ジャガイモというのは、茹でたりふかしたりして調理するだけの食材ではありません。炒めものにしてしまっても、非常に美味しくいただけてしまう食べ物なのです。
そんなわけなので、家の冷蔵庫に入っていたジャガイモをニンニクと一緒に豆板醤炒めにしてみました。
これがですね・・・自分で言うのもなんですが、美味しかったです!
ジャガイモなのに、ホクホクした食感ではなくて、めちゃくちゃシャキシャキ食感でした。
味付けも辛口で、ニンニクもたっぷり入れたので、紛れもなくおつまみの味でしたね・・・(最近、なにか料理を作るとおつまみっぽくなっちゃうんだけど、なんでだろ?)
それと最後に、ご飯にぶっかけて食べたら最高に美味しかったです。つまみもシメもいけちゃう料理になっていました。
ジャガイモは、実は炒めて食べることもできる野菜なのだけど、炒め物にするためには、ちょっとしたコツも必要だったりします。
だけど、上手に炒めると、すごく美味しい炒め物になるんですよ。
<目次>
ジャガイモの炒めものの作り方とコツ
材料
今回使用した食材と調味料は以下の通りです。
- ジャガイモ:4個
- ニンニク:2片
- 豆板醤:小さじ3くらい
- 味噌:小さじ3くらい
- 料理酒:大さじ1
- サラダ油:適量
- 塩:少し
- 胡椒:適量
適当に冷蔵庫にあったジャガイモを使ったのですが、4個という数はちょっと多かったかもしれないです。フライパンが小さいと、上手く鍋を振れないかもしれません。
豆板醤は今回は小さじ3くらいの量を使用しました。しかし、豆板醤はメーカーや製品によって、辛さや味が異なる調味料です。なので、そこのところは各自調整して、程よい分量を使用するようにしてください。
ちなみに、今回は李錦記(リキンキ)の 四川ラー豆板醤という、かなり辛口の豆板醤を使用しました。だから、上記の分量だとかなり辛味が強めでした。美味かったけど。
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ジャガイモを千切りにする
最初は、ジャガイモの皮を剥きます。
僕、ジャガイモの皮を包丁で剥くのはすごく苦手なので、ピーラーを使って皮を剥きます。むしろ、ピーラー無しでジャガイモの皮を剥く人は少数派だよねぇ。
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ジャガイモの皮を剥き終わったら、ジャガイモを千切りにしていきます。
できるだけ細かく均等に千切りにするほうが、炒める時間も減るし、食感も良くなって、美味しく出来上がりますので、丁寧にやっていきましょう。
↑まずは、上記のようにジャガイモを薄くスライスするように切って、横一直線に並べます。順々に重なるように綺麗に並べるのがコツです。
↑そして、左手で抑えながら、包丁で右側から少しずつザクザクザクと細く切ります。僕は、いつもこうやって野菜類を千切りにしています。
なかなか上手でしょ?
切れない包丁だと、上手く千切りにできないと思うので、包丁が切れないのであれば、事前にしっかりと研いでおいたほうが良いですよ。
水にさらす
千切りにした4個のジャガイモは、少し大きめのステンレスボウルに入れておきます。
そして、そのステンレスボウルの中に、水道から容赦なくザバーッと水を投入して、水にさらします。水につけておく時間は10分くらいかな?
その間は、特に何もしないで放置しておいて大丈夫です。
これ、実はけっこう大事な工程でして、何のためにやるのかというと、ジャガイモの余計なデンプンを洗い流してしまうためです。
もしも、水に十分にさらさないままに炒め物をしてしまうと、多すぎるデンプンが熱で固まって、ベチャ〜ネバ〜ベト〜っとしたような感じになってしまうんですよね。炒めてる途中で、変な塊みたいになっちゃって、非常に嫌な感じになります。
それに、ジャガイモは空気中に放置しておくと茶色く変色してしまいます。
以上のような理由から、こうして水に10分くらいの間つけておく工程が必要というわけなのですね。
ニンニクを千切りにする
ジャガイモを水にさらしている間に、ニンニクを千切りにします。
ニンニクは見た目的にジャガイモと同じような感じなので、千切りにしておけば見た目的に目立たなくし、ジャガイモと一緒に箸で掴まれて、違和感なく食べることができるので、千切りにするのが良いと思います。
ニンニクは、ジャガイモとは別の、小型のステンレスボウルに入れておきます。
調味料を混ぜておく
「豆板醤」「味噌」「料理酒」を炒める前にステンレスボウルに入れて、混ぜておきます。
繰り返しになりますが、豆板醤は辛味が苦手な方もいると思うので、使用する量はお好みで調整してください。
また、味噌を使うのは、隠し味的な理由からです。味噌は旨味の塊のようなものなので、味噌を適度な量入れておくと、おいしい炒め物ができちゃうってわけなのです。豆板醤だけじゃなくて、味噌も入れてしまって旨みアップ!みたいな作戦です。(このくらいの味噌の量だと、意外と味噌の存在を感じないくらいに仕上がると思います。)
しっかり水を切る
10分くらい経ったら、ジャガイモを水から上げます。水分が残っていると、炒めるときに大変よろしくないので、しっかりと水を切っておきます。
ざるを使用すれば、楽にできます。
ジャガイモを、ステンレスボウルからざるに移動して、余計な水分が残らないように、しっかりと水を切りましょう。
炒める
ここまでで、下準備は全て整いました。
あとは炒めるだけです。フライパンはテフロン加工されたフライパンを使用するのが無難です。
鉄の炒め鍋でもできないことはないのですが、すごくくっつきやすいので、難易度が高いです。(もしも鉄の鍋で炒める場合はすご〜く弱火で炒めてください。そうすれば、時間はそれなりにかかりますが、くっつかずに炒めることができます。)
まずは、サラダ油を適当な量入れて、全体になじませます。
火の強さは弱火〜中火です。(鉄の炒め鍋の場合は弱火で!)
