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人生は直感が9割!何もかもうまくいかない理由はそれを信じられないから

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僕、人生の中で辛かった時期というのが何度かありまして、その一つを解決出来たのが『直感』というものを「本当の意味で信じる」ことができるようになってからだったりします。

今になって思えば、それまでの間は、何をしてもうまくいかなくて、空回りばかりしていたように思います。

『直感』と言うのは、非常に重要な人間の機能の一つだと思っております。それにしたがって行動をしていけば、何事も案外大丈夫だし、無駄に考えすぎなくて済むので非常に楽なのです。

ところが、なかなかそうもいかないというのが人間です。心の何処かでは「なにかおかしいかも?」と感じていても、いろんな余計な事を考えてしまって、直感を信じてやれないことも多いはずなのです。

直感を信じることができるようになれば大抵のことはうまくいく

例えば、わかりやすい話で言うと「部屋が散らかっている時に掃除をするかどうか?」という選択をしなくてはならないかつ、自分の頭の中では「掃除をするべき!」と誰かが言っている状態だとします。

直感を信じない場合「なんかめんどくさいし、また明日にしよう」となります。ところがこういう時って、頭の中では「やったほうがいいよ〜」と自分の直感が言っていたりするものなのですよね。

で、結局のところ片付けないという選択をしてしまったがゆえに、学生時代に突然訪ねてきた同級生の女の子を家の中に入れてあげることが出来なかったりとか、そういうことが起こってしまうわけなのです。チクショー!!

仕事などでもそうですよね。人は常に楽をしたい生き物ですから、心の何処かで「妥協できるところはないかな?」と探してしまうものなのです。でも、そこで適当な事をやってしまうと後々さらにめんどくさい事態になってしまうことが、非常に多いのです。

結局のところ、自分の直感が囁いている「何か」に耳を澄ませて、それをきちんと実行すると、ほとんどのことはうまくいくというわけなのです。

直感を信じることは簡単ではない

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ほら、攻殻機動隊の少佐が「私のゴーストが囁くのよ」ってよく言うじゃないですか。あれって「自分の直感がそう言っている」という意味だと思います。

けれども、それって案外難しいことで、簡単にできることではないです。何故かと言うと、人間という生き物は、直感の他に「雑念」とか「邪念」とか呼ばれるようなものが、思考の中に存在しているからです。これらが邪魔をして、自分が感じたはずの「直感」がわからなくなってしまうというわけなのですよね。

そうなると、何もかもうまくいかなくなってしまうものなのですよ。

少なくとも僕の場合はそうでした。

物事がうまくいくようになったきっかけ

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僕が、ゴーストの囁きを素直に信じることができる様になったのは、予備校時代の勉強のおかげです。当時は、東京芸術大学という、そこそこ難しい美大を目指していたので3年間も浪人してしまったのですよね・・・。

「工芸科」という科を志望していたのですが、試験の内容は、「石膏デッサン」「静物着彩」「立体造形」などの基本的な美術課題でした。

ところが、これらの試験って、基礎的な内容ではあるけれども、ちゃんとできるようになるにはかなりの練習が必要なのです。そんなわけなので、かなり頑張って勉強をしてきたのにも関わらず、当時の僕には、どうしても合格できる程のデッサンを描くことが出来ませんでした。だから、現役、1浪目、2浪目は受験に失敗してしまったというわけなのです。

でも、3浪目の予備校生活が始まって、毎日のように課題をこなす中でわかったのは「直感を信じるとうまくいく!」ということだったのです。

「あっちが描きたいからここは後回し」「このくらいでいいっしょ!」みたいな雑念を振り払って、「ここは今のうちに処理しておかないとダメだよね」「最後まで諦めない!」と、『直感(自分が本当はわかっていること)』を信じて行動に移すということなのですよね。

ホント、作品制作と言うのは、「雑念」との戦いであると言っても過言ではないのです。どんなジャンルでも、作品を作ったことがある人はよく分かる話だと思います。

それがわかってからは、デッサンなどのレベルが上がっていって、3浪目の試験では見事に大学に合格することが出来たのです。一応、それまでの浪人時代の間、うまくいかないなりに真面目に勉強をしてきていたので、理論的な部分は完璧に近いくらいに理解していました。つまり、自分に足りないのは「直感を信じる」ということだけだったというわけなのですね。

