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実家ぐらしの人にはわからないかもしれないけど、引っ越しは楽しいことだよ

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今月末は、自宅の引っ越しです。

僕、引っ越しの回数がけっこう多い人でして、今回で8回目の引っ越しとなります。もうね、これだけ繰り返せば、引っ越しの段取りだとかその他いろいろに慣れてきてしまうというものですよね。

実は「引っ越し」というと思い出される出来事がありまして、それは数年前、地元の友人と久しぶりに会った時のことです。その時にいろいろとお互いの最近の近況などを伝え合ったのですけど、その時に「僕、今までにたくさん引っ越しをしてきたのだよ〜」という話をしたら、「えっ?それって大変じゃね?」と言われてしまったのです。

「なんじゃそりゃ?信じられん・・・」という感じの反応でした。子供の頃から仲の良かった友人に言われたということもあって、どうもそれがずっと引っかかっていたのですよね・・・

もちろん、僕にとって引っ越しというのは「趣味」というわけではなくて、仕方なしに住む場所を移動しているのです。たまたま、学業や仕事やその他の都合で住む地域を移動することを余儀なくされているのですよねぇ。

しかし、こうして頻繁に引っ越しをするというのも、けっして悪くないことないのですよ。荷物も多いし、家を探すのも面倒だし、大変なのは確かです。しかしメリットと言うか・・・楽しい部分というのもたくさんあるのですよ!

特に、僕のような物を生み出すような仕事をしている人間にとっては、それが非常に大事なことだと思っております。また、まわりまわっていろんな幸せを得るためには、若いうちから一人暮らしをしたりして、実家から離れる必要もあると思っております。

住む地域を変えることがクリエイティブな感覚を育てる

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今までの人生、ずいぶんといろいろな場所に住んできました。高校を卒業して一人暮らしを始めて以来、今回の引っ越しで8回目の引っ越しですからね〜。これだけの回数の引っ越しを経験する人は、なかなか少ないのではないでしょうか?

住む地域を変えると、その度に「環境の変化」というものが必ず訪れるものです。例えば、同じ東京都内だったとしても、駅が違うだけで家を出る時間も変えなくてはなりませんから、生活のリズムの変化が起こります。近所のスーパーで売っている食材の値段なども地域によって異なるわけですから、食事のレパートリーもその場その場で変えなくてはならないかもしれません。

そうした小さな変化であったとしても、それを受け入れることができるようになるためには、時間が必要です。「住めば都」という言葉がありますが、慣れるまではその土地というのは、自分にとっては馴染みのない場所のままだというわけですね。

したがって、頻繁な住居の移動に対応できる人というのは、それなりに柔軟な精神の持ち主なのです。

そして、この「柔軟」な感覚ってすご~く大事だと思うのですよね・・・。そう言ったフレキシブルな心から、新しいアイデアだとか、おもしろい作品だとかが生み出されるのではないかと考えています。ずーっと、一つの場所に留まるということに満足するのではなくて、いろんな場所に引っ越して、移動することができるというアクティブさが、クリエイティブな心を育てると言っても過言ではありません。

引っ越しは楽しい!

引っ越しは楽しいですよ。

だって、「新しい家」「初めての街」に住むことができると考えたらワクワクするじゃないですか!

だから、僕、不動産屋で家探しの時に、いろんな物件を見せてもらうのが、けっこう好きだったりするのですよね。「この街に住んだとしたら、どこで買い物したら良いだろう?」とか、「美味しいお店ないかな?」とか、そういったことを想像することが楽しいのです。いろんな街に下見に行くと、地域によって住んでいる人の雰囲気が全く異なるという点もおもしろいですよね。

特に引っ越したばかりの時期と言うのは、長期の旅行に出かけた時のような高揚感があって、それが刺激的な体験となるのです。引っ越した後の自分自身を想像して、その地域で馴染むことができるかどうか?雰囲気が好きかどうか?そういったことを考えていると心躍っちゃいますよぉ。

逆に言うと、想像力が貧困な人にとっては、居住地域の変更による環境の変化というものが、非常につらいものなのかもしれませんね。引越し後の自分の姿というものを想像できないわけですから、とてつもないストレスを感じてしまうのでしょう。

引っ越しを繰り返すことで柔軟さを育てる

僕は、高校卒業後、東京の美術予備校で浪人をするために一人暮らしを開始しました。

その当時は若かったからか、初めての一人暮らしというものが楽しすぎて、特にストレスに感じるということはありませんでした。でも、もしも二十代中盤くらいの年齢になってから、急に実家を出るとかそういうことになったとしたら、ちょっと大変だったかも知れません。若くて、脳みそがスポンジのような時期に、住環境の変化を経験をすることができたということが、自分にとっては良かったのだと思います。

ちなみに「えっ?それって大変じゃね?」と言った地元の友人は、地元から出たことがなくて、現在は実家ぐらしなのだそうです。30歳くらいの年齢になるまで、引っ越しの経験がない状態だと、住む地域や家を変更するというイベントがとんでもなく大変なことのように思えてしまうのでしょうか?

