はてなブログで、この新しいブログを開始して1週間近くが経過しようとしています。WordPressからはてなブログにプラットホームを移したことで、気持ちを新しくしてスタートすることができて非常に楽しいですよ!
ところでここ最近、こうしてブログを新鮮な気持ちで書いていたりとか、他の人のブログをあらためて読ませていただいたりしていると、ちょっと感じることがあります。それは、ブログというのは、病んでる人や人生に悩める人が行き着く終着駅のような場所なんじゃないかな〜ということです。いろんなブログを見ていると、うつ病やニートをテーマにしているブログというものがものすご〜く多いということに気付くからです。
僕自身も、このブログの前にやっていたブログを始めた時は、かなり・・・いや、ものすごく病んでいた時期でした。そんな時に自分を救ってくれたのがブログというものの存在だったのです。
ブログは良いものですよ〜。特に、つらいことがあって、病んでしまったり、自分の人生に自信を持てなくなった時などには、気軽に始めることができる数少ない有効な治療の手段の一つだからです。
「うつ病」や「ニート」をテーマにしてブログを書いている人が多い理由
先日書いた記事でもちょこっとだけ書いたのですが、僕が以前書いていたブログを始めた理由の一つは、いろいろとつらいことが重なってしまって精神的に疲れてしまったから・・・という理由があります。今思えば、当時は心療内科に行って薬をもらったりとか、すごく大変な時期でしたね・・・
それについての具体的なことは今回の記事の主題ではないので書きませんが、僕と同じくブログを始める人って、そういう「病んでる人」が多い気がするのです。精神的な病気の人もいるし、身体の方の病気の人もたまに見かけます。そう言った人のブログは、人それぞれの好みの問題は別として、おもしろいブログを書いている人が多いです。
ブログって、人生に疲れたり、行き詰まったりした人のためにある場所なのだと個人的に思っています。だからこそ、ブログというものに本気で取り組むことができるわけだし、情熱を感じる興味深い記事を書くことができるのだと思います。
ニートブロガーとうつ病ブロガーがたくさん!
せっかくはてなブログデビューをしたわけなのですから、「ニート」とか「うつ病」というワードと「はてなブログ」を組み合わせて検索をかけてみたらどうなるかやってみました。そしたら、びっくりするくらいに多くのブログがヒットしましたよ。
↓「ニート はてなブログ」の検索結果
asamegasametara.hatenablog.com
↓「うつ病 はてなブログ」の検索結果
http://hugmyu.hateblo.jphugmyu.hateblo.jp
検索結果で出てきたブログを上から順に見ていくだけでもこれだけあるのです。でも、もちろんこれらは氷山の一角に過ぎません。
ちなみにGoogle検索で、「ニート はてなブログ」で約 322,000 件、「うつ病 はてなブログ」は約 970,000 件 の登録がありました。数えきれないくらいの人が、そう言ったテーマでブログを書いているのかと想像すると、ゾッとしてしまいますよ!世の中狂っているのかもしれません。
はみ出し者が集う場所
僕もそうなのですが、「ニート」とか「うつ病」の人って、言ってしまうと「はみ出し者」なのですよね。
何故かと言うと、「普通」と呼ばれる人達が進むような人生を送ることができていない・・・もしくは順応できないというわけなのですからね。普通に就職したりとか、普通の生活をおくるということが、何らかの理由で困難なのです。完全に社会という枠からはみ出してしまっているというわけですね。
人は、周囲の人間や、社会の仕組みと合わせることが出来ないと、うまいことやっていけないものなのです。集団に適合できないとそれだけで、弾圧を受けたり、そうでなくても本人にとっては大きなストレスになってしまいます。だから、運が悪いと病気になったり、職を失ったりしてしまうことになってしまうのです。また、精神的な病気を患ったおかげで、ニートになってしまった・・・という複合的な要素を持っている人も多いはずです。
ゆえに、「精神的な病気」と世間的に呼ばれるものと、「ニート」ってすごく密接な関係にあると思うのです。
(誤解があるといけないので少し補足しますが、うつ病の方は先天的にとある脳内物質が分泌しにくいなどの理由で、精神の病気を患ってしまうと言う場合もあるそうです。なので、一概に本人の気質のせいでうつ病になってしまうと言うことはできません。)
ともかく、そういった状態になってしまうと、何事もうまくいかなくなってしまうものなのです。人付き合いもそうだし、そんなに難しくないはずの単純な仕事だったとしても失敗が続いたりとか、とにかくろくなことがありません。