ジャガイモの炒めものの場合は、あまり強火で炒め過ぎないほうが上手くできる気がします。
まず最初に、ニンニクを投入します。
ヘラで混ぜながら、油にニンニクの香りを移すような感じで、じっくりと火を通していきます。
↑ニンニクが部分的にきつね色になり始めたら、事前に混ぜ合わせておいた調味料をドバドバ〜っとフライパンに入れます。
↑ヘラでニンニクと混ぜながら、全体を煮えたぎらせるようなイメージです。
なぜ、先に調味料を入れてしまうのかというと、豆板醤の辛味と風味をマイルドにするためです。こうやって、炒めものの早めの段階で豆板醤を入れて、じっくりと火を通すことで、より美味しく仕上げることができるのだそうですよ。
↑こんな感じの状態になったらOKです。(調味料と混ざっている油が透明になってきたら、それが合図です。)
そしたらば、いよいよジャガイモをいれて炒めていきます。火力は弱火〜中火のままです。
ヘラで混ぜたり、鍋をあおったりしながら、全体を混ぜながらじっくり炒めていきます。
ジャガイモの炒めものの場合は、他の食材を使用した炒めものと違って「じっくり」というのがポイントである気がします。
見た目的にはりはりした部分がなくなって、全体がしんなりしたら、塩と胡椒をお好みの量入れて味を整えて完成です。
おつまみとして食べる
お皿に盛りつけました。なかなかいい感じにできたのではないでしょうか。
というかね・・・完全におつまみですね、これ。
本当は夕飯のおかずとして作ったはずだったんだけど・・・まあいいか。
味は、辛口の豆板醤をたっぷり使ったおかげでめちゃくちゃ辛いです。今日みたいに蒸し暑い日は汗がブワッと噴き出してくる感じ。
僕は辛い食べ物大好きだから良いのだけど、苦手な人は本当に気をつけて!
ニンニクの香りと、味噌を入れたおかげで濃厚な感じの味わいに仕上がっております。ちょっと塩入れすぎたせいで、しょっぱめになっちゃったけど、美味しい味ですよ。
それと、やっぱり食感がすごくいい!
ジャガイモって言うと「ホクホク」っていうイメージがあるけど、これは「シャキシャキ」してます。きっちりと水にさらしたおかげか、炒める時間がちょうど良かったおかげかわからないけど、ものすごく軽快な食感です。
やっぱりジャガイモの炒め物は、この食感が魅力だよねぇ。
シメとして食べる
さて、このジャガイモとニンニクの豆板醤炒め。このまま単品で食べるだけでも、十分に美味しいですが、途中で思いついたことがあったのでやってみました。
ご飯に乗せる!
これね、自分で言うのもなんですが、やばいっすよ。
米のモチモチ感とジャガイモのシャキシャキ感が合わさって、すごく美味しい!
味的にも、辛口の豆板醤味なので、ご飯と合わないわけがないのですが、これはくせになりそうな味だと思いました。
ジャガイモとニンニクの豆板醤炒めは、紛れもなくおつまみとしていただくこともできるし、ご飯と合わせてシメのメシとしても間違いない料理でした。
ていうか、こんなの食べてたら太っちゃうよね。気をつけよ・・・
まとめ
ジャガイモは、あまり「炒める」というイメージのない食材かも知れません。でも、上手に炒めて調理してあげると、すごく美味しいんですよ。
実はこれ、以前住んでいた地域にあった中華料理店で餃子定食を頼むとジャガイモの炒めものが出てきたことがあって、それを参考にして作り始めた料理だったりします。(味付けと調理法は自分で考えたものだけどね。)
だから、中華系の調味料は非常に合うんですよねぇ。じゃがいもの炒めもの。 *
残念ながら、今住んでいる家からはかなり遠いので、その中華料理店には行けないのですが・・・今思えばあの店は餃子も美味しかったなあ〜。行きたい。
そんな感じで、当時のことを思い出しながら料理しました。
以上が、ジャガイモとニンニクの豆板醤炒めの作り方と、そのコツでした。