秋葉原のレトロゲーム専門店で、ファミコンソフトの互換機(FCコンパクト)を買ってきました。久しぶりにファミコンをやってみたくなったのです。
FC(ファミコン)互換機と言うのは、ニンテンドーではなくて、全然関係のない会社が製造販売しているファミコンが遊べる(かもしれない)ゲーム機のことです。実は、この手の商品と言うのは世の中にかなりの種類が出回っていまして、秋葉原などに行くと店頭で売られているのを頻繁に見かけますよ。
なんとなく当時のファミコン的なデザインとカラーリングのFCコンパクト。1980円で売っているお店を見つけたので、衝動買いしてしまいました。
- 出版社/メーカー: コロンバスサークル
- 発売日: 2012/12/14
- メディア: Video Game
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最近はレトロゲームブームが来てるのか、ヨドバシアキバなどにもレトロゲームコーナーができていて、数種類のファミコンやスーファミの互換機を販売していましたよ。こんな、どちらかと言うとアンダーグラウンドな匂いのプンプンする機械をヨドバシで売っているというのはちょっとした衝撃でしたね〜
やはり、何十年も前のドット絵のゲームであっても、ゲームの楽しさと言うのは今も昔も変わりありませんからね。大人は懐かしい気持ちで、子どもは純粋に楽しみながら初代ファミコンをプレイできるのではないかと思います。
思えば、小さい頃はゲームばかりしていたなあ〜・・・。なので、ゲームからは勉強よりも大切な事をたくさん学んできたような気がしていますよ。ゲームは素晴らしい!
レトロゲームは、今でも楽しめて懐かしいし、多くのことを学んだ
手に持ってみると、とてつもなく軽いです。まるで、空の弁当箱を持っているかのような感覚です。非常にちゃちいです。ホントにこれでゲームが起動するのか疑問ですよね。
今のゲーム機と比べると、中身をぎっしりと詰めなくても余裕があるくらいに、シンプルな構造なのでしょうね〜
ちなみに、ファミコンに限らず、レトロゲームの互換機と言うのはあくまで「プレイ出来たらラッキーだよね!」というくらいに気持ちで買ったほうが良いそうです。というのも、互換機の種類によっては起動できないソフトがあったりとか、起動できても正常な動作をしないものがかなり多いからなのです。
まあ、聞いたこともないような企業がニンテンドーの知らないところで勝手に作っているものだし、多くはおとなりの国で作られていたりするものですから、これも仕方ないことなんでしょうね〜。(ファミコンは特許の期限が切れているので互換機は違法ではないらしい)
テレビがなければMacでゲームすればいいじゃない
さて、早速このファミコン互換機を使ってゲームをプレイしたいところなのですが、困ったことにうちにはテレビがないのです。昔はブラウン管のテレビが各家庭にあって、立方体に近い形状の小さなディスプレイ画面を使ってゲームをしていたのですけどねぇ。でも、ないものは仕方ありません。
で、そんな時はMac(PC)に接続してゲームをしましょう。
当然、MacにはそのままAVケーブルを挿すところがありません。そのままでは無理なので、ゲーム機をMacやWindowsパソコンにつなげるためにはキャプチャーボードと呼ばれる機械が必要になります。
これさえあれば、普通にゲームをすることが可能になります。
デンノー Mac対応ビデオキャプチャー VideoCap for Mac MVCP-02MAC
- 出版社/メーカー: デンノー
- 発売日: 2017/06/01
- メディア: Personal Computers
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とりあえず、ファイナルファンタジー3(FF3)をFCコンパクトに挿して起動してみると・・・思った以上に普通にプレイ出来ていますね。これはすごい!