実際に何もかもがわけがわからない状態になってしまうと、何か新しいことを始めるということに対してもものすごいエネルギーを使わなくてはならないのですよねぇ。しかし、そこまで行ってしまうと、そんな体力は残っていない、というのが現状なはずです。
僕も経験あるのですが、鬱で一番ひどい時は、冗談抜きで何もかもやれない状態になってしまいます。これは、健康な人には全く想像できないかも知れないですが、本当にベッドから起き上がることすらも難しいという意味です。だから、部屋とかも片付けられなくて、散らかりっぱなしになってしまいます。ほんのちょっとでも、めんどくさいと思ってしまうようなことは無理なのです。
まあ、そうなってしまうとしばらくは仕事に復帰するのも無理ですよね。でも、困ったことに何もしないというのは、それはそれでまた不安感があるので、焦ってしまいます。そして、余計に悪循環になってしまったりとか・・・
つまり、手詰まりな状態なのですよね・・・
自分自身を見つめなおそう
人生やその他どんな小さな事柄でも、「行き詰まる」という状態は、いわば自分自身を見失っている状態でもあるのです。つまり、自分がどんな人間なのか?とか、どのような事を目標として生きてきたのかがわからなくなってしまっているのです。もっと言うと、自分が何者なのかわからなくなっている状態とも言えますね。
自分のことが何者かわからないなんて言うのは、本当に怖いことだとですよね〜。ですが、そういう恐ろしいことが、どんな人でも人生の中で一度や二度くらい起こってもおかしくないのです。
そんな時に、自分自身を見つめなおすためのツールとして「ブログ」というものは最適だと思います。なぜなら、ブログというのは書いている人の「日常」「興味」「得意分野」などについて綴るものだからです。それって、その人の特性だとか、普段思っていることなんかを文章という形にして放出する行為だと思うのです。
人間の考えている事を具現化するには「文章化」する以外に方法はありません。文章ならば、一文字ずつ残る形で書いていくものなので、物事を掘り下げて理解していくことができるからです。
ブログに自分の思いや、日常の行動を文章化して載せていくことで、今までの自分自身への曖昧な理解を、より具体的なものとすることができます。それに、何度も自分の書いた記事を読みなおすことで、自分を客観的に見つめなおすということにもつながってくるのです。
したがって、ブログというものは、なんだかよくわからない状態に陥った時には、非常に素晴らしいツールなのです。
他人に認めてもらえること
それと、ブログにはもう一つ良い所があって、それは「人に見てもらえる」という点です。これ、非常に大事だと思います。
ブログを書き進めていくと、段々と自分のブログを見てくれる人が集まってきます。時にはコメントを書き込んでくれる人も現れるかもしれません。それって、ブログを書いている人間にとってはものすごく嬉しいことなのですよね。
そうした嬉しいことが重なることで、弱ってしまっていた精神が回復して、自信を回復できるきっかけとなるのです。人には誰しもが多かれ少なかれ「承認欲求」というものを持っているものです。人に認められたり褒められたりすると嬉しいですものですからね。
ところが、前述したような「人生に行き詰まった人」と言うのは、それまでの人生の中でその「承認欲求」を満たすことが出来なかった人なのではないかと思うのです。
だって、自分の属していた集団の中で上手く行かない状態だとしたら、ほめられるどころか、うとまれてしまったり、ひどい場合にはいじめを受けてしまう場合もあるかもしれません。それは、悲しいことに、誰にも必要とされていないような状態です。そうなると、自分に自信を持てなくなって、仕事をやめて引きこもってしまったり、心の病気になってしまうことにもつながってしまいます。
人は「人に認めてもらうこと」が絶対に必要なのです。
その点、ブログというのは平等です。頑張れば頑張るだけの成果を得ることができるのです。特に集団に属さなくても、検索やSNS経由で自分の心の叫びを読んでくれる人がかならず現れます。場合によってはファンになってくれて、定期的にブログを訪れてくれるかもしれません。ブログを一生懸命更新していくことで、どこかの誰かに認めてもらうことができるというわけですね。
すでにブログをやっている人はわかると思うのですが、もうねブログをやっているとGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を見るのが楽しくて仕方がなくなりますよ!ちょっとでも多くの人が読んでくれたということが分かれば、それだけでその日はハッピーになれます。多くの人に自分が本気で書いた文章を見てもらえるというのはそれだけ嬉しいことですからね。
簡単に始めることができる
