MIKINOTE

作品制作とその他思った事を書くブログ

苦いは美味い!今まで作ったゴーヤ料理と美味しく調理するポイント

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先日、作品を展示している会場で他の作家さんと雑談していた時に、料理の話になったんですよ。

その時に、以前、実家のある山梨に住んでいた時に、うちの奥さんが育てていたゴーヤを大量に料理していた時期を思い出しました。夏が暑過ぎるので、少しでも涼しく過ごすために作っていたグリーンカーテンの副産物というわけですね。

いやあ、あまりにもたくさんできちゃったせいで、あの頃は毎日毎日ゴーヤ攻めの毎日でした。料理として食べてしまわないと、もったいないですからね。

で、久しぶりに過去のお料理写真を見ていたら、当時作ったゴーヤ料理の写真がたくさんでてきたんですよ。その写真が、思っていた以上に多かったので、せっかくなので、あの頃に作ったゴーヤ料理を紹介していきたいと思いました。

もう6月だし、これから8月の終わりくらいまではゴーヤの旬ですからね。そういう意味でも、ゴーヤについて書いてみたくなりました。

うまくいかなかった料理もあるんだけど、たくさんのゴーヤ料理をこなしていくうちに、どうやれば美味しく作ることができるか?ということもわかってきた気がします。

<目次>

ゴーヤ料理を紹介してみる

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2年前のあの時期は、やばかったですよ。あまりにもゴーヤを食べ過ぎて、ゴーヤを食べていない普段でも、口の中が苦く感じるほどでしたからね。唾液がゴーヤの味でした(笑)

この時期は一日に2〜3本、多い日は4〜5本のゴーヤを食していました。時には、白米の代わりにゴーヤを食す日もあったくらいです。それくらい食べないとノルマ達成できない感じ。我ながらアホなことをしていました。

普通に食べる分には、様々な健康効果が期待できるゴーヤも、あまりたくさん食べ過ぎると体に良くないらしいです。でもまあ、ゴーヤの苦味は好きなので、特に苦に思いませんでしたけどね。

真似はしないようにね。

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あの当時は、普通の緑色のゴーヤの他に、白いゴーヤも育てていました。(「しろにがくん」というゴーヤだそうです。)

白いゴーヤはあまり見たことないと思うのですが、味的には普通のゴーヤと同じく苦いです。普通のゴーヤよりも身が分厚い感じだったかな?基本はあまり変わりないです。

※料理はほぼ作った時系列での紹介です。

ゴーヤカレー

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まずは定番?のゴーヤカレーです。

ゴロッと大きめサイズに切ったゴーヤを、そのまんまたっぷりと投入しているカレーですよ。

カレーとゴーヤは相性が良いですね。カレールーの味と香りがかなり強烈なので、いい感じにゴーヤの苦味が中和される感じです。

ピリッと苦い美味しいカレーでした。これはハマりますよ〜。

ゴーヤの塩昆布のあえもの

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これは、カットしたゴーヤを電子レンジで火を通して、その後、塩昆布とお酢であえたものです。

簡単に作れた割には、そこそこおいしかったですね〜

ゴーヤの食材としての味をきっちり味わうことができる感じです。

ゴーヤを楽に消費するためという意味では、作るの楽ちんなので、けっこうよろしいのではないかと思います。

ゴーヤの味噌汁

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これは、たしか、人参の葉とか人参とかをたっぷりと入れたゴーヤの味噌汁ですね。

この味噌汁は、ゴーヤの苦味が非常に暴力的に汁にしみだしてしまいまして、とんでもなく苦かったです。ちょっと失敗だったかもなあと思っていたりします。ゴーヤで汁物系を作る際には、もうちょい工夫する必要があると思います。

でも、これを作ったおかげで、ゴーヤをスープ系の料理にするのは、かなり難しいということがわかりました。

豚肉とゴーヤの豆板醤炒め

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ゴーヤと豚肉の相性は抜群に良いです。これは、豆板醤でゴーヤと豚肉を炒めたものです。シンプルな中華風の炒めものですね。

これは、ピリ辛でおいしかったですね〜

豚肉の脂分が、いい感じにゴーヤをマイルドにしてくれているような、そんな感じです。

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ついでに次の日に、この豚肉とゴーヤの豆板醤炒めをアレンジして、ゴーヤ豚肉丼を作ってみました。

マヨがこれまた最高にゴーヤに合う!

ゴーヤと油系の調味料の組み合わせは、いい感じに苦味をマイルドにしてくれるので、ゴーヤとの相性はバッチリですね。

マヨは万能かも???

