このブログは、僕、「三木崇行(みきたかゆき)」のブログです。もちろん実名です。過去記事で何度か顔出しもしてます。
でも、実名でブログを書いていると、デメリット的な部分というのもけっこう感じることがあるんですよ。
例えば、知り合いの悪口なんかは絶対に書けません。「先週、打ち合わせで会ったAさんがムカつく!」とか「いつも行くコンビニの店員さんに変な奴がいる!」みたいなことは、「Aさん」とか名前をはぐらかしたとしても、関係者に読まれたら絶対にバレます。そのコンビニの店員がたまたまブログを読んでてもアウトです。
だから、過度にネガティブなことは基本的に書けないんですよ。実名ブログは、書ける内容に制限がかかるというのがデメリットなんですよね。
だけど、最近ちょっと思ったことがありまして、それは他人の批判などの、ネガティブな内容を不用意に書けないことが逆にメリットなんじゃないか?ということなんですよ。
「誰に読まれても問題ないような明るくて健全なブログを目指す」という意味では実名ブログも良いもんだと思いますよ。
実名ブログで明るく健全なブログを目指そう
ブログを書いている人って、ほとんどの人が匿名でブログをやっていますね。僕みたいに実名でやってる人はごく少数なんじゃないかなあ・・・
やっぱりね、日本では、ブログを含めて、ネット上の活動というのは「匿名でやるもの」という意識が根強いというのはあるんでしょうね。
それに、実名だと「自由にブログを書けないかも?」という思いもあるのかなと思います。それは、そのとおりだったりします。
毎日読むなら楽しいブログ
ブログは書く方も読む方も楽しいのが良いですよねぇ。
なんかね、特に、はてなブックマークの人気エントリーとかで話題になるようなブログ記事にその傾向があるんだけど、書いてある内容がすっごくネバネバしてる記事が多いんですよ。
まあ、ネバっこくてネガティブな内容だったりしても、タイトルに釣られて読む時は読むんだけどね。大抵の場合、読んだ後、ちょっと暗い気持ちになったりします。
他人への過激な批判ってのは、コンテンツとしてはおもしろいです。だけど、それは一過性のものだったりするんですよ。
たまたま見かけただけだったら、他人の不幸とか、バトルを垣間見ることが出来て楽しめるかもしれないです。しかし、それを継続して読もうとは思いませんよ。ネバネバしていて毎日食べたいのは納豆だけで十分だからです。
毎日読むのならば、読んでて楽しい気分になる記事の方が好きだなあ。
いろいろ書きたいことはある
僕も人間だから、生活していると、いろんな方面にいろいろと文句言いたい出来事に遭遇することはあります。いや、かなりあります。
だけど、このブログは実名でやっているので、特定の個人や、団体に関する批判は書けません。特に身近な人の事は気をつけて書かないとヤバイです。友達なくします。
報復も怖いです。「〇〇という団体の人が家に来て勧誘してきた」とかみたいな、日常的に起こりうるちょっとした不快な出来事を書くのもオススメできません。実名顔出しだと、うっかりすると「あっこの人、あの家の人だ!」と変なことを書いたことがバレる可能性があります。
そうなると、最悪の場合、カルトな狂信者が毎日のように家に来て、熱い思いをぶつけてくることになるかもしれません。
本当は、4000円で記事を売って話題になっているこじらせ女子の人とかのことも4000文字以上の批判を書きたいところだけど、はっきりとは書けません。でも、命を雑に扱っているあれには腹が立った。
とにかく、実名を晒している以上は、誰かに読まれて恨まれるかもしれない記事はうかつに書けないってことなんですよ。
本名を出してブログをやるとしたら、様々な方面に配慮しつつ情報発信していかないとダメですね。
ネガティブ過ぎると引く
でも、他人の批判はダメでも、自分への批判はそこまで悪くはないとは思うのですよ。自分で自分を傷つけるわけだから、誰に文句言われるわけでもないですからね。
少なくとも、誰かに怒られることはないと思う。
だけど、それもあまりにも度を越してネガティブすぎると、それを読んでる人は引くんですよ。
一般的には、誰かのブログの読者になって、そのブログを継続して読む理由って、ポジティブな気持ちを受け取るためなんじゃないかなあって思っています。
だから、読んでてネガティブな気持ちになる記事はちょっと嫌かな・・・。たまたま自分が共感できる内容だったらいいんだけどね。(個人的には、マイナスな感情には共感できることも多いから、そういう意味で好きなブログもあります。)
あまりにも毎回シリアスすぎたり、倫理的に人が不快感を感じるような内容の投稿は避けたいところです。ドロドロしすぎていると、徐々に周囲から人がいなくなったりする。
ゆえに、読んでて「楽しい!」とか「役に立つ!」とか、プラス方向の感情を感じられるブログの方が、ファンも増えやすい気がします。もしも、多くの人に読んでもらいたいのであれば、読んだ人が幸せになるような内容の記事を書くのが無難ではあるかと思います。