ただし、コントローラーは使い心地がやばいですね〜。ペコペコしたボタンで、非常にやりづらいです。逆にニンテンドーの技術力の高さを感じました。
出来ないゲームも多い
それと、いろいろと手持ちのソフト(ハードオフで何本か買ってきました)で試してみた結果、まともにプレイできないゲームも多い印象でしたね。
FF3は特に問題なかったですが、スーパーマリオ3は色合いとサウンドがちょっと変です。ドクターマリオはそこそこプレイできる印象。つっぱり大相撲は真っ暗な画面のままピクリとも動きませんでした。・・・やはり、互換機はこういうのを覚悟して買わないとダメなのですね。
特に、ドラクエ1とドラクエ2なんかはひどいです。音楽が、魔王の城とゲボを合体させたような階調に変化していて、怖くて漏らしそうになりました。なんで、こんなんなっちゃうんだろう?これは、無理だ。
でもまあ、個人的には、懐かしい画面を見ることが出来て、買ってきてよかったなあ〜と思いましたよ。今回買ってきたFC互換機である『FCコンパクト』は、かなりちゃちい印象で、遊べないソフトも多いですが、金額的には安いし、悪くはないかと思います。かなり楽しむことが出来ておりますよ。
そういえば、本家のファミコンは毎日のように酷使していても、全く壊れませんでしたよね。うーん、やっぱりニンテンドーはすごいのね。
ちなみに、赤白の特徴的なカラーリングの『初代のファミコン本体』は、赤白黄のケーブルが使えません。キャプチャーボードでゲームをするはおろか、最近のテレビでは無理なことも多いそうです。RF接続という今は見かけない接続方式で繋げなくならないからです。ふる〜いブラウン管のテレビだったら普通につなげることができたのですけどねぇ。
だから、うちにみたいにテレビがない家庭だと、キャプチャーボードを使ってゲーム機を接続するしかないので、初代のファミコンは使えません。だから、ファミコンのソフトを遊ぶためには「AV仕様ファミコン(高い!)」という公式のゲーム機を中古で探すか、ちょっと怪しいFC互換機を買ってくるしかないのですよね。初代ファミコン本体は実家にあるのですが、使えないのが残念です。
ファミリー コンピュータ(AV仕様 ファミコン)【メーカー生産終了】
- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 1993/12/01
- メディア: Video Game
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僕はドラクエ3で文字を覚えた
粗いドット絵前回の画面を見ていて思い出したのですが、僕はドラクエ3で文字を覚えました。小学校1年か2年の時だったと思います。
当時は、小学校にあがったばかりで、まだ、ひらがなやカタカナをまともに読むことが出来ませんでした。だから、ドラクエ3をプレイして村人に話しかけたりしても何を言っているのか理解できないので、ゲームに付き合ってくれた母が本を読んで聞かせるみたいに、そのセリフを読んでくれたのですよね・・・。そしたら、いつの間にかひらがなやカタカナが読めるようになっていたのです。
今になって思えば、母には迷惑をかけたなあ〜と思います。母親にセリフを読んでもらったドラクエ3がなかったら、文字を覚えるのが少し遅くなっていたかもしれません。
その当時は、まだまだ幼かったので、当時のファミコンのRPGゲームは難易度が高かったです。どうしてもモンスターと戦っていると全滅しちゃうことも多かったなあ〜。
物語の中盤、ヤマタノオロチにやられた後にリセットボタンを押したら、あの悪夢のような「デロデロリン」サウンドが聞こえてきて冒険の書は消えてしまいました。なので、残念ながら、ドラクエ3はまだクリアしていません。
その後もたくさんゲームしたよ
ドラクエ3以外で特に思い出深いのは、やはりFF3でしょうか。これも、小学低学年の時にプレイしたゲームです。この頃になると、ゲームに慣れつつあったので、苦労しつつも普通にクリアすることが出来ました。まともにプレイすることが出来た初めてのRPGです。だから、FF3はいまだに「すっごくおもしろかった!」という印象が強く残っているゲームの一つですね。