ゴーヤと鶏肉のとろみオイスターソース炒め

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苦味をいい感じにマイルドにするという意味では、片栗粉でとろみをつけてしまうのも非常に有効な手段です。ゴーヤの苦味は好きですが、強すぎるとゴーヤの味しかしなくなっちゃいますからね〜料理はバランスが大事です。

そんなわけで作ったのが、ゴーヤと鶏肉を炒めて最後に片栗粉でとろみをつけた料理です。味付けはオイスターソースなどを使用しております。

これも、またいい感じに美味しかったですよ。

とろみと油は最高にゴーヤを美味しくてしてくれる魔法みたいなもんですね。

ゴーヤ麻婆

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ここまでで油ととろみがゴーヤに対していい感じだと言うことがわかったので、その両方を活かせる料理ということで、ゴーヤ麻婆を作ってみました。

1センチ角くらいに切ったゴーヤと豚肉を、麻婆豆腐と同じ作り方&味付けにしただけです。もちろん麻婆豆腐の元みたいなのは使わないで、豆板醤、甜麺醤、オイスターソースなどを組み合わせた調味料を使って調理して、最後に花山椒をふりかけてビリっと苦い感じに仕上げております。

これは、かなりの自信作だったりします。

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豆板醤の辛味と、花山椒のビリっとしびれる辛さと、ゴーヤの苦味がいい感じでしたね〜

やはりゴーヤは中華系の料理(調理法)と合う!

ゴーヤと豚肉のもやし炒め

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ちょっと節約料理ということで、もやしと豚肉とゴーヤを炒めた料理です。味付けは、シンプルな塩コショウ味で、最後に片栗粉でとろみをつけました。

これも、もやしとゴーヤのシャキシャキ感と苦味が美味しかったです。

もうね、この感じの、炒め物系の料理だったらゴーヤは間違いなく美味しくなりますね。この時期は、こういうタイプの料理は簡単に作れるし、本当にお世話になりましたよ。

白ゴーヤ丼

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白いゴーヤを使って、ゴーヤ丼を作ってみました。

いつもどおりの中華系の調味料を使っているので、言うまでもなく美味しいですよ〜

白いゴーヤは苦くなさそうに見えるかもしれないけど、普通に苦いです。味付け濃い目で、豚肉入っているし、かなりいい感じに苦味が緩和されてるのだけど、苦味もかなり強かった記憶があります。

ゴーヤのにんにくオイスター炒め

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この辺りから、毎日のゴーヤ攻めのおかげで徐々に体力が尽きてきます。普通にゴーヤをにんにくとオイスターソースで炒めた炒めものです。肉なしです。

まあ、これはこれで普通に美味しいんだけどね。でもまあ、これを食べて、逆に豚肉の偉大さは感じましたけど(笑)

とにかく、ここまではずっと、ゴーヤを消費するということに主眼を置いて、食生活を送ってきたので、ここが踏ん張りどころでしたね。

ちなみに、このあたりから唾液が常に苦くなってきた気がします。ゴーヤ汁が体中を駆け巡っている気がしました。

ゴーヤのサラダ玉ねぎドレッシング

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すいません、これ、料理と呼べる程のもんじゃ無いです。と言うのも、毎日毎日ゴーヤをたくさん食べていても、次々とゴーヤが収穫出来てきてしまうので、白米の代わりとしてゴーヤを食すことにしたというクレイジーな考えに至った時期だからです。

強制的な低炭水化物ダイエットみたいな状態ですよ。

ゴーヤを耐熱のタッパーにぎっしり入れて、電子レンジでチンして、玉ねぎドレッシングをかけただけですから、作るのは非常に簡単です。

ただ、適当に食べることができる状態にしただけのものでもありますので、ホクホクのゴーヤの食感と、手を加えていないゴーヤの苦味をダイレクトに味わうことができるのがメリットですね。

これはこれで美味しいのよ。でも流石に多すぎたけど。

ちなみに、ゴーヤは薄めに切ってから水に晒しておくと苦味を抑えることができると言うのは知っているのだけど、ゴーヤが苦いのは苦手ではないので、僕は滅多にやりませんけどね。

ゴーヤがメインじゃない野菜炒め物

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さて、ここまでゴーヤ生活を続けてきて、流石に疲れてきてしまいました。そこで、ゴーヤがあんまり入っていない野菜炒めを作ってみました。

これがね、すっげー美味かった!全然苦くない(ようにかんじる)のですからね!なんか感動した記憶がありますよ。

やっぱり、ゴーヤだけ食べていたらやばいよね。毎日2〜5本くらいゴーヤ食べていましたから。むしろ、こんな料理だとちょっとしか食べれないから、変な罪悪感とか感じちゃう感じだったかも。

ゴーヤは好きだけど、この時ばかりは骨休めです。

ゴーヤのハンバーグ

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ゴーヤがたっぷりと入ったハンバーグを作ってみました。ゴーヤをたっぷり入れすぎてしまったせいで、形が崩れやすいので、小さめの一口ハンバーグサイズです。

最後に、カルディで買ったスイートチリソースをかけて味付けをしています。

これはすっごく美味しかった!

