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2階の床板張りの準備:ノミと鉋を研いだりペケ台作ったり床板の表面を磨いたり

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前回、2階の床張りを職人さんに教えてもらったのですが、張り始めるその前にいろいろと準備をする必要があるということがわかりました。

具体的にはよく使うという8分のノミを買って研ぎます。その他にも少し小さめのノミと鉋を研ぎます。(研ぎとかすごく久しぶり!)

それと、ノミで造作作業などをするための作業台などもあったほうが今後の作業も効率が良くなりそうです。

また、床板の表面の磨き作業も今回はすることになりました。届いていた床板全部です。(普通はやらないことだと思う・・・)これは枚数が多いのでかなり大変でした。

<目次>

床を張るための準備いろいろ

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今回の動画です。

この辺りから家作りの中でも大工っぽい仕事してるな〜という気分になってくるので楽しいですね。

ノミと鉋を研いだ

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作業前日の夜(日付変わっていましたけど)、今仮住まいしている家の台所でノミと鉋を研ぎました。

先日、レクチャーしてもらった内容的に、床張りではこれらの道具をバリバリ使うようだったので、きちんと研いで仕立てておかないとなりません。ちなみに、画像の中で一番大きなノミは8分ノミと言って、刃の横幅が24mmのノミです。

これだけは持っていなかったので、近所のホームセンターで買いました。

ちなみに研ぎは、学生時代に木工の授業で一応習ったことがあります。なので、基本的なやり方としては間違っていないと思うのですが、あまり上手なわけではありません。

最初に8分ノミから研ぎます。買ったばかりの状態でも使えないことはないと思うのですが、ちゃんと研いだほうが良いと思います。

まず、裏押しからです。

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まず金盤に金剛砂と水を少量出します。

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そして、ノミの裏面を押し付けながら金盤の上で擦っていきます。徐々に金剛砂の粒が潰れて細かくなって泥みたいになっていきつつ、ノミの裏面が平らになっていきます。

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次は中砥(#1000)です。使う前に砥石の平面がきっちり出ているか確認して、微妙だったら砥石同士をこすり合わせて平らを出しておきます。

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ノミの表側の面を研ぎます。こちらも研ぐ面が丸くならないように直面が出るように、角度を固定しながら研ぎます。裏面も同様に直面を意識しながら研ぎます。

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最後に仕上げ砥(#6000)で両面を磨いて完了です。

ノミや鉋の刃の研ぎの大まかな流れはこんな感じで良いかと思います。と言っても、なかなか直面に研ぐのが集中してやらないとかなり難しいです。

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他のノミや鉋の刃も全部研いで、研ぎ完了しました。

新品の8分ノミは大丈夫ですが、他のは錆びていたり学生時代に変な研ぎ方をしてしまったものを研ぎ直したので、よく見るとすごく適当です。本当はグラインダーとか使って大きく削り直したいところだけど・・・時間もなかったし仕方ないよね。

丸ノコのガイド

場所が移って、次の日の朝の現地です。

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前回の記事で教えてもらった丸ノコのガイドを作りました。30mm×30mmの角材に厚み4mmくらいの合板をビスで直角に留めるだけなので簡単に作ることができました。

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角棒の右側の端っこが丸ノコの刃の当たる部分になるので、どこを切るのかという目安になります。非常に便利な道具です。

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きれいな直角にまっすぐ切れる

長く使っていると直角が微妙にずれてしまうことがあるので、その日使い始める前には必ず直角が出ているかチェックしたほうが良いそうです。

のこぎり買った

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のこぎり買いました。

ホームセンターで売られている1500円くらいの普通のやつです。

のこぎりは一応持ってはいるのですが、ずいぶんと古くなってボロボロなになっていたので新しく買いました。

造作で使うので、なるべく目が細かくてきれいに切れるのこぎりが良いのだそうです。

ペケ台製作

今後は、ノミや鉋で床板などを削る作業が多くなるかと思われます。そのときに床に床板をベタ置きして作業するのはやりにくいし、汚れや傷もついてしまう可能性が高いです。

そのために腰くらいの高さの作業台がほしいのですが、どんなのがいいかなとネットで色々と調べて、いわゆる「ペケ台」と呼ばれる作業台を作ることにしました。

ペケ台は、サブロク板の合板をカットして簡単に作ることができるし、分解すればただの板なので持ち運びがしやすくて利便性が高いです。今回は2階に作業台を置いて作業をしたいので、2階に上げるのも簡単にできて良いですね。

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まず、700mm×900mmの合板を4枚用意します。今回は11mm厚のコンパネをホームセンターの木材加工サービスでサイズに切ってもらいました。(切ってもらった方が車に積むのが楽なのです。軽トラとかほしい!!)

