ビニール傘って、ホント盗まれやすいですよね。
いや、僕は盗まれた経験はないのですけれども、間違えそうになったことは何度もあるんですよ。
そもそも、ビニール傘というものは見た目が同じすぎるのですよね。そりゃあ、安価で使い捨てに近いような存在ですから、当然ではあります。
僕は、日本人と言うのは、他人の傘をわざと盗んでいってしまうような人達ばかりではないと信じています。ちょっと、ぼーっとしていて他人の傘と間違えちゃっただけですよね?
そんなわけなので、我が家にある、何の変哲もないビニール傘をちょいとばかりプチ改造して、見た目をかわいい感じにしちゃおう!というのが今回の話です。特に、傘立てに置いた時に一番目につく「柄」の部分に細工を施すと効果的なのではないかと思います。
これで、盗難防止になるといいのですけどねぇ・・・。
ビニール傘は、他と違う見た目ならば盗まれる心配は減るはず!
昨日、雨が降っていたので、このビニール傘をさして、近所のコンビニに買い物に行きました。そしたら、傘立てに僕のと同じようなビニール傘がわさっと置いてあったのです。
こりゃあ、間違えても仕方ないよね、と思いました。間違えたことに気付いても、「ビニール傘だし、まあいいか!」って感じでわざわざ返しに来る人もいなそうだしね。
だから、考えた結果、ビニール傘の柄の見た目を特別なかんじに変えちゃうことにしました。
準備するもの
さて、何を使ってビニール傘の柄を装飾していくのかというと、「アルミテープ」を使います。ニトムズの「厚手アルミテープ」という製品名のものです。
アルミテープとは、アルミ箔の片面に接着剤がついていて、剥離紙を剥がすとペタッと貼ることができるものです。以前、キッチンのシンクの隙間を埋めるために買ってあったので、これを今回使っちゃいます。
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それと、他にも用意しなくちゃならない物があって、それは、金槌と、穴あけポンチです。
今回は、この2つをセットで使用します。
穴あけポンチとは、「革製品の加工をするときに丸い穴を開ける」というのが主な使用法の道具です。ポンッと金槌で叩くと、円形の刃で綺麗にまん丸い穴を開けることが出来ます。
でも、実は革以外にも、いろんなものを丸く切り抜くことができる、非常に便利なヤツなのです。
今回使用するのは10mmの穴あけポンチです。
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今回、金槌は、僕が大学時代に自分で木の柄を削って作った特殊な金槌を使用しますが、釘とか打てるタイプの普通の金槌でOKですよ。
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それと、他には分厚いゴムのシートが必要になります。厚さは10mm以上あれば十分です。
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これらを見て、なんとなく理解できたかと思うのですけども、アルミテープをこの穴あけポンチで丸く切り抜いて、それを貼り付けて可愛くデコレーションしちゃおう!ってことなのです。(水玉模様だから、かわいいよね!)
元々は、キッチンのシンクなんかに使うようなテープなので、耐水性も相当にあるはずなので、雨の日に使用する傘にも最適なはずです。
アルミテープをポンチで抜く
早速、アルミテープを丸抜きポンチで丸く抜いていきます。
分厚いゴムのシートの上に適当な長さに切り取ったアルミテープを置き、ポンチをあてがいます。そして、金槌でポンチを打ちます。力の強さは、そんなに強くなくても大丈夫です。
そうすると、簡単に直径10mmの丸いアルミテープができちゃうというわけですね。
ハサミで切り抜くよりも、すごく簡単に、正確な円形のアルミテープを量産することが出来ます。
丸く切り抜いたアルミテープを貼る
さて、お次は丸く切り抜いたアルミテープを傘の柄に貼っていく作業です。
まあ、こういう円形の形状だと、「アルミのシール」と言ったほうがしっくりくるかもしれませんね。事務用品とかでありそうかも。
これは、デザイン的にはお好みで、どんな配置で貼っても良いです。でも、柄を触った時に、アルミのテープの質感だとか、僅かな段差を、手のひらで感じてしまうと少々うざったいかもしれません。
そこで、実際の使用時に邪魔になりにくい場所に、うまいこと貼っていく感じにしていきましょうかね。
直径10ミリに切り抜いたアルミテープの剥離紙を剥がして、ペタペタと貼っていきます。
ひたすら貼っていきます。水玉模様だから、かわいくね。
・・・ある程度のところまで貼ったら、今度は柄のおしりの部分です。
おしりの部分は、球体の表面みたいな形状(三次曲面)をしているので、普通にアルミテープを貼るとシワがよってしまいます。傘の柄の別の部分だったら、円柱の側面みたいな形(二次曲面)なので、問題なく貼ることができるのですけどねぇ。
でもでも!どうしてもおしりの部分に貼りたいのだ!
