3月になった。
月の初めになると、真剣にブログ運営を行っているブロガー達は、こぞって、とある内容の記事を投稿するようになる。
そう、PV報告記事だ。
月が変わると、区切りということで、ブログサイトを運営している人間達の成果発表が一斉に行われると考えてもらっていい。
ブログサイトを運営した経験のない人間にとっては、PV(ページビュー)という言葉は、馴染みのない言葉だろう。しかしながら、世の中のブロガーの皆々様にとっては、心揺さぶられる言葉だったりする。
ブログを書いていて、PVが気にならない人などいない。なぜなら、どれだけの人が自分のブログを読んでくれたのか、それを判断する指標の一つとなるわかりやすい数字だからだ。
だからこそ、月の初めになると「ブログ運営報告!PVは◯◯万でした!!」とか「まだPVで消耗しているの?月商は✕✕円でした!!」みたいな、同じくブログサイトを運営している人間の射幸心を煽るようなタイトルの記事が続出するというわけなのである。
そういうの見ちゃったら、ついつい読みたくなっちゃうよね。
PV報告記事の意味について
当ブログでは、PV報告記事的な記事は、今までのところ一切書いていない。
と言うのは、PVやアクセス数と呼ばれる数字を集めることが、このブログを更新している最大の目的ではないからだ。もちろん収益拡大などといった、マネマネしたタイズな部分も真剣に取り組んでいるわけではない。
当ブログを購読してくださっている、ヘンタイ的思考を持っている読者の方々ならばわかるかと思うが、毎回内容はバラバラだし、すっごい適当に書いてるっしょ?僕。
「アーティストの発信力について」という真剣な記事を書いた次の日に、「辛いものを食べ過ぎてお尻が痛くなった話」を書いてたりする。そんなんで、PVとか収益とかの結果を残せるわけないっつーの。
ゆえに、人間の半分に訪れる月に一度の日のようにPV報告をする、マメなブログサイト様こそが莫大なPVを得ることができるに違いないと、僕は考えている。
PVを調べる方法
PV報告記事に興味があるのなんて、ブロガーという限られた人種だけだよね。だってさ、ブログ書いてなかったら、そんな数字に興味あるわけ無いでしょ。
ちなみに、ブログのPVというものは、「Googleアナリティクス」という無料の解析ツールを使うのが一般的だ。どんな時間帯に、どんなユーザーが、どの記事を読んでいるのか詳細に調べることができる。すごいよね、Googleさん半端ないっす。
また、それとは別で、簡易的にPVを調べる方法も存在している。当ブログが利用しているブログサービスである、はてなブログの解析ツールを利用する方法だ。よく知らないけど、各ブログサービスごとに無料・有料の解析ツールがあるんじゃないかな。
Googleアナリティクスほどの性能の良さはないが、おおまかなアクセス数を調べるためには気軽に利用できて、非常に便利なのである。
また、はてなブログをやってて、月が変わると「今月のPVが△△△を突破しました」と、スマホのはてなブログアプリに通知が来ることがある。
この通知は、正午(昼の12時)という、空腹で判断力がなくなっている時間帯にピコーンと来ちゃうわけなので、腹と心が渇望感で溢れている人間にとって、なんとも心揺さぶられる通知なのである。
ブロガーの射幸心をモリモリ煽るという意味で、はてなブログと言うのは、非常によく出来ているブログサービスなのだ。すごいよね。はてなさん半端ないっす。
PV報告記事を読みたいのはブロガーだけ
ブロガーが「PV報告したいよ〜」っていう気持ちもわからなくはないのだけどね。それを書く意味はしっかり考えたほうがいいよ、という話。
そもそも、PV報告記事などという、俗世間からずれている内容の記事は、同じく浮世離れしているブロガーという人種くらいしか興味が無い。だから、「ブロガー以外の人にも読んでもらいたいぜ!」という、純粋な想いを持って運営しているブログにとってはノイズになってしまうこともある。
ブログの更新報告をするために、ブログを書いているわけではないからね。
だからこそ、この話題に関しては賛否両論が絶えないのであろう。そういう記事って、なんかやらしいもんね。