ひき肉をコネコネするのはちょっと面倒くさいから、あんまりやらないのだけどね。でもやはり、豚肉とゴーヤは合います。

それに、ハンバーグの具材として使えば、ゴーヤの苦味も相当に抑えることができますね。

ユウキ スイートチリソース 245g

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白ゴーヤのサラダ玉ねぎドレッシング

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この時、8月の後半だったのですが、まだまだそこそこ多くのゴーヤが収穫できちゃう状況です。

憎らしいくらいに立派なゴーヤちゃん達が採れちゃうので、まだまだゴーヤ生活は続きます。

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というわけで、白ゴーヤだけを電子レンジでチンして玉ねぎドレッシングをかけた料理?を作って食べたりしました。

見た目からは想像できないくらいに苦いです。

まさに白米の代わりですな。

鮭と卵のゴーヤチャーハン

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ここらへんで、「いやいや米食べないとかやばいでしょ?」とうちの奥さんに言われてしまったので、ゴーヤを使ってチャーハンを作ってみました。(実は、このあたりから体調がおかしい感じになってた。お腹がずっと変な違和感がある感じ。)

↑みじん切りにしたゴーヤをたっぷりと使用した、鮭と卵のチャーハンですよ。

これも、けっこういけてた!

卵と鮭がいい感じにゴーヤと調和がとれているかんじでした。鮭もゴーヤと合うのね。

久しぶりに、素直に米を食べた気がします。

ゴーヤは健康的な野菜ではあるけど、やはり栄養バランスはしっかりとしないとダメだよね。

ゴーヤのお菓子

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9月になると、流石にゴーヤも終わりの季節です。なので、ベランダにぶら下がっているゴーヤ君達をまとめて収穫して、ゴーヤのお菓子を作ってみることにしました。

砂糖菓子みたいなかんじですね。

ネットで調べてみると、「ゴーヤのお菓子」と言うと、ほとんどがゴーヤを干して乾燥させて作るレシピが多かったのですが、ちょっとめんどくさかったのですよね。だから、フライパンだけでできちゃうレシピを採用しました。

作り方は簡単です。ゴーヤを1センチ位の厚みに包丁で切ってから、砂糖と水を入れて、フライパンでひたすら煮詰めるだけです。(鉄の中華鍋を使っています。)

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一つのフライパンだと対応できないくらいの量だったので、2つのフライパンで同時進行させます。

砂糖を大量に入れて、水分がなくなるまでひたすら煮詰めます。

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しばらくすると、とろっとしてきます。そこからも、さらに煮詰めます。

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最終的には、砂糖が固まって、白くなってきます。

そしたらば、別の大きめの皿に出して、しばらく冷やしたら完成です。

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ゴーヤのお菓子なんて、味が想像できないかもしれないけど、意外と美味しいです。苦味は比較的抑えられていて、苦甘い感じです。「ゴーヤかりんとう」と呼んでも良いかもしれません。

ほら、コーヒーとかも砂糖とか入れて飲むじゃないですか?あれと同じような感覚の美味しさだと個人的には思います。まさに大人向けのおやつですね。

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日持ちするので、漆のお弁当箱に入れておいて、毎日少しづつ食べました。

これで、長かったゴーヤ生活も終わりです。最後はおやつで〆ということですね。

まとめ

PCに保存してあった写真をあさったら、ずいぶんとゴーヤ料理の写真があったので、紹介してみました。

ゴーヤという食材は、非常に苦いので、嫌いな人も多い野菜だと思います。けれども、慣れればなかなかに美味しいもんなのですよ。苦味が癖になります。

それに、苦味をマイルドにする方向で調理していくと、苦味をかなり抑えることもできます。

  • 油を多めに使う
  • とろみをつけた料理にする
  • 味を濃い目にする
  • 汁物は避ける
  • 肉を使う(特に豚肉がいい感じ!)
  • それでも苦味がキツイ時は、薄く切ってから水にさらす

追記:「ゴーヤのワタをしっかりと取る」「切ったら、塩揉みして、10分程置き、塩を取り除く程度の水洗い」「それでもダメだったら水洗いではなくサッと茹でる」←Twitterでこのような方法もあると教えてもらいました。

まとめるとこんな感じです。上記のようなことを守れば、バランスの良い味のゴーヤ料理を作ることができるでしょう。

なんだか、中華系の料理ばかりになってしまった気もするけど・・・ゴーヤ入りのカレーなんかは、適当に作っても本当に美味しいですよ。苦さにハマる味だと思います。

それと、ゴーヤに含まれている独特の苦味成分は「モモルデシン」という名前なのだそうです。この苦味のおかげで、いろいろな健康効果のある食材でもあるそうです。栄養も多く、コレステロールを低下させたり、夏バテ防止や、疲労回復や、糖尿病予防などにも効果があるらしいです。

実はすごい食材なのですよね。ゴーヤ。

でも、ゴーヤの苦味成分は、実は食べ過ぎると毒でもあるそうです。だから、あの当時の僕みたいに毎日大量に摂取するのは、良くなかったみたいです。(今思えば、ちょっと具合悪くなってた)

あの時は毎日大量のゴーヤが収穫されていて、知り合いにもけっこうな本数あげたりもしたんだけど、間に合わなかったからなあ・・・。まあ、とりあえずゴーヤ系の料理の腕は上がった気がします。それと、食費が浮きました(笑)

そんなわけなので、ゴーヤが食べきれなくても、ゴーヤが大好きでも、食べ過ぎちゃダメですよ。

ゴーヤ粒100% 280粒

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沖縄産ゴーヤー原液500ml

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