鉱物には、不思議な魅力があります。
この世のものとは思えないくらいに美しい色合いの石もあれば、結晶の形が自然のものとは思えないものとか、ホントにいろんな鉱物が、自然界には存在しています。
実は僕、このブログでは書いたことなかったのですが、「鉱物収集」が趣味だったりするのです。鉱物にハマったのは中学生くらいの頃だったかな。子どもの頃からちょいちょい新宿とかで開催されるミネラルフェアとかに行って、石を買ってもらったりしていました。
そうやって、実家には徐々に石の数が増えていきました。実家の僕の部屋の棚は石で埋まっています。
そんでですね、去年の末に帰省した際に、今までに集めた鉱物標本の中から持ってこれる分だけ、実家から現在住んでる家に持ち帰ってきたのですよね。
で、ちょうど先日、作品の写真撮影をしたので、写真撮影場所を設営してある状態です。そこで、ついでに家にある鉱物の写真を撮ってみたというわけなのです。
<目次>
鉱物を紹介するよ
ちなみに、実家にはまだまだ大量の鉱物がありまして、今回紹介するのはその中の一部です。種類的にも、基本的なものよりも少々マニアックな石も多いです。そのうち、こっちに全部持ってきたいなあ・・・
というわけなので、高校生くらいの頃に得た知識から、ちょっとした鉱物に関する雑学的なものを交えつつ、鉱物を紹介していきます。まあ、かなり忘れちゃってる部分もあるのですけどね。
ちょっと長くなっちゃうけど、鉱物の魅力が少しでも伝わればいいなと思います。(補足的な感じで、自分で撮った写真以外にも少しだけだけど、Amazonから拝借した写真や、Youtube動画なども紹介しつつ説明していきますね。)
黄鉄鉱
まずは、「黄鉄鉱(パイライト)」と呼ばれる石です。黄鉄鉱は鉄(Fe)と硫黄(S)の鉱物ですね。上記の写真の石はスペイン産です。
黄鉄鉱は、かなりメジャーな鉱物なので、見たことがある人も多いはずです。
黄鉄鉱の特徴は何と言っても、立方体の結晶です。これ、こんな見た目だけど、れっきとした天然石なのですよ。すごくないですか?
これを初めて見る人に天然石だということを説明しても信じてもらえないかもしれないレベルです。
黄鉄鉱に限った話じゃないけど、おもしろいのは、産出する地域や環境によって結晶の形が違うというところです。
↑ギザギザした筋が入ったような結晶なのだけど、これも同じ黄鉄鉱なのですよ。ぜんぜん違う形です。不思議!
金属的な光沢もすごくいい感じで、好きな鉱物の一つです。
アクアマリン
これは、パキスタン産の「アクアマリン」です。
ちなみに右側の水色の柱状の結晶がアクアマリンで、左側の白色板状の結晶は「白雲母」です。
アクアマリンというと、カットされて宝石として使われるということでも有名な石です。原石の状態でも、水色の色味と結晶の形状がすごくいい感じなので、魅力を感じます。
アクアマリンはいわゆる「ベリル(緑柱石)」という種類に属している石で、同じベリルの一種であるエメラルドとは親戚のような関係です。アクアマリンもエメラルドも、ほとんど同じ元素で出来ているので、大きな違いは色だけだったりするのです。
で、どうしてそんな違いが生まれるのかというと、微量な元素が結晶の中に混入しているからだったりするのだそうですよ。アクアマリンは鉄(Fe)が、エメラルドはクロム(Cr)が入っているから、あのような美しい色合いが生み出されているのだそうです。
鉄電気石(トルマリン)
ブラジル産の「鉄電気石」です。電気石と言うと、「トルマリン」という名前の宝石としてカットされて使用されることもある鉱石なのですよ。
まあ、この標本の場合は鉄電気石という黒色の石なので、カットされることはあまりないのではないかと思います。
結晶の形状がシュッとした筋が入った柱状の結晶でかっこいいですよね。シャープな雰囲気が素晴らしいです。
ところで電気石って、どうして電気石というネーミングなのかというと、電気ウナギみたいにバリバリっと電気を発生するから・・・というわけではなくて、熱したり摩擦したりすると静電気を発生する性質があるからだそうです。
カバンシ石
この青いボール状の結晶は「カバンシ石」という鉱物です。白と深い青色のコントラストが非常に美しいです。インドのPoona産の石です。
カバンシ石はマニアックな石ではあるけれども、非常に特徴的な見た目の石なので、見た記憶がある人も多いかもしれません。
ちなみに白い部分は「束沸石」と呼ばれる沸石の一種の結晶です。
カバンシ石はバナジウム(V)の鉱物で、そのおかげでこのような色をしているそうですよ。
自然にこのようなボール状の結晶と色合いが生まれるなんて、想像してみるとのすごいですよね。非常に神秘的な石だと思います。
アマゾナイト
「アマゾナイト」は「長石」と呼ばれる、普通に色んな所で見られる石の種類の仲間です。アメリカ、コロラド州産です。
通常だと白い色の長石とは違って、薄い青緑色の美しい石ですよねぇ。
硬度的には柔らかい部類に入る石なのだけど、研磨してパワーストーン的なものとして売られていることを見かけることがありますね。
赤鉄鉱(ヘマタイト)
赤鉄鉱という鉱物です。英名の「ヘマタイト」という名称の方が一般的には有名かもしれませんね。
↑これ、すごく気持ち悪い感じの結晶でしょ?