この経験を越えてからは、デッサンだけではなくて、日常生活のあらゆることがうまくいくようになりましたよ。もうね、目の前のほとんどのことは直感に従えばまず間違えることはないとわかって、それを実行し始めてからは多くのことが楽しくなりました。

直感力

僕は生きていくために『直感』は非常に重要な能力だと思っております。というのも、物事というのは人間が頭でなんとなく考えただけでは追いつかないくらいに、複雑すぎることがすっごく多いのからなのですよね。

僕は、芸術関係が専門なので、どうしてもそれを例えに出したくなっちゃうのですけど、作品一つを作るだけでも、とてつもなく膨大な計算だとか、クリアしなくちゃならない問題というのが大量に存在していて、それらをいちいち考えていたら、とてもじゃないけど作品なんて作れないのですよね。

だからこそ、芸術家と呼ばれる人種は作品を作るとき、感覚的に(直感的)に制作する人が非常に多いのです。

感覚的な部分が確かで、それにしたがって作品制作を行えば、なぜか、それらの複雑な演算をこなすことができているのです。

直感力 (PHP新書)

直感力 (PHP新書)

将棋の「羽生 善治」さんの「直感力」という本があります。おそらく、将棋の世界でも、頭で考えているだけだと、とてもじゃないけど無理なので、「直感力」というのが重要になってくるのでしょうね。

まあ、この「直感力」という本、まだ読んでないのですが、おそらく「直感力」と言うのは「直感を信じる力」と「直感の正確性」のことなのではないかと思います。(読んでないから違ってたらごめんね!)

直感の正確性

「直感の正確性」と書きましたが、もしもあなたが直感を信じることができるようになっても、その直感が間違っていたら話になりません。

僕が思うに、「直感」というのは自分の経験の結晶だったりするはずです。だから、「直感の正確性」のレベルを上げるためにそれなりの経験値を積まなくてはならないというわけです。

勉強して知識を蓄えたり、ひたすら数をこなす練習をしたり、新しいことにどんどんチャレンジしたりとか、そう言ったレベル上げ行為を行う必要があります。そうすると、自分の直感というものが「間違いのないもの」に育っていくはずです。

まあ、結局はそれなりに努力をしないと、自分自身を楽にすることは出来ないということですね。

直感を信じるというのは、ある種の悟りを開くことに近いのかもしれません。

まとめ

日本人という人種は、非常に真面目で勤勉なので、多くの人は十分に練習や勉強を積んでいる場合が多いです。ところが、それを活かすためには「直感」を信じるということが必要不可欠なのです。

何故かと言うと、世の中の多くのことはいちいち計算したり考えたりしていては、とてもじゃないけど追いつかないくらいに早く進んでいるからです。ひょっとしたら、人間の「直感」と言う能力は、機械より優れている数少ない部分の一つなのかもしれません。だから、今の技術では、複雑すぎる作業や、高度な判断が要求される仕事は機械には無理だったりするのでしょう。

「直感を信じる」には、コツがあります。それは、自分の「雑念」と「直感」とを選り分けることですね。自分の頭の中にある選択肢の、どちらが「雑念」で、どちらが「直感」なのかを理解すれば、自ずと正しい選択を選ぶことができるようになるのですよ。

「本当はわかっているんだけど、なんかやりたくない気がする」という「楽をしたい欲望」を、グイッとこらえてちょちょいとやっていくと、それだけであらゆる物事がいい感じに運ぶようになります。

おそらく、身の回りのいろんなことがうまくいかない人というのは「直感を信じる」ことができていないのではないかなあ・・・。

僕の場合は、予備校生時代の経験が、直感のささやきが理解できるきっかけになりました。なかなか、他人にこの感覚を伝えるのは難しいのですが、まあそういうことです。

マジで9割くらいのことは、直感を信じればうまくいくようになりますよ。

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