ブログというのは、普通に書いていくだけだったら、思った以上に簡単に始めることができるのです。もちろん、高度なことをやっていこうと思うと、いろいろと勉強が必要な部分もありますよ。でも、この場合に最も大切な「とりあえず始める」という目的においては全く問題ありません。
僕が利用し始めた、はてなブログに関して言うと、はてなのホームページで登録すれば、それだけで簡単かつ無料でブログを開始することが出来ます。
弱っている人間というのは、健康な人間からすると信じられないくらいに、あらゆることがめんどくさく感じられてしまうものです。ブログをはじめるのは、そんな状態のときであったとしても比較的ハードルが低いのです。パソコンの前に座るのがOKならば、なんとかなるわけですからね・・・
外に出るのが無理な引きこもりな人も、ネット環境とパソコンがあればできるのだから、これなら大丈夫ですね!ホント、昔だったら考えられなかったことですね。
そんな意味で、誰でも簡単に始めることができるブログという媒体は、本当に救世主のような存在であると言えますね。
例えば、うつ病の最初期なんかは、何にもしないでボッーっとしている方が良かったりするそうです。でも、時間が経って、ちょっとでもなんかできることをしたいな〜なんてことを考えることができる程度まで回復したならば、ブログを始めてみるというのも一つの道だと思います。
変わった人のブログはおもしろい
また、普通の人が書くブログよりも、変わった人の書くブログの方が圧倒的におもしろいです。まあ、当然といえば当然ですよね。
社会のはみ出し者たる、ニートやうつ病・・・もしくは元ニートや元うつ病の人の書く文章は興味深いものがあります。やはり物事を見る視点に意外性がありますからね〜。ブログのおもしろさと言うのは、文章の巧みさではなくて、書いている内容が重要ですから当然なのかもしれません。
それに、そういう人達はブログに対する本気度もすごいです。他で認めてもらえないからこそ、ブログというネット上のスペースで本気で頑張ることができるからなのかもしれません。ブログという自分だけのデジタルな空間では、リアルだとマイナスだと感じていた特性が、プラスに働くのです。
情熱を持って取り組む人の創りだすものはおもしろいですよ〜。芸術作品でも、ブログでも、その他のジャンルの何かであっても、それは変わりありません。それが技術的に稚拙であったとしても、問題ないです。続けていれば上手くなるものですからね。
以上のことから、「はみ出し者」の書くブログはおもしろいということが言えます。
そんなわけなので、色んな意味で、人生に行き詰まった人こそブログを始めるべきなのですよ!
まとめ
僕自身の経験から、「ブログを始めて本当に良かった!」と感じているので、考えをまとめてみました。
これは予想なのですが、例えば会社のブログなどの、お仕事関係以外の理由でブログを始める人って、多かれ少なかれ病んでいる部分が必ずあると思うのですよね。なぜなら、現実で十分に満たされている人はわざわざブログを始めようなんてことは考えないからです。おそらく仲間内で盛り上がれる系のSNSの方が楽しく感じるのではないでしょうかね。
ゆえに、うつ病関係のブログが、ネット上に異常に多く存在しているではないかと思います。
ニートでブロガーの人もすごく多いですよね。僕も自称アーティストということで、現在はニートのようなものです。だから、人のことは言えないですけどね!
ブログと言うのは、それ自体で稼ぐことも可能かもしれませんが、自分の「本当にやりたい仕事」に結びつけるということも不可能ではありません。こうやって、いろいろとブログに書いていくうちに、見てくれた人からお仕事をもらえることもあるかもしれません。ブログを始めるということが、ライフワークにつながっていくなんてステキじゃないですか!
また、そこまで難しいことを考えなくても、普通に更新を続けていくだけでもブログは楽しいです。思いつくままに日常のことや思っていることを書いていくだけでも、「自分を癒す」と言う意味では十分に効果があります。と言うか、弱っているときは難しいことなんか考えずに、思っていることをなんとな〜くテキト〜に、とりとめなく書いていくだけでも良いのです。病んでいるときは無理することなんか全く必要なくて、やれることをやれるだけやっていけばそれで十分なのです。
僕自身、以前のブログを始めた当時、弱っていた自分にとってブログは、本当に救世主のような存在となってくれました。ブログを始めたことで、自分の存在を思い出すことが出来たのです。自分自身の思いを文章にして綴る行為、それを読んでくれた人からの反応、それら全てが行き詰まった精神に対して、良い方向に働きかけてくれたというわけですね。
というわけで、うつ病やニートで、自分自身を見失いかけている人は是非ともブログを始めてください。治療の一環としてマジでおすすめですよ。