またまた、日本に新たなる変態が現れましたね。例の「生まれ変わったら道になりたい」という名言(迷言?)を残したのぞき魔の男性のことです。
参考:http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/201511/0008551052.shtml
参考:【衝撃事件の核心】覗き異常執着「生まれ変わったら“道”になりたい」…側溝に入り下着を仰ぎ見ていたド変態の「目が動いた」(1/4ページ) - 産経WEST
この事件の詳しい経緯などは上記のリンク先のニュースを見るか、ググるなどすればすぐに分かるかと思いますので、ここでは書きません。
ただ、道路の側溝に何時間も身を潜めていたと言う執念は、「生まれ変わったら道になりたい」という言葉の本気さを如実に表しているものだと思います。犯罪者ですが、これはこれで真似できることではないと感じました。
そこで、浮かび上がったのが「もしも道になれたらどんな良いことがあるのかな?」という疑問です。この「道男(みちおとこ)」が、どの程度深くまで考えてこのような言葉を残したのかはわかりません。でも、そんなことを他人に言っちゃうのだから、なにかきっと良いこともあるのだろうし、当然のことながらデメリットも存在しているはずです。
というわけで、ちょっと考えてみることにしました。
「生まれ変わったら何になりたい?」「僕、道になりたい!」
「生まれ変わったら道になりたい」という言葉は、やたらと「深い言葉」であるように思えますよね。
なんでも、この道男、子どもの頃から「側溝に入って遊んでいた」らしいです。詳しくはわかりませんが、彼にとってはその場所が居心地が良かったのかもしれませんね・・・。彼が子どもの頃から道男になってしまったのは、本人にしかわからないとてつもなく根深い事情があるのでしょうね。
「道」になった時のメリット
さて、まずは「道」になった時にありえるかもしれないメリットについて考えてみましょう。
あらゆるパ◯ツを見ることができる!
道になったら、件の道男の最大の目的であると思われる、スカートの中身を見ることが出来ます。若い女性のちょっときわどい下着や、だらしない下着など、その「道」を通る女性のはいているパ◯ツを好きなだけ眺めることができることでしょう。
スカートを穿いているという条件さえ整えることができれば、本当に無差別にみんなの下着が視界に入ってきます。ゆえに、若い女性だけでは無く、妙齢の女性や、時にはスカートを着用した男性もアンダーな視点で眺める事ができるのです。
老若男女の下着、別け隔てなく大好きな下着マニアにとっては天国のような境遇ですね。
踏んでもらえて気持ちいい!
SかMかと聞かれたら、Mな人にとって「道」という存在は羨ましいものなのかもしれません。なぜなら、その道を通る人に踏んでもらえるからです。
場合によっては、女性がハイヒールでカツカツと歩いて行くかもしれないし、時には駆け足で思い切り地面を蹴るように走り抜けていくかもしれません。人によっては、これが最大のメリットと言うことができるかもしれません。
ただ、場合によっては大型トラックなどの人間以外の重量物が、自分の上を走り抜けていくかもしれませんから、ひょっとしたら刺激が強すぎるかもしれません。
いつも人が通るからさびしくない!
道と言うのは、人が通るためにあるものです。特に、都会の道なんてのは、深夜でも多くの人間が闊歩しているものです。
なので、いつも一人で寂しいということはなくなるでしょう。人間と違って、ぼっちになることはまずありません。
いつもひとりきりで寂しい思いをしている人には「道」になることをおすすめします。
人間観察が楽しい!
道というのは、いろんな人が通り抜けていきます。そして、その人間の数だけのドラマを残していくものです。
歩きながら独り言を言っているおっさんとか、別れ話をするカップルとか、道の上では僕達が知らないだけで多くの出来事が起こっています。
道になることができれば、人間観察を有利に行うことが出来ます。だから、自力では動けない「道」という存在であったとしても、全く暇ではありません。
寝転ったまま動かなくて良い!
