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作品制作とその他思った事を書くブログ

1000本の割り箸で椅子を作ってみたらすごくアーティスティックになった

現在、素材をテーマにした展示に参加しているんですけど、何年か前、作品用に使えそうな素材をいろいろと試していた時期があったんですよ。

そんでこの前、その当時の写真なんかを見てたんですけど、ちょっと懐かしい写真を見つけちゃったんですよね。

で、そのとき実験していた素材というのは「割り箸」です。

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ちょっとしたお遊びで、割り箸を素材にして椅子を作ったことがあるんです。

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↑こんな感じのができました。なかなかアーティスティックでしょ?

約1000本の割り箸を使用して、それをひたすらくっつけまくって作りました。制作は、組み立てに一日半くらいかかりました。

素材は割り箸ですが、意外と強度があります。普通に座るのはもちろんのこと、踏み台として乗ってもびくともしないくらいです。

実は、作り始めた当初は、ちょっと物を置くだけの台にできればいいかな?と思っていたくらいだったのですが、普通に使えるのができちゃったというわけです。

今は、この割り箸の椅子は実家に置いてきてしまって手元にはありません。でも、当時は普通に使っていました。

まあ、せっかく思い出したということなので、当時撮った写真を使って、制作工程などから、この椅子を紹介していこうと思います。

割り箸で椅子を作ってみた

使用したもの

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素材として使用したのは、近所のホームセンターで売っている、ごく普通の割り箸です。

500本のセットを2つ買ったのを、ほとんど全部使いました。

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で、肝心の割り箸をくっつけていくために使った主な道具は「グルーガン」です。

グルーガンは、ホットボンドとも呼ばれますが・・・ほら、Amazonの箱の底面に商品をペタッと貼るために使われているあれですよ。

SK11 ボンドガン ピタガン 木材 紙 皮革 プラスチック用 GM-100

SK11 ボンドガン ピタガン 木材 紙 皮革 プラスチック用 GM-100

はみ出しちゃうので、綺麗にくっつけることはできないけど、手軽に色んな物を接着することができるので、仮止めや梱包には便利なんですよ。

でも、普通にグルーガンで割り箸をくっつけていくだけでは、椅子として使うことが出来るだけの強度を出すことはできません。だから、そこのところをなんとかするために、割り箸をくっつけていく構造はかなりこだわって作っていきました。

今回作った椅子のデザインがアーティスティックなのは、僕の性格的にきっちりした感じの物を作るのがめんどかったと言うのもあるんだけど、普通によくある4本足の椅子のような構造だと、十分な強度を出すのが難しい気がしたでもあります。

組み立て

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まずは、椅子の上面の板を作っていきます。

ここは、お尻が乗る部分で、直接体重がかかる場所なので、丁寧に割り箸を並べていきます。

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平らな板の上で、割り箸をピッタリと並べながら、グルーガンを使ってウエハースのような感じでくっつけていきます。

割り箸を並べて重ねながら、椅子の上面にあたる板を作っていきます。

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で、この板一枚だと、少し椅子としては小さいです。

そこで、この板と同じ板を二枚作り、それをつなげて一枚の板にします。

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↑裏側です。こんな感じで、複雑に割り箸を組みながら組み立てます。

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↑ひっくり返すと、こんな感じです。これで上面の板は完成です。

次は足を作っていく作業です。

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適当にやってるように見えるかもしれないけど、いや・・・ぶっちゃけ適当なんだけど、座った時に強度的に大丈夫になるようにイメージしながら、くっつける場所を考えつつ、割り箸をくっつけていきます。

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こんな感じで、どんどん作業を進めていきます。

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徐々に、割り箸とは思えないくらいのサイズになってきました。高さ的にはこんな感じのところですね。

ここからは、逆さになっていたのを、ひっくり返して作業を継続します。

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椅子の上面を水平にして、まずは接地面をいじっていきます。倒れたりしないくらいにしなくちゃいけませんからね。

