今の時代、ウェブ上での出会いが現実になるということがあります。これって本当にすごいことだと思うのです。
昨日から、僕も作品を出品している展覧会である「FLAT展」が始まっています。初日&祝日だったということもあり、多くの人に来ていただくことができました。
こういう展覧会に来てくれる人というのは、基本的には「出品している作家の知り合い」がほとんどです。(ギャラリーによっては、そのギャラリーのお客さんがメインの場合もあります。)その作家のファンだったりとか、友達だったりとか、場合によっては小学校時代の恩師に来ていただけるなんてこともあります。
展覧会という場は、芸術家にとって作品発表の場でもありますが、作品を見るために訪ねてきてくれた人との交流の場でもあるのです。
そんな意味で、昨日は非常におもしろいことがあったのです。
展示に来てくれて嬉しかった話
このブログは、はてなブログのサービスを利用しているブログです。なので、はてなブックマークがつくと、はてなのアプリ経由で、僕のiPhoneにピコーンと通知が来ます。
昨日は15時過ぎくらいに着くように展覧会場に向かっていたのですが、その道中の電車でも、はてブの通知がピコーンと来たのですよね。そこで、いつものようにその内容を確認したのですよね。
そしたら、電車の中なのに「おわっ!」と声が出そうになるくらいにびっくりしました。
展覧会の作品搬入が終わるとものすごくホッとする - MIKINOTEb.hatena.ne.jp丁度代官山で食事してたのでこれから見にいきます!
2016/02/11 14:21
なんと、僕がいつも購読させていただいているブログ「I AM A DOG」のOKP (id:OKP)さんが、これから来てくれると言うじゃないですか!
↑実は僕、ひそかに大尊敬していました。
ものすご〜く写真がいいんですよねぇ。ブログが更新される度に、こんな風に撮れるようになれたらいいな、と思っていたのです。特に、料理と、その写真の完成度には惚れ惚れしていました。
もちろん、OKP (id:OKP)さんとは面識はありませんでした。だから、どんな人なのかも分からないし、ちょっぴり緊張しながら現地へ向かいました。
ホントに来てくれた!
で、会場に到着してしばらくしたら、ホントに来てくれました。オリンパスのカメラを持っていたので、すぐに分かりましたよ。
初対面ですが、実際に会ってみると不思議と緊張が解けましたね。いつもブログを読んでいたせいもあって、話す内容も特に困ることなんかないって感じ。
非常に真剣に作品を観てくれました。
今回の展示会は基本的に写真撮影OKなので、たくさん撮影されていましたね。(どんな写真が撮れたのか気になります!)
いや〜、めちゃくちゃ嬉しかったです。OKP (id:OKP)さん、わざわざ足を運んでいただいてありがとうございました!
ウェブだけでの知り合いだったけど…
実際に会ったことがあるわけではないのに、訪ねてきてくれる・・・。これって、一昔前は、ありえなかったことでした。
面識もなくて、共通の知り合いがいるわけでもないのに、その作家の展示を目指して展覧会に来てくれるのなんて、よっぽどの有名アーティストだけですもんね。今まで、無名作家は自分の展示に来てくれる人を集めるためには、自分の足で直接人脈を作っていくしかありませんでした。
その点、今はインターネット網が発達しています。ブログやソーシャルなどのサービスも非常に充実しています。だからこそ、直接の面識がなくとも、ウェブ上だけの関係だったとしても何かの機会があれば実際に会うということも可能となっているのです。
オフ会なんかもそうですよね。オフ会はやったことないけど、いつか参加してみたいなあ。
今回の展示での出来事もそうです。
まさに、ウェブと現実が融合したような感覚を感じて、おもしろい体験が出来ました。
初めて会うけど初めてじゃないような不思議な感覚
面識がなくても知り合いであるというのは、今の時代ならでは現象だと思います。そして、対面しても不思議と初めてじゃないような感じがするのですよね。
やはりブログというのは、その人間の興味関心を綴っていくものだからでしょうかね。ゆえに、お互いのブログを読んでいるというだけでも、案外大丈夫なものなのでしょうね。
とりあえず話題がなくて困るということはないです。
こういう出会いがあると言うのも、ブログのおもしろいところです。こうして、来てくれる方がいるということだけでも、ブログをやっていて良かったと思いました。
ホント、家に帰ってから、ウェブでの出会いが現実になるというのはすごいことだなあ・・・としみじみしてしまいましたよ。
まとめ
実は、僕がブログを始めた大きな理由の一つが、まさにこれだったりします。
結局のところ、作品を作っていくという活動は、非常に孤独なものなのですよね。なんせ、制作するときは作業場に引きこもって地味な作業を延々とやっているだけですからねぇ。芸術家は性格的にも内向的な人が多いですから、油断していると「いつの間にか、他人との関わりがなくなってた!」なんてことにもなりかねません。
ところが、今の時代はウェブ上での活動をすることで、家にいても、アトリエ(作業場)にいても、PCに向かって作業をするだけで、自分の活動に興味を持ってくれる人に出会うことが可能です。これってものすごい画期的なことだと思うのです。
そうそう、昨日は、僕が地元山梨の美術予備校に通っていた時に一緒に勉強をしていた友人も、展示を見るために訪ねてきてくれました。その友人も、ものすごく久しぶりに会う友人だったのですよ。13年〜14年ぶりくらい?
インターネットがなかったら、絶対になかった再会でしょうね。事前連絡無しで突然来たので、最初誰だかわかりませんでしたよw
びっくりしました。
今回、いつも見ているブログを書いているブロガーさんが訪ねてきてくれたことも、非常に嬉しいことでした。「面識ないけど知らない人ではない」というのも、なんだか不思議な感覚でした。
展覧会初日から、おもしろい体験をすることが出来ました。
・・・そんなわけなので、展示は21日までやっているので、来ていただけたら嬉しいです。(という宣伝でした。)
追記:ちなみに現在のところ、在廊を予定しているのは以下の日です。
16日
17日
21日(午後から)
よろしくお願いします。
終了しました!
追記2:OKP (id:OKP)さんが、展示についての記事を書いてくれました!
非常にステキな雰囲気にまとめていただいてますので、是非とも御覧ください。