実はこういう結晶のことを「腎臓状」の結晶と呼んだりすることもあるのです。臓器の腎臓っぽいから、そういう名前がついたのだそうですよ。
赤鉄鉱は重要な鉄資源の一つでもあるそうです。
場合によっては、これも研磨されてパワーストーン的な商品として売られることもあるのですけどね。
↑こういう感じで研磨されて売られているのを見かけることが多いかもですね。
金属っぽい石って感じで、独特な光沢を持っている石です。
孔雀石(マラカイト)
腎臓状の結晶というと、僕の手持ちの中だとザイール産の「孔雀石(マラカイト)」があります。銅(Cu)の代表的な鉱物の一つですね。
孔雀石と言うと、研磨されて縞模様になっているような見た目の物が有名ですね。おそらく、殆どの人が孔雀石自体は見たことがあるはずですよ。
この濃い緑色を活かして、古来より顔料として用いられることもある鉱物です。
翠銅鉱
同じく銅の鉱物として「翠銅鉱」という石もあります。
孔雀石と比べると、濃い目のビリジャン系の緑色で透明感があります。すごく独特な緑色ですよねえ。
一見するとエメラルドのようにも見えるかもしれませんが、全く別の鉱物なのですよ。
アタカマ石
「アタカマ石」という鉱物です。
これ、名前の由来が、チリにある「アタカマ砂漠」で採れるからなのだそうです。このエピソードは、そのまんますぎるネーミングなので、個人的にすごく印象的なのです。
でもまあ、鉱物だと、採れる産地が名称の由来になっている場合がけっこう多いのですよね。他のパターンだと発見した人の名前がついてたりとかね。意外と適当!
これも銅系の鉱物なのですが、苔のような感じでへばりついているような見た目が特徴ですね。
銅系の鉱物は、緑系の色の石が多いですが、結晶の形とか、見た目的には全然違うのがおもしろいところですね。
赤銅鉱
「赤銅鉱」、これも銅系の鉱物ではあるのですが、これまで紹介してきた緑系ではなくて、ちょっと珍しい赤系の色をしています。
ちょっと暗めの赤色って感じの、金属っぽいけど透明感があるような・・・そんな感じのイメージの結晶が特徴の石です。
写真の標本はコンゴ産ですね。
アメシスト(紫水晶)
水晶というと、透明な結晶がスタンダードではありますが、色がついているものも何種類が存在しています。
中でも、「紫水晶」つまり「アメシスト」と呼ばれる水晶は代表的でしょうね。アメシストの紫色は微量の鉄イオンが含まれているからこのような色に発色しているのだとか。
他にもローズクォーツ(ピンク)だとか、レモン水晶(黄色)、スモーキークォーツ(グレイ)などが、有色の水晶として代表的です。
ところで、ここではアメシストと書いちゃったけど、「アメジスト」と「アメシスト」は読み方として、どっちが正解なのでしょうね?
ルチルクォーツと太陽ルチル
これは俗にいう「ルチルクォーツ」と呼ばれる石です。上記のものは、天然石ではあるのだけど、大福のような形状に磨かれたものです。
ルチルクォーツとは、透明な水晶の中に「ルチル」と呼ばれる金色で針状の結晶が混入しているものを言います。透明な水晶の中に、きらめくような金色が見えるのが、好きなのですよねぇ。ルチルクォーツ。
こういう感じで水晶の中にルチルなどが入っている水晶のことを、「草入り水晶」なんて呼ぶこともあります。だって、中に入ってる針みたいなのって草っぽいでしょ?