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完成の向けて割り箸をひたすらくっつけていきます。

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↑ここで、割り箸をグルーガンでくっつける作業はやっとのことで終了です。

ここまでの作業で、買った1000本割り箸はほとんどなくなってしまいました。

塗装

ここまでの組み立て作業では、グルーガンを使用して接着をしてきました。だけど、グルーガンでの接着では、余計な部分にグルーがはみ出していたりして、少々見た目的に美しくないです。

そこで、白いラッカースプレーで塗装して、ごまかしてしまうことにしました。

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汚れないように、段ボールやビニール袋で養生してから、ラッカースプレーを全体にまんべんなく吹きかけます。割り箸の隙間も、スプレーがなんとなく入っていって、塗り残しはあるけど目立たない感じになりました。

これを、3回程繰り返します。

そして、乾燥させたら完成です。

完成

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↑完成です。

作業していた時は(当時の)作業場だったので、そうでもなかったけど、部屋の中に置くとよくわからない謎の存在感がありますね。他の家具とかは普通なのに、これだけやたらとアーティスティックな椅子だからかもしれません。

元がただの割り箸だったとは思えないよね。

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座るだけでなく、物を置いたりするのにも使えますね。

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上面は、MacBook Pro(15インチ)と、ほとんど同じサイズです。

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↑とりあえず、ご飯を置いてみたんですけど、床に座って食事するときなんかにも使えますね。

・・・よくよく考えたら、食事のための道具である「割り箸」の上でご飯を食べると言うのは、シュールな光景かもですね。

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見た目的には不安感あるかもしれないけど、椅子なので、もちろん普通に座ることができます。

でも、見た目以上に頑丈に出来ていまして、座ってもぐらつくとかそういうことは特にありません。見た目意外は普通の椅子ですよ。(背もたれも作れたらよかったかもしれないけど、巨大になってしまうのでやめました)

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ちなみに座るだけじゃなくて、そのまま上に乗ることもできます。

なので、踏み台としても使えますよ。僕の体重は60キロ台なので、よっぽどでっかい人じゃなければ、大丈夫そうですね。

普通にくっつけただけだと、グルーガンで簡単にくっつけているものだし、椅子として必要な強さを得ることは出来なかったでしょう。ある程度、自分なりに構造を考えながら作ったのが功を奏したということだと思います。

2本の矢だと簡単に折れるけど3本の矢だったら大丈夫!という話じゃないけど、割り箸も1000本も集まれば、それなりに強度を持たせることができちゃうってことです。

まとめ

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一応この「割り箸の椅子」は、「使い捨てされる運命の割り箸を別の用途として使う」というコンセプトを考えながら作ったものだったりします。椅子としてだったら(壊れない限り)ずっと使い続けることができますから。

今は手元にないけど、しばらくの間は普通に座ったり、物を置いたりする用途で実際に使っていましたよ。見た目は(無駄に)アーティスティックだけどね!

これを作ったのは一年半くらい前だったかな?

割り箸みたいな、別の用途に使うはずだった素材を、椅子にしたりとか作品にしたりとかにできるという可能性が見つかったので、けっこう楽しかったです。

これは、言ってしまえば実験を兼ねた遊びみたいなもんだけど、なんというか、作り方とかも含めて勉強になりました。

本当だったら、この椅子がうまく言ったので、背もたれのあるソファーみたいな椅子にもチャレンジしてみようとも思ったんですよ。でも、それを置くスペースがなかったので、断念しました。でも技術的には普通にできると思うので、将来広い家に住むことがあったらやってみたいなあ・・・

DIYは楽しいよね。

てなわけで、以前作った割り箸の椅子の紹介でした。

やろうと思えば誰でもできると思うから、気が向いたらやってみてね!

やなぎ 白樺小判箸 裸 500膳

やなぎ 白樺小判箸 裸 500膳

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