ペケ台とは、合板の中央に溝を彫って、その溝同士を挿し込んで✗の字にして自立するようにして作る作業台です。

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↑つまりこういうのを2枚作って、組み合わせることで1台のペケ台が出来上がります。(今回は2台作るので4枚必要です。)

溝は、板厚ぴったりだとギチギチになってしまうので、板厚よりも少しだけ大きめに切って余裕をもたせます。今回は13mmくらいの幅で作ってみました。

作業は非常に簡単です。

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まず、切る場所に鉛筆で印をつけます。

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2本の線に沿って丸ノコで切れ目を入れます。

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丸ノコだと、刃を止めた最後のところが斜めになっているので、のこぎりを少し入れて直角にします。

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ノミで溝の根本のところを打って切り離して、切り口を整えます。

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f:id:takayukimiki:20190325172830j:plain はい、これで完成です。

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ピッタリと組み合わさりました。大丈夫そうです。

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ついでにペケ台の上に乗せる板(900mm×900mm)も切りました。

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これがペケ台です。

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この上に板を乗せれば作業机っぽくなります。ものすごくシンプルな構造だけれども、意外としっかりとしています。

床板の表面を磨く

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今回使用する2階の床板ですが、予算の関係でコストを抑えたものを工務店に注文してもらいました。

そのためなのか、表面の削りの処理が荒い部分が結構あります。

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基本的にはきれいなのですが・・・

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よく見ると電動鉋の大きな痕みたいなのがついているものが多いです。

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これを工務店さんにお借りしたベルトサンダーで全部削ろうというのが、今回の床板張り前の最大の準備なのであります。

ベルトサンダーはかなり細かい番手のベルトを付けてあります。

こういうのは一度やり始めたら、やったものとやってないもので調子が変わってくるので結局全部やらなくてはならないことになると思われます。相当な量の床板があるので、これを全部ベルトサンダーするとしたら相当大変なはずです。始める前からめちゃくちゃ大変そうな予感がビンビンでした。

これ、このくらいだったら個人的には気にしないでもいいかな〜という感じの痕ではあります。どうせ住み始めたら杉板なんてすぐに傷だらけになるだろうし・・・

だけど、試しに端材を使ってちょっとだけ磨いてみたら、ものすごくきれいになったんですよね。こういうのを一度見てしまうと「やらねばならない」となるので厄介な性格です。てなわけで、大変だけどやってみることにしました。

早速、作ったばかりの2つのペケ台の上に床板を渡すように置いて、ベルトサンダーで削ります。

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ザザーッっと軽くやるだけで大丈夫っぽいです。いい感じです。

てなわけでここからは、ずっとベルトサンダー作業が続きます。

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ここで1日目終了。この日ペケ台を午前中に作って、その後はずっとベルトサンダーでした。

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ここから2日目です。

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やっと終了です。

トータルで7時間くらいかかりました。

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表面は鉋の大きな痕も細かい痕も消えて非常に綺麗になりました。触るとすべすべしていて気持ちが良いです。住み始めたら素足で歩きたい質感です。

大変でしたがやってよかったです。

まとめ

やはり家作りに限らず、ものを作るときにはその下準備がものすごく重要ですね。ちゃんと準備をしてから始めるのとそうでないのでは、その後の作業の進み具合が全然違います。

もちろん初めてやることばかりなので、やりながら足りないものに気づくこともあるかと思います。その時はその都度改善していけば、作業効率を上げていけるんじゃないかな。

床板の表面の磨きまでやることになるとは夢にも思っていなかったけれども、長く住むことになる家ですから、気になっていることを放っておくのは経験上精神的によくありません。

ただ、実は映像では撮っていないですが、裏側も非常に荒い仕上げになっている板があって、これも何枚か削りました。今回は2階の床板が1階の天井になるので、裏側も見えるんですよねえ・・・

一応、裏面もヤバそうな板はベルトサンダーをしたのであまり気にならないとは思うのですが、それはなるべく目立たない箇所に張るようにしたりして対応しようと思います。まあそれも手作りの味ということで良しとできれば良いと思います。

次回からはいよいよ床板張りの作業が始まります。一度やって見せてもらっただけなので、うまくできるかわかりませんが、少しずつ慣れながら作業を進めていくようにしたいです。


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