↑これは、研磨されていないルチルクォーツです。原石そのままの部分が残ってるので、研磨されている物と比べると、ちょっと違った雰囲気なのではないでしょうか。
針状のルチル結晶の様子がよくわかりますよね。
↑で、これがルチルだけの状態のものです。見た目の通りに、すご〜く繊細なので、ちょっとしたことで壊れちゃいそうなので取り扱い注意な結晶標本です。
ちなみに、こういう感じの見た目で、放射状に広がっているルチルのことを特に「太陽ルチル」と呼ぶこともあります。
ルチルはチタンの酸化鉱物で、和名は「金紅石」というのですよ。見た目的に合っている、それっぽいネーミングですよね。
それと、余談なのですが、スターサファイアとかスタールビーみたいな宝石になぜスターが出るのかというと、石の内部に細かいルチルの結晶が混入しているからなのだそうです。
ルチルは、ちょいと地味な存在ではあるのだけど、別の鉱物の中に入り込むことで、別の魅力を付加する、縁の下の力持ち的な存在といえるのかもしれません。
オパール
お次はオーストラリア産の「オパール」を紹介します。オパールと言うと、宝石としても超有名な鉱物ですね。
オパールの独特なゆらめくような色合いのことを「遊色(ゆうしょく)」といいます。遊色と言うのは、オパールの雰囲気にマッチしていて、うまいこと名付けた名称ですよね。
ちなみに、オパールは水晶と同じ元素(SiO₂)でできているのですが、「非晶質」です。つまり結晶しない鉱物なのですよね。
それと、オパールという石はすいしょうと違って「水」を含んでいることも特徴です。つまり、水晶に水が入っているような鉱物ってわけですね。
なので、本当だったら水の中に入れて保存するのがベストだったりするのですよ。(乾燥すると割れることがある)
クンツァイト
「クンツァイト」も見た目的にけっこうおもしろい結晶の形をしていますよね。
クンツァイトは「リチア輝石」と呼ばれる鉱物の仲間です。そして、リチア輝石の中でもピンク色のものをクンツァイトと呼ぶのだそうですよ。ちなみに、アップルグリーンのものは「ヒデナイト」と呼ぶそうです。
石の色で呼び方が変わるというのは、鉱物全体でよくある話ですね。
クンツァイトも研磨して使用することが多い石なのですが、研磨するのは技術的にけっこう難しい石なのだそうです。細かい内容は、ちょっと忘れちゃったのですが、削っている際に熱がこもりすぎると割れたり変色したりするそうです。
以前、とある宝石研磨職人の方と話した時にそんなことを言っていました。
ビクスビ石
「ビクスビ石」というアメリカ産の石です。
これ、すっごくマニアックな石だと思うのですけど、結晶の形状がすっごく魅力的なのですよね。立方体に溝が切ってあるような感じです。
どうして、こんな結晶が自然界に存在してるのだろうと考えちゃう石だと思います。
緑簾石
モロッコ産の「緑簾石(りょくれんせき)」と呼ばれる石です。
長野県のとある地域でも産出される鉱物なのだけれども、ここで採れる緑簾石は餅みたいな形状の石の内部に空洞があって、そこに入っているために、「焼餅石」なんて呼ばれることもあるのだそうです。
キラキラした細かい板柱状の結晶と、オリーブグリーンっぽい深い色合いが美しい石です。
方解石(ブドウ状結晶)
↑ちょっと珍しいブドウ状の結晶の方解石です。これはイタリア産の石ですね。つぶつぶしていて可愛いでしょ?