しかしながら、いつも購読しているブログのPV報告記事は、我々ブログを書いている人間にとっては非常に気になるもの。ご近所の旦那様の収入がいかほどなのか気になっちゃう奥様のような心理だ。
仮に「ブロガーが読むためのブログ」を書いている人間がいたとしたら、毎月の初めに書くべき美味しいネタであるということでもある。こぞってアクセス数公開して「こんなに儲かっちゃったぜ!ウハウハだぜ!!」という、してやったりな記事を書く理由もわからなくもない。
将来、ブログ塾みたいなのをやりたい人には、それがブランドになるわけだから、良いかもね。
また、「PV」という非常にわかりやすい指標は集客にも利用することができる。嘘を嘘と見破ることが出来ないと利用が困難なインターネッツの世界において、多くの人が読んでいるブログは「信頼できるブログに違いない」という心理が働くからである。
だからこそ、自分の頭でものの価値を判断できないピュアな子たちは、莫大なPVを稼いでいるという定例報告を欠かさないブログに絶対的な信頼を感じつつ、書いてある内容に「なるほど〜」と感銘を受けつつ読んでいくこととなるのだ。
PVなんてのは、ブログの価値という観点からすると、一つの角度から見ただけの要素でしかない。
だから、個人ブログと呼ばれるような、基本的に1人で運営する小規模なメディアには、書きたいことを書くのが一番だと思う。PVとか収益だとか、そういうものに気を取られすぎると、続けることが困難になる時が必ずやってくる。
したがって、「PV」という誰の目から見てもわかりやすい数字以外の、別の目的を持ってブログを書いていくことが、ブログを更新していくうえでの健全な形なのだと、個人的には考えている。
初公開します。
ここまで読んできて、「あれ?」と思ったと思うが、結局のところ「PV報告」はPVを増やす効果も無くはないのである。
当ブログはPVを増やすことだけが目的で更新しているわけではない。ゆえに、これまではぺーじびゅーと呼ばれる数字を、ひた隠しにするがごとく触れてこなかった。
でもさ、興味はあるんだよ。だってさ、ブログってものはさ、人に読んでもらってなんぼのもんじゃん?だからさ、なんだかんだ言ってもPVは増やしたいし、広告収入だってもらえるならば貰いたいよね。PVは主目的ではないけど、僕も人の子なので、増やしたいという気持ちは当然あるのよ。
むしろ、PV気になる。すごく気にしちゃう。これでも、自分なりに頑張ってブログやってるんだから、仕方ないよね。
ゆえに、この度は、当ブログを開設して4ヶ月と半分くらい経って初めての、PVを公開する記事を作成することにしたのである。
月初めだしね。
だがしかしけれども、詳細にPVをここに書いてしまうのはどうかと思う。なにかこう、そのまんますぎて「読者の想像する余地」がなくなるからだ。
人間の想像力というものは、ものすごい力を秘めている。あえて曖昧に書くことで、読者の思考に自由に幅を持たせることで、事実を独り歩きさせて、成長させることさえ可能だ。
それに、これまでこの手の記事を書いてこなかったゆえに、解析ツールのスクリーンショットとか貼って、正確な数字を公開してしまうのも、なんとなく気が引ける。また、この記事だけ、いつもの「ですよね口調」ではなく「である口調」で書いているのは、気恥ずかしさを隠すためだったりする。
そこで、この記事のタイトルに釣られてここまで読んでくれた方には申し訳ないが、すこしばかり曖昧なかたちで、当ブログのPVを報告させていただきたいと思う。
3月1日(火)
一昨日、3月1日火曜日。
正午になると、僕のiPhoneに通知がきた。
3月2日(水)
昨日、3月2日水曜日。
正午になると、僕のiPhoneに通知がきた。
3月3日(木)
本日、3月3日木曜日。
正午になると、僕のiPhoneに通知がきた。
まとめ
以上が当ブログのPV報告である。
今月のPVが10000以上と言うのは、多いのか少ないのかは微妙な線だ。人によって判断が分かれるだろう。
しかしながら、これが今までブログ更新を続けてきた結果ということで、重く受け止めつつ、これからもブログ更新に励んでいきたいと思う。
ま、PVなんてあんまり気にし過ぎないほうがいいよん、ってことですね。