まあ、ネガティブな内容の記事で一般的な読者が「素直におもしろい」と感じられるのは、ほどほどなところまでってわけですよ。
「うんこ踏んだ。つらい。」くらいだったら笑えるし、安心して読めます。
無理やりポジティブになれる
そして、他人への批判は下手に書けない・・・となったら、ブログに書く内容ってのは必然的に楽しい内容のことを書くようになってくるんですよ。
僕も攻撃的で批判的な内容を書きたい時もけっこうあったりします。(いや、つい書いてしまった時もけっこうあるんだけどね。)
だけど、僕は実名でブログを書くことで、その衝動をグッとこらえて、変な内容の記事を書けない状況に自分を追い込んでいるというわけですよ。そうなると、自然とブログにポジティブな内容の記事が増えてくるんですよね。
毎回、人に負の感情を植え付けさせるような方向性のブログは、実名ではきついです。そこまでの勇気はないっす。
僕もね、性格的に、けっこうネガティブなところもあったりする人間なんですよ。だから、もしも匿名でブログを書いていたりしたら、タガが外れて、最高にネバネバドロドロしたブログを書いていたかも知れません。なので、本名を出して、強引にでもポジティブな方向に持っていけるってのは、自分には合っていたのだろうなと思うことがありますよ。
たまに批判を書くと説得力ある
でもね、あまりにもポジティブなことばかり書いているブログってのも、おもしろくないっちゃおもしろくないのですよ。
「あれもオススメ!それもオススメ!あの店もこの店も全部オススメ!」ってなると、今度は信頼度が下がってきます。それは何でかというと、人間なんだから、好き嫌いがあって当然だからです。
好き嫌いがあるはずなのに、それをブログで表現しないということは「本音を書いてない」という印象を読者に与えてしまうことにもなりかねません。人間臭さが全く感じられないブログは、読むと違和感を感じますから。
だから、たまには素直な気持ち全開で、ネガティブで批判的な内容も書くべきだとは思います。書いている人のリアルな気持ちが感じられないブログは、読んでても楽しくないですもんねぇ。
さらに言うと、「毎回批判的内容を書くスタイル」よりも、「たま〜にネガティブなことを書くスタイル」の方が、その内容に関しての説得力があるんじゃないかと思います。「いつも楽しいことばかり書いている人なのに、急にこんなに批判的な内容をブログに書くなんて・・・やばい、めちゃくちゃ怒ってる!」ってな感じに、読者は感じるはずだからです。
いつもはおとなしくて温和な人が突然キレるとめちゃくちゃ怖いじゃないですか?あれと同じ理論です。
さらに言ってしまえばハンターハンターの「制約と誓約」みたいなもんですよ。「批判的内容を簡単には書けない」という制約と誓約で、いざというときは限界以上の威力が出ます。(たぶん)
たまに思い切ったことを書くと、こうなる。
まあ、実名でブログをやっていくと言うのも悪いことばかりじゃないって言うことですね。自由に書けない部分が出てくるのは確かだけど、匿名でしか書けないようなことなんか書かない方がいいんですよ。
どんなことを書いたら、バランス的に良い感じのブログになるのか?ということを考えるのが大事ってことだと思います。
まとめ
ネガティブで批判的で攻撃的な内容の文章も、どうしてもブログに書きたくなる時はなるんですよね・・・で、そんな時は、書ける内容であれば書きますよ。
だけど、その場合はよく考えてから書かなくちゃなりません。ちょっとしたミスで、現実の自分自身にも影響が出る可能性も否定出来ないからです。だから、冒険しなくちゃならないようなことは、なるべく書かないようにしています。
少なくとも、自分の身の回りの人の悪口は絶対に書けないですね。今後も、有名人や企業の批判をすることはあるかもしれないけど、少なくとも自分の身近な人の悪口だけはダメ。絶対。
だって、誰が読んでるかわからないですからね。実名ブログで下手なこと書いたら、間違いなく関係者にバレますから。
でも、悪いことばかりじゃなくて、ネガティブな内容になり過ぎないで済むっていう利点もあるんですよ。だから、実名ブログは、ブログ全体の雰囲気がネバネバドロドロしにくいということは言えると思います。
そういえば、実名顔出ししてのブログ運営は信頼度が増す・・・なんて話もあるんだけど、それはもはや、なんとも言えないかなあ。何しろ、最近はいろんな人がいますからねぇ・・・。
とにかく「不用意にいろいろ書けない」という意味で、実名ブログは逆にそれが良い部分でもあるんですよ。
まあ、いろんな意味で頭おかしくなっちゃってる人には通用しない理屈なんだけどね。
- アーティスト: CADILLAC CLASS
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