昨日、やっとのことでブログに書けるかな?というところまで作品制作が進んだので制作についての記事を書きました。だけどね、もうね、とにかく地道な作業を延々と繰り返さなくてはならないわけですよ。僕の場合。
とにかく作業しなくちゃならない量が半端ないので、例えば1時間くらいの作業だと、1時間前と比べて進んだかどうか他人の目から見たらわからないくらいです。
だけど、作品の性質上、作業量が多いのは仕方のない部分があります。そうしないと、ハンダゴテで1つずつ電子部品をくっつけていく作品のおもしろさが表現できないですもんね。
なので、できるだけ作業を効率化するために、自分なりに工夫しようと努力はしています。
この2年位?の間は、このハンダ付けして作っていく作品シリーズを作っているので、段々と作る技術も上がってきました。その中で、徐々に効率化が進んできたような気がします。
いろいろと、道具を改造したり買ったりして、作品の完成を目指しているわけです。
作業を効率化して作品を作ること
ハンダを効率よく使用する
現在作っている作品は、電子部品をハンダ付けして猫を作るというものです。
ハンダと言うのは、こういうやつね。
HAKKOの0.8ミリのハンダをリールで買って使っています。いくつかの会社のハンダを試したけどHAKKOさんのハンダが一番やりやすかったんですよねえ。
白光(HAKKO) 巻はんだ 150g 直径0.8mm FS402-02
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そんで、制作するときは、リールに巻かれているハンダの先端を作品につけて、ハンダゴテで溶かしながら作っていくわけです。
↑で、そのハンダのリールはどこに置いてあるのかというと、机の左手前辺りに穴が開けてあって・・・
↑・・・こんな感じでセットしてあります。
これは、作業机にネジを打ち込んで、いい感じにハンダのリールをセットできるようになっているんですね。
リールのハンダがなくなったら、机の脚に打ち込んである長めのネジを少し強引にリールの穴に通すとガチョンとハマります。そうやって自由に交換することが可能です。
そして、机の穴から出ているハンダを引っ張ると・・・
・・・回ります。
そんな感じで引っ張りながら使えば、いちいち両手を使って巻いてあるハンダを出さなくても、片手で簡単に使用できるのです。
非常にスムーズです。
制作の時は、左手にピンセット、右手にハンダゴテを持ちながらやっていくので、片手で引っ張るだけでハンダを取り出すことができるのは非常に便利なのですよ。
コテ台
ハンダゴテを置いておく「コテ台」という道具はハンダ付けをする人にとっては無くてはならないものです。
僕は、上記のようなコテ台を使用しています。非常に使用感があって汚くなってて恥ずかしいのですが・・・
これ、実は既成品のコテ台を少し改造してあります。
ちょっとアーティスティックな感じ!?
と言っても、ステンレスの線を使って、ハンダゴテを置きやすくしてあるだけですけどね。でも、地味なところだけど、この形状にしてあると、楽にスムーズに安定してハンダゴテを置くことができるので、非常に便利なのです。
(僕が持ってるのと同じ製品がなぜか見つからなかったけど)元々は上記の物と似たような形状のものでした。
だけど、これだと熱くなっているハンダゴテが安定して置けなくて、机から落ちちゃうことがあるんですよね。熱くなってるハンダゴテが飛んで来ると、すごく怖いよ。
ホーザン(HOZAN) コテ台 20~60W程度のハンダゴテであればほとんどのメーカーに対応 ホルダー内径25mmΦ H-6
- 出版社/メーカー: ホーザン
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こういう感じのコテ台も売られていて、最初からこういうのを買っておけばよかったんだけどね。これ、ちょっと欲しいなとも思うのだけど、今つかっているコテ台もいい感じに使えているし、そこそこ高いので、うーんってかんじです。
それと、スポンジ(水を染み込ませておいて、ハンダゴテについた余分なハンダを落とす効果がある)が大きめなのも気に入っているし、特に不自由は感じていないので、しばらくはこれでいこうと思っています。
陶芸用の手回しろくろ
それと、先日のことですが、陶芸用の回転台(手回しろくろ)を買いました。
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これ、何に使う使うのかというと、作るときに作品を乗せて、くるくる回すために使っています。
陶芸用のちゃんとした手回しろくろなので、ものすごくスムーズに回ります。
こうやって、回しながらバランスのおかしいところを見つけたりするんですよ。
粘土模型と見比べながらデッサン力をフルに使って制作するためです。地味な用途なんだけど、あるとないじゃ大違い。けっこう便利!
ろくろに乗せたままちょっとずつ回しながらハンダ付けすることもあります。
テレビ用の回転台
猫の粘土模型は、作業机の右横の台に乗せてあります。ちょっと遠いのだけどね。
もうちょっと、作業机が広ければ同じ机に置けたんだけどね。これは仕方ないですね。
そんで、この粘土模型も回転台の上に置いてあります。回しながら、形を確認しながら作業ができるので非常に便利です。
だけど、こっちの回転台はテレビ用の回転台です。
ER-ROTATE-S | テレビ台 Sサイズ 直径約25.5cm 360度 回転する 丸型 回転台 見やすい角度に簡単に方向転換
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陶芸用の回転台のほうが、明らかに作りは良いのだけど、こっちはとにかく安くてコスパが良かったんですよね。
プラスチックで出来ていて、見た目はちゃちいし、回り方もそんなにスムーズではありません。
でもまあ、粘土模型は、そんなに頻繁にぐるぐる回すもんじゃないし、このくらいで問題ありません。
と言っても、手で動かせば普通に動かすことができます。適度に抵抗感があるので、逆に良かったのかもしれません。
2つの回転台を買ってからは、粘土模型と作品の形の違いを見比べるストレスが減ったなあ。
まとめ
本当は、まだまだ細かいところでいろいろと工夫しているところはあるんだけど、とりあえずはこんなところかな。
作品制作と言うのは、作るための環境づくりがものすごく重要だったりするんですよね。
「弘法筆を選ばず」という言葉があるけど、それは真理だとは思うけど、作業環境が整っている方がスムーズに作品を作ることができるに決まっています。ハンダゴテだって、今使っているのが一番気に入って使っています。他のハンダゴテを使っていた時期もあったけど、今みたいに上手くハンダ付けできなかったんですよねぇ。
どんなジャンルの作品でもそうだけど、継続して作品制作をしていく人は、効率よく作業ができるように環境を整えることを最初にやっていくべきです。そうでないと、有限な時間が無駄に消費してしまって、突き詰めていくと「良い物を作る」というところまでいけないんじゃないのかな・・・
特に僕の作品の場合は、とにかく作業量が多いので、制作時の作業の効率化は超重要だよ!という話でした。