実家大好き(!?)

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「実家が大好き!」とか言っちゃうような人って、僕の周りには、その友人以外にもけっこうな人数がいます。

まあ、実家に住むということの「良さ」も確かにあると思いますよ。親が身の回りの事をいろいろとやってくれますからね。仕事や学校が忙しい時でも、食事や洗濯などの生活の面倒をみてもらうことができるわけですから、楽ちんです。

でも、僕はもう実家以外での暮らしの楽しさというものを知ってしまったので、実家で両親と一緒に暮らすと言う選択はもう無理です。そんな意味で、高校卒業後に東京での一人暮らし&支援を許してくれた両親には感謝してもし尽くせないわけなのですけどね。

それと、「実家だと寂しくないから良い」という意見もあると思うのですけど、それも僕にはよくわかりません。現在は結婚をして妻と一緒に暮らしているので、寂しいということは全くありませんから。

むしろ、作品を作るためには、一人の時間というものがすごく大事だと思うし、そもそも学生時代の一人暮らしの時も寂しいと思ったことは全くありませんでした。

それに実家だと、気になる女性などが出来たとしても、気軽に呼ぶことも出来ません。僕、万が一ずっと実家ぐらしだったとしたら結婚できなかったと思っていますよ。学生時代に一人暮らししていたから、彼女が出来たし、生涯の伴侶を得ることも出来たというわけです。

なので、「高校卒業後は絶対に一人暮らしをしなくてはならない法律」とかができたら、少子化が解消できるのではないかと本気で思っているくらいです。(実家ぐらしの知り合いの未婚率が半端ないですから!)

そんなわけですから、僕には実家で暮らし続けるメリットは理解できるけど共感はできません。むしろ柔軟にいろんな場所に住むことができる方が楽しいと思うのですよねぇ・・・

様々な事情で、引っ越しをする必要があるにも関わらず、それを躊躇する人は世の中にたくさんいるはずです。そして、その中で「なんか大変そうだから」とか「不安だから」という理由で引っ越しをしない人は損をしていると思います。物理的な理由以外の、なんとなくの理由というのは、引越し後の自分を想像できないというだけの話だからです。

想像力の欠如は、仕事をしていくうえでも、人生を楽しむ上でもあらゆることにおいて良いことはないということですね。

まとめ

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いろんな地域で暮らしていくというのはすごく楽しいことだし、それぞれの地域の良さを体感できるというのは、人生の中でも貴重な経験です。だから、引っ越しの回数が多いからと言って、それが「大変」とか「面倒」と考えてしまうのは非常にもったいないです。ワクワクしたものだとポジティブに考えることが出来るだけの柔軟さがあると幸せになれるでしょう。

引っ越し後は、引っ越す前よりも確実に新鮮で刺激的な生活が待っているのです。こうした刺激がクリエイティブな心を育てると言っても過言ではありません。特に、ものを生み出すような仕事や勉強をしている人にとっては、そう言う柔軟な適応性というのが必要不可欠ですからね〜

したがって、その刺激をストレスと捉えるのではなくて、楽しみだと感じるようなポジティブな心を持って引っ越しに向かっていきたいものですよね・・・

ところが、長い期間実家ぐらしをしていると、ぬるま湯みたいな生活に慣れてしまうのかもしれません。だから、ますます引っ越しをする勇気を持てなくなってきてしまうのでしょう。年をとると人間というのはどんどん頑なになっていくものですから・・・

そんな時には、思い切って、気軽に住む場所を変えるというのも勇気が必要かもしれませんよ。

まあ、実家ぐらしの人にはわからないことかもしれませんが・・・

無理にとは言わないけれど、機会があれば住む場所を定期的に変えるくらいの方が、自分自身の創造性を育てるためには良いのです。そうした時に、ストレスに感じてしまうのでは元も子もありません。なので、そうならないためにも、常に、どこにでも行けるし、適応できるというフレキシブルな気持ちを持ち続けていきたいものですね。

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