鉱物って本当におもしろくて、方解石も物によって結晶の形状が全く異なるのですよね。
一般的に、よく売られているのを見ることが多いのは↑のような平行四辺形っぽい形状の物です。これは厳密に言うと結晶の形ではなくて、「劈開(へきかい)」と呼ばれる、鉱物が決まった方向にのみ割れる性質を利用して作ったものなのです。
上記のAmazonから拝借した画像の方解石みたいな感じに、パコーンと綺麗に石を割る職人さんがいるのでしょうね。
方解石のおもしろいところは「複屈折」の現象が起こるという性質でしょうね。透明な方解石を、文字が書いてある紙の上などに乗せると、透けた文字が二重に見えるという性質です。
言葉だとわかりにくいので、Youtubeで動画を探してみたので、興味のある方は下記の動画を見てもらえるとわかりやすいと思います。
蛍石&黄鉄鉱
劈開といえば「蛍石(フローライト)」とかも、劈開がすごいということで有名です。
↑これは、モロッコ産の蛍石ですね。表面に付いているつぶつぶは「黄鉄鉱」の細かい結晶です。これも、なんだか可愛いでしょう?すごく気に入ってる標本なのです。
ちなみに、この蛍石は結晶が立方体です。
けれども、よく売られているのを見るのは下記のような正八面体のものが多いですよね。
これも、実は決まった方向にしか割れない、蛍石の劈開を利用して作ったものなのです。蛍石も、うまいこと綺麗な八面体に割る職人さんがいるのでしょうね。
ちなみに蛍石と言うと、ブラックライト(紫外線)を当てると発光する物があります。けれども、全部の蛍石が光るわけではなくて、光るものと光らない蛍石があるのですよね。そこがややこしいところで、光ることを期待して買ったら光らなかった!なんてことで、がっかりしちゃう人もいるみたいです。
でも、強く熱するとどんな蛍石でも光るのだそうですよ。たぶん割れるけどね。
そう言った性質が、蛍石というネーミングの元となっているのでしょうね。
硫砒鉄鉱&蛍石&水晶
これは、中国産の「硫砒鉄鉱」と「蛍石」、それに「水晶」の結晶標本です。
水色がかった透明度の高い蛍石と、金属光沢が魅力な硫砒鉄鉱のコントラストにやられちゃったのですよねぇ。衝動買いした記憶があります。ゆえに、これもお気に入りのコレクションの一つです。右下にぴょこんと出ている水晶の結晶が個人的にはポイントです。
ちなみに、硫砒鉄鉱は砒素(As)と鉄(Fe)と硫黄(S)の鉱物です。「砒素」というと非常に危険性の高い元素の一つとして有名ですよね。ゆえに、触るのとかも、かなり怖い鉱物の一つではあります。
まあ、硫砒鉄鉱そのものは水溶性でもないし有毒ではないので、そこまでやばいわけではないのですけどね。
ただし、硫砒鉄鉱から「亜砒酸」という水溶性の物質が生まれている可能性もあるので、絶対に舐めたりしてはいけません。
辰砂
これは、中国産の「辰砂(しんしゃ)」という鉱物です。
これ、見た目的には美しい透明感のある赤色の石なのですが、実は、水銀(Hg)の鉱物だったりします。見た目からは想像も出来ないけれども、辰砂を精製して水銀を得たりすることもできるそうです。
ちなみに中国では、純粋な辰砂のことを「丹」と呼んでたりして、不老長寿の霊薬の材料として用いていた時代もあったそうです。錬丹術とかね。(漫画とかアニメで描かれる賢者の石とかそういうのが赤い色なのは、ひょっとしたら辰砂の色なのかもしれませんね。)
こういうエピソードはおもしろいけど、恐ろしい話ではありますよね。
方鉛鉱&水晶
「方鉛鉱」は鉛(Pb)の鉱物です。写真の物はブルガリア産です。
方鉛鉱という名前のとおりに、(写真だとわかりにくいかもしれないけど)立方体の結晶が特徴的な鉱物です。
繊細な水晶と方鉛鉱のずっしり感が気に入って、入手してしまった石です。
菱マンガン鉱(ロードクロサイト)(インカローズ)
こちらはアルゼンチン産の「菱マンガン鉱」という石です。英名が「ロードクロサイト」、俗称として「インカローズ」とも呼ばれる、なんとも呼び方が多い鉱物なのです。
インカローズと言うと・・・
・・・こういう感じのものを見かけることが多いです。層状の模様が美しいピンクの石なのですよね。研磨されてアクセサリーや小さな置物としても使用される石です。
でも、今回写真に撮ったような、単体の結晶の菱マンガン鉱はあまり売っているのを見たことなかったので、衝動買いしてしまった石なのですよ。
透石膏
これは、メキシコ産の「透石膏」の結晶です。
「石膏(せっこう)」というと、骨折した時のギプスとか、型を取ったりするときに使うあれのことです。
それが天然の結晶の状態だと、こんなに美しい透明なものだったりするのですよ。
学校の美術室にある石膏像なんかも、石膏で出来てます。
石膏だからってバカには出来ない、魅力的な鉱物ですよね。
アパタイト(燐灰石)
