先日、数日間だけど、自宅を空けることがありました。そんでですね、久しぶりに自宅に帰ってきたら、いつもは感じられない臭いがしました。いわゆる「人んちの匂い」ってやつですね。
しばらく自宅を離れていたせいで、麻痺していた嗅覚が戻ったようなのです。もちろん、普段は感じられない生活臭を感じたのは一瞬だけで、すぐに慣れて何も感じなくなってしまったのですけどね。
生活臭というものは、そこに人が住んでいる以上は避けられません。なんかこう、自分ちってこんな匂いだったんだ・・・ということがわかって、なんだかショックです。
でも、思うのですが、「匂い」ってなれちゃうと安心感を与えるものなんじゃないかなと思うのです。自宅に帰ってきたりとか、恋人と一緒にいると安心したりとか、そう言うのはその人や場所の匂いを感じているからなのではないでしょうか。
数日ぶりに自宅に帰ってきたら、ひとんちの匂いがした件
断っておきますが、別に我が家は不潔とかそういうわけではありませんよ。ちゃんとまめに掃除しています。まだ、引っ越してから3ヶ月くらいしか経ってないので、新しい畳の匂いとかが落ち着いてないかんじですね。
あ、でも、家の構造的にトイレの換気が良くないので、大きい方をいたしてしまうと盛大にう◯この匂いがすることがありますけどね。ゆえに、非常に優れた消臭グッズであるマッチは欠かせないです。毎日マッチしています。
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でも、普段生活しているときは、自宅が「なんか臭い」とかそういうことを感じることはありません。それは、世の中の人、皆がそうなのではないでしょうかねぇ。
嗅覚って、人間の五感の中では慣れやすいものだから、日常生活を送っている間に麻痺してしまうらしいのですよね。
なので、自分の家族が生活しているだけだったら良いのですが、友人や知人が自宅に訪ねてきた時には自分ちの生活臭は、ちょっとだけ恥ずかしいかもですね。
生活臭の原因とは
生活臭の原因には様々な物があります。
参考:自分では気付かない家の匂い...生活臭を解消しよう - NAVER まとめ
住んでいる住人の体臭、玄関に置いてある靴の匂い、寝具や服に染み付いた汗、ペットの匂い、台所の油汚れ、これらが複合的に交じり合って、その家の独特の匂いになっているのです。それに、部屋の内装(クロス、塗装、畳)なども、匂いを感じさせる一因です。
まあ、そりゃあね、普通に生活していたら匂いますよね。
逆に言うと、これだけいろいろな匂いの原因がありながらも、普段はそれを感じてないってすごいことですよね。慣れって恐ろしい。
生活臭を予防するのは難しい
自宅の匂いを予防するには、念入りに掃除をしたりとか、頻繁に換気をしたりするしかありません。
でも、生活臭の予防なんて、結局はなかなか難しいもんですよね。ある程度抑える事はできても、完璧になくすなんてことは、そこに人間がいる以上は無理な話です。
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一人暮らしをしていた時代、家に芳香剤とか置いてたこともあったけど、個人的にはあまり効果を実感したことがないのですよね。
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ファブリーズなんかも、使ってたことあるけど、個人的には気休めなイメージ。
なので、あまり気にしないのが一番なんじゃないかなあ?と思いました。
今回、自宅の匂いを感じてしまって「あっ、ちょっと嫌かも」と思ってしまったけど、冷静に考えたら仕方のないことですもんね。
自宅の匂いってなんか安心する
別にね、多少、家が臭うとしても良いと思うのですよね。というのも、自分ちの匂いってなんだか気持ちが落ち着くような気がするからです。
もちろん、普段は慣れちゃって感じられないのですけどね。でも、呼吸をしている以上は、自宅の匂いを常に吸い込んでいるはずです。ゆえに、無意識的に脳が香りを感じて、リラックス効果を与えているんじゃないかなと思います。
自宅に帰ってくると安心感を感じるという経験は、誰でもあるかと思います。それは自宅の生活臭が原因の一つなのではないでしょうか。
そういえば、子供の頃、友人を自宅に招いて遊んでいたときとか、「お前んち、なんか落ち着くよな!」と言われたことがあります。あれって、頻繁にうちに遊びに来て、ゲームとかしながら遊んでいるうちに、僕の実家の匂いに慣れてきたってことでもあるような気がします。そして、その場所が楽しくて、自分がいても良い場所だということが脳に刻み込まれたのでしょうね。
「その場所は安全な場所だ」ということが刷り込まれると、その家の匂いを感じて安心感を得ることができるというわけなのかもしれません。
ま、自分ちの匂いは、自分が人んちに入った時に感じるのと同じくらいの強さで存在するものですからね。そんなに気にしすぎる必要もないってわけですよ。
落ち着く体臭
ちょっと別な話なのだけど、最近、うちの奥さんに「体臭が変わった」と言われることが多いです。最近、ちょっと太ってきちゃったせいなのか、おっさん(今年33歳)になったからなのかわかりませんけどね。
でもね、ここだけの話、うちの奥さん、僕の匂いとか嗅ぐの大好きっぽいのですよね。クンクンするとすごくリラックスできるのだそうです。我が家は夫婦で寝室が一緒なのですけど、就寝前とかに「はあ〜安心するぅ・・・」とかつぶやきながら僕の枕の匂いとか嗅いでくるんですよ。
ここでは書けないけど、他にもあれとかそれとかいろいろと・・・ね。
・・・うちの奥さんは僕が傷つかないようにソフトに言ってくれているのだと思うけど、それってぶっちゃけちょっと臭いってことだと思うのですよね。臭いけど良い匂いであると感じているということです。普通に考えたらすごく矛盾している話なのだけどね。
ま、夫の体臭が良い匂いだと感じられるというのは、それだけ愛があるってことなのかもしれませんね。
まとめ
本来だと臭いはずの生活臭が安心感を与えるかも?というのは、いわゆる「共感覚」というやつに近いのかもしれません。とある刺激が、別の異なる感覚を呼び起こすことがあるというアレですね。
自分ちも人んちも、それぞれに独特の匂いがあるものだけど、それはそれで悪いものじゃないと思うのですよね。その匂いと言うのは、慣れてしまって感じないかもしれないけど、「安全なゾーンに帰ってきた」ということを、無意識的に脳は感じ取っているんじゃないでしょうかね。
だから、自宅に帰ってくると、リラックスできちゃうのではないかなあと思うわけです。
そしてそれは、「人の体臭」であっても変わらないってことなのですよね。安心できる存在であれば、それが本来だったら臭いとされる匂いであっても、「なんかよくわかんないけどいい匂い!」ってことになるのです。
ゴミ屋敷とかみたく、とんでもなく散らかっていて、とんでもなく臭かったらそれは問題ですけどね。ニュースとかであふれんばかりのゴミ屋敷を見ていていつも思っていたのだけど、アレって絶対臭いですよね。ゴミ屋敷の住人にとっては、自宅の匂いだから何も感じないかもしれないけど、流石に他人を家に招くことはできないでしょ?ご近所にも迷惑ですし・・・
でも、普通に片付いていて、普通の範囲で生活臭があるくらいだったら、そんなに気にする必要はないのかな?と思いました。それは仕方のないことだし、ひょっとしたら慣れれば良い匂いかもしれないですよ。