道になったら、基本的に自力で動くことは出来ないと思われます。おそらくずーっと寝転がっているような状態でしょう。
道になるとずっと動けないのだけれども、それは逆に言うと「動かなくもOK」ということです。なので、普段から「動きたくないよ〜寝転がってたいよ〜」という願望のある人にとっては素晴らしいことです。
寝転がる暇もないくらいに多忙な人にとって、そのような状況は羨ましいのではないでしょうか。
「道」になった時のデメリット
次はここまでとは逆に、道になった時に発生すると思われるデメリットについて考えてみることにします。
田舎に配属されたらつまらない・・・
生まれ変わって、もしも道になれたとしても、どんな場所の道になることができるのかは予想することが出来ません。場合によっては、近所のコンビニまで1時間位かかるような田舎の道かもしれません。
そうすると、都会の道に比べてとてつもなく人が通る量が少なくなってしまうのですよねぇ。そうなると、もしも道になれたとしても何もおもしろいことはありません。
下手をすると1週間くらい誰も通らないということもあるかも・・・。
特に道男にとっては、人が通らない道は、つまらないものでしょう。
高速道路に配属されたらきつい・・・
高速道路って、「道」の中ではかなり体の負担が大きい道路だと思うのです。
普通の乗用車だけでなく、大型トラックなども含むあらゆる車が、100キロ前後のスピードで駆け抜けていく場所ですからね。体にのしかかる重圧はとんでもなく大きいはずです。
ひょっとしたら、タイヤが擦れる摩擦熱でやけどしてしまうかもしれません。
これはきついぞ!
日中のアスファルトの温度は異常・・・
アスファルト舗装された「道」の日中の熱さは異常です。特に夏の道は、目玉焼きが出来そうなくらいの尋常ではない熱量です。
もしも道になれたとしたら、夏は女性の格好も開放的になるから、道男にとっては嬉しいのかもしれません。けれども、それと同時に過酷な暑さに耐えなくてはならないのです。
自力で動いて涼しい場所に移動することも、日焼け止めを塗ることも出来ないのですから。
工事がある度に手術・・・
道の地下には、下水管やガス管が埋まっていたりするものです。なので、その工事がある度に表面を剥がされてしまいます。
工事って、「道」にとっては手術みたいなものですよね。つまり、工事の度に体を引き裂かれて手術しなくてはならないというわけなのです。そして、工事が終わった後は新しいアスファルトとの境目がくっきりです。手術の縫い跡のような傷跡が、道には残ってしまうというわけなのです。
注射ですらかなり嫌なのに、手術するのはもっと嫌だなあ・・・。
手入れしてくれないと肌がひび割れる・・・
これ、特に田舎の道に多いのですが、道の表面がカサカサの肌のようにひび割れたりとか、白線がかすれて消えかかっている道です。場合によっては、たちの悪いニキビの跡みたくボコっと穴が開いていたりします。
きっと、交通量も少ないし予算もなかったりなので、きちんと手入れしてもらえないのでしょうね。こういう道ってホント何とかしてほしいなあと思ったりするのですが、それは「道」にとっても同じことのはずです。
なんだかかわいそう。
犬がうんこする・・・
犬の散歩と言うのは、犬を飼っていたら必ずするものだと思います。でも、その時に犬は道の脇にうんこしますよね。
これ、言ってしまえば、自分の体の上にうんこされているということです。自分の体に他人(犬)のうんこされちゃうなんて(一部のマニアを除いて)嫌ですよね。やめてぇ!!
それに、マナーの悪い飼い主だったら、糞を持ち帰らないでそのまま道の上に放置するかもしれません。
また、場所によっては酔っぱらいが立ちションするかもしれないし、電線の真下だったらカラスの爆撃があるかもしれません。
「道」と言うのは、とにかくいろんなものが落とされていく場所です。それは、お金などの価値のあるものだけではなくて、汚いものも平等に落とされていきます。だから、「道になりたい」というのであれば、全てを受け止める覚悟をする必要があるでしょう。
まとめ
以上が、「道」になった時のメリットとデメリットです。
考えてみた印象としてはデメリットの方が多かったかな?という気がしますね。だたし、メリットの方も興味の無い人には興味がないだろうし、「生まれ変わったら道になりたい」という願望はやはりマニアックなものだということなのでしょう。
個人的には、人間のままが一番よいですねぇ。僕には「道」という人生(道生?)は過酷すぎるし、ここで挙げたメリットも全然嬉しくありません。
ま、世の中にはいろんな人がいるって言うことですね!
最後に、人に迷惑をかける変態は最低です。完全に犯罪ですからね。2回めの逮捕だという道男は、やってはいけないことをしました。「生まれ変わったら道になりたい」という言葉は秀逸だとは思いますが、ダメなものはダメです。この人が側溝に潜んでいるのを発見してしまった女性の事を思うと、ホントにかわいそうです。僕、男ですけどトラウマになると思います。
だから、こういう「生まれ変わったら道になりたい」みたいなファンタジーな妄想は、妄想のままで済ませましょうね!
約束だぞ!!