そこで、登場するのが、以前、別の作業に使うために、適当な長さに切っておいたステンレス製のパイプです。これを使って、いい感じにアルミテープのシワをならしていきます。
いい感じに、コロコロ〜っと転がすようにこすると、アルミテープがピッタリとくっつくはずです。
↑こんな感じになりました。この輝きは、もともとがキッチンのシンクなどに使うような、べろんとしたアルミのテープであるとは思えまい!
さらに、円形のアルミテープを貼っていきます。剥離紙を剥がして貼っていくだけの単純作業です。
とりあえずのところ、今回は、ここまで貼って終わりにすることにしました。
これ以上貼ると、傘の柄を持つときに手が触れる場所にも、アルミテープを貼ることになってしまいますからね。
浮いてる場所をピッタリさせる
さて、ここまで貼って、見た目的には完成ですけれども、よくよく見るとアルミテープが浮いてしまっている箇所もいくつか見受けられます。今回使用したアルミテープの厚みが、「厚手」ということもあって、指で押さえつけたくらいだと、シールみたいに完璧には貼り付けることが出来ないのですねぇ。
そこで、先程利用したステンレスパイプを使って、均していく作業を、仕上げとしてやっちゃいます。
ステンレス製のパイプで、コシコシとこすると、シワが出てしまっているような部分も、うまいこと定着させることが出来ました。ピタッとしていると見た目的にも完成度が上がります。
ピタッと貼ってあれば、剥がれにくくなるしね。
ところがここで問題が・・・ガッツリとこすっていくと、アルミテープの裏側の接着剤がはみ出てきてしまって、ベタベタに汚れてしまいました。
このままだと非常に汚いので、なんとかして掃除します。
掃除のやり方に関しては少し試行錯誤しました。
いろいろ試した結果、柔らかい布に「無水エタノール」を少量染み込ませて拭き取ると、綺麗にできることがわかりました。
注意点としては、あまりにもベチャベチャにエタノールを染み込ませすぎてしまうと、アルミテープも取れてしまうかもしれないことですね。なので、無水エタノールを布に軽く染みこませて、軽く拭き取る程度が良いでしょう。(火気厳禁!)
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完成!
完成です。
水玉模様で、なんとな〜くかわいい感じになったでしょ?
メタリックかわいい水玉模様です。
所要時間は1時間ほどでした。
ビニール傘を手で持った時も、アルミの水玉部分に触れないので、使用感はデコる前と後で全く変わりありません。
せっかくなので、屋外に持って行って写真を撮ってみました。
今日は雨は降っていなかったのですけれども曇りだったので、雨の日の薄暗い中での印象はなんとなく伝わるはずです。
アルミのテープで水玉模様をつけただけなので、そこまでの派手さがなくて良いのではないでしょうか。まあ、僕みたいな33歳のヒゲのおっさんが持って歩いてたら、ちょっとやばいかもしれないけどね!
このアルミテープは、水にもかなり強いので、濡れるための存在である傘に使うという意味でも、悪くない選択だと思います。
次からは、雨の日はこのビニール傘を持って近所のコンビニに買い物に行くことになるでしょう。
まとめ
傘が盗まれたという経験がある人は非常に多いはずです。特に、見た目的にも自分のものと判別のつきにくいビニール傘は、誰かに持って行かれてしまう確率も非常に高いです。
そこで、ちょっとした手間を加えて、オリジナリティーあふれる柄に加工してしまえば、間違えられる心配もなくなるでしょう。この、手作り感と愛があふれるビニール傘ならば持って行かれてしまうことはない!と信じたいです。
まあ、今回デコった傘がおしゃれかどうかは別として、盗難防止効果は絶大!(たぶんね)
ここまでやらなくてもいいけど、小さく名前を書いたりとか、目立たない場所に印をつけとくだけでも、盗まれることも少なくなるのではないかなあ?もちろん、自分が間違えて、他人のを持って行ってしまうことも防止できます。
自分が加害者になってしまうのだけは非常に恐ろしいので、防止しなくてはなりません。
昨日、コンビニに行った時に、どこもこれも同じような傘でホントにややこしいなあ〜と思ったので、勢いでやってしまいました。
安くてちゃちいビニール傘でも、使い捨てではなくて、見た目的にも愛を持てるようにプチ改造しちゃいましょう!という話でした。
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