ロックマン2なんかも、終盤辺りで非常に難しいステージがあるので、クリア出来たことはないのですけど、自分なりに工夫してクリアできるやり方を研究しましたよ。あのゲームって、最初どこのステージから始めるかとか、すっごく悩むのですよね。ロックマン2も名作です。
マリオシリーズもいくつかのタイトルを買ってもらってプレイしたのですが、どうも僕はアクションゲームは苦手のようで、なかなかクリアすることは出来なかったですね。昔から、落ち着いてじっくり考える事のできるRPGやシミュレーションゲーム等のジャンルが好きでした。
だから、FFシリーズやドラクエシリーズは特に大好きで、新作が発売される度に親におねだりしてどうにかこうにか買ってもらっていました。
RPGと言えば、スーファミだけど、ロマサガなんかもシリーズを通してやったんですけど、あれもすごく好きでした。あの鬼畜な難易度には泣かされもしたけど、どっぷりとハマりました。慎重にプレイしていても突然の全滅があり得るロマンシングなゲームだったからです。ロマサガこそ、攻略法を研究してコツを掴まないとクリアできない系のゲームの代表ですよね。
昔のゲームは難しかったけど、子どもなのにクリア出来てた
当時のゲームって、今では考えられないような難易度設定となっていたりとかしますよね。でも今になって思えば、不思議な事に、子どもの頃の自分でもどうにかしてクリア出来ていたのですよね。
それは、失敗を繰り返しつつも、いろいろと自分で考えながらプレイして、効率のよい攻略法を発見出来たからこそ、楽しんでプレイすることができていたのだと思います。
今までに数えきれない程のゲームを体験してきたのですが、それぞれに思い出もあって、学んだことも非常に多いです。ゲームをプレイして得た経験値というのは、幼かった時代の自分のレベルを着実にアップさせてきたというわけです。
久しぶりに、レトロ懐かしいファミコンいじっていたら、当時の事をいろいろ思い出しましたよ。
まとめ
最近はまだましになったと思うのですが、僕がゲームを一生懸命やっていた少年時代は「ゲーム脳」なんて言葉が出てきたりして、とにかくゲームに対する風当たりがきつい時代でした。「ゲームをしてるとバカになる」みたいな根拠の薄い言葉ですね。今でも、その言葉のせいで、ゲームに対する偏見を持っている人はそこそこいるんじゃないかなあ〜
大丈夫ですよ。ゲームやっても成績は落ちませんから。僕、中学生時代は学期末の試験前にちゃんと勉強すれば、学年で10位以内には入っていましたからね。
ゲームってすっごく優秀な学習装置の一つだと思うのです。子どもは、大人みたいに理論的に考えるということがなかなか出来ないのが普通ですが、それだとゲームはクリアできませんよね。でも、ゲーム自体は楽しいから、子どもはそれをクリアするために必死で攻略法を考えるのです。自分で頭を働かせることが、徐々に物事を考える力に育っていくのです。
ゆくゆくは、大人になってからの仕事をするきっちりとこなす能力だとか、趣味を楽しむ感情というものに、ゲームをプレイした経験値を転化させることができるはずです。
少なくとも、僕はゲームから多くのことを学んできたと自負しています。ドラクエ3で文字を読む練習をすることが出来たし、RPGなどのゲームを効率よくプレイするには、計画性だとか高度な状況判断力が要求されるので、生きていく力を育むには素晴らしい道具だと思います。ゲームをやってきたからこそ、今の僕があると言っても過言ではありません。
今回、ファミコンソフトをプレイできるFC互換機を買ってきて、ファミコンのゲーム画面を久しぶりに眺めたわけですが、非常に懐かしい気持ちになりました。本当だったら、本家の初代ファミコン本体でプレイしたいところですが、これはテレビがないので仕方ないですね。
ファミコンは、最近の最新ゲーム機とは比べ物にならないくらいの容量の少なさです。ドラクエ1なんて、たった64KBでできているそうだから驚きですね。
けれども、ゲームの楽しさは、今も昔もずっと変わらないものです。だからこそ、僕みたいに今でもそれをプレイしてみようとする人が多いのでしょう。
ファミコンソフトには思い出のゲームタイトルがたくさんあるし、やってみたかったけど買ってもらえなかったソフトもたくさんあります。今度、もう少し何種類かファミコンカセットを買ってきて、じっくりとプレイしてみたいと思いました。