「アパタイト(燐灰石)」という鉱物です。
これ、透明度が高いものは、研磨して宝石として使われることもある石ではあるのですが、一般的には別のイメージが強いかもしれません。
そう、「歯科医療」で使われることがあるのですよね。なんでも、燐灰石の成分は歯や骨の成分に近いそうなのです。ゆえに、僕達の歯の健康を維持する用途としても重要な役割を持っている鉱物です。(歯科医療に使われているのは水酸燐灰石という種類のもので、厳密に言うと宝石用のものとは違う種類だそうです。)
見た目の美しさだけじゃなくて、別の用途もあるというのが鉱物のおもしろいところだったりします。こういう、雑学的な部分を知るのも楽しさの一つですね。
番外編
さて、ここまでのところで鉱物について紹介してきました。
ここからは、番外編ということで、天然の鉱物ではないものを(せっかくなので)ついでに紹介していきたいと思います。
ビスマス(人工結晶)
これ、有名なので見たことがある方も多いかと思います。
「ビスマス」の結晶です。ビスマス(Bi)は「蒼鉛」とも呼ばれている、融点の低い金属です。
これは、実は天然の鉱石ではなくて、人工の結晶です。謎の古代の遺産みたいなかんじで、すっごくおもしろい形ですよね。
天然のビスマス鉱石も存在しているのですが、あまり美しい見た目ではなかったりします。なので、人工の結晶の方がおもしろい!という珍しい例の一つというわけですね。
最近知ったのですが、これ、自宅とかでも作ることができるのだそうです。ビスマスのインゴットを溶かして・・・つまみ上げる!みたいな作り方です。
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ビスマスは普通に売ってます。
詳しいやり方は、検索するといくらでも出てくるので、興味のある方はやってみると良いかと思います。
↓とりあえず参考までに。
アンモナイトの化石
一見すると普通の石のようですが、上部を持ち上げると・・・
「アンモナイトの化石」が現れます。
化石もおもしろいのですよね〜。化石はそんなに詳しい訳じゃないけど、ロマンを感じます。
三葉虫とか欲しいです。
それと、持ってないのが残念なのですが、鉱物になっちゃった化石なんかも世の中には存在しています。オパール化したアンモナイトとかね。
ゆえに、化石と鉱物と言うのは、切っても切れない関係性があるのです。
琥珀
最後に紹介するのは「琥珀」です。
これ、豆粒みたいに小さい琥珀なのだけど、ホント宝石みたいに綺麗ですよね。まあ、琥珀は宝石と同等に扱われているものだったりするのですけどね。
ちなみに、これには虫は入っていません。虫入り琥珀も売っているけど、非常に高いです。ジュラシックパークじゃないけど、琥珀にもロマンを感じますよね。
鉱物も化石も琥珀もそうだけど、想像も出来ないような昔に生成された物体なのですよね。こんなにも美しい物が出来上がるというのは、奇跡みたいなものだということを感じます。
そんなところを想像しつつ、これらの鉱物を眺めると、石の見かたが変わるかもしれませんよ。
まとめ
ちなみに、僕が高校生時代に愛読書だった本は「楽しい鉱物図鑑」という本です。
この2冊も、鉱物標本達と一緒に実家から持ってきました。使い古されすぎてボロボロです。(関係ないけど、「楽しい鉱物図鑑2」の方には著者のサインが入ってたりします。)
すごくわかりやすく石の説明が書いてあるし、種類的にもたくさん載っているので、大好きな本なのです。この本に載っている写真を眺めているだけでも飽きませんでしたよ。
というか、ここで書いた内容の半分以上はこの本に書いてあった知識だったりします。
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とまあ、そんな感じです。
実はここまで書いておいてなんですが、最近は、鉱物関係のイベントだとかお店とかに行ってないです。実家から離れてしまってから、鉱物を眺める機会が少なくなって、次第に興味の方も離れていってしまったからかもしれません。
実家にいた頃は、周囲に鉱物好きな人間がけっこういたのですよね。それもあって、石を集めたり、愛でたりとか、いろいろしていました。
でも、今回、実家から持ってきた石を眺めているうちに、また新しい石を集めてみたいなあと思うようになりましたよ。だってさ、やっぱりすっごくおもしろいものですからね。
結晶の形とかから、作品のインスピレーションとか湧きそうです。アート感ありますよね。鉱物って。
やはり、こういう楽しい物は自分の手元に置いておかないとダメですね。
最近は、鉱物系のイベントも増えてきたと聞きます。なので、今後は積極的にミネラルフェアみたいなイベントや、鉱物を扱っているお店に足を運んでみたいなあと思いました。