている時代なわけだし、寂しい気持ちでいっぱいだけど、仕方のないことなのかもしれません。

願わくば、これからも、ファンに感動を与え続けてくれるAppleであり続けてもらいたいものです。

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