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究極にシンプルな「ペペロンチーノ」の作り方とコツ

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鷹の爪とにんにくだけを具材として使った、非常にシンプルなペペロンチーノを作ってみました。

僕が浪人生時代に初めて一人暮らしを始めた時に、初めて作った料理はペペロンチーノでした。

その時は、料理初心者で料理のことなんてなんのこっちゃよくわかってなかったので、料理本に書いてある通りに、今回作ったのと同じような、にんにくと鷹の爪だけを使用したペペロンチーノを作りました。(今になって思えば初めての料理にしては無謀なメニューでしたが・・・)

懐かしい!

通常だと、ペペロンチーノというと、ベーコンだとかウインナーだとかみたいな肉系の具材を入れて作ることが多いですね。それもそのはず、具材を入れて作ったほうが簡単に美味しく作れちゃうからです。肉の旨味とか塩気で、いい感じに美味しくごまかすことができますからね。

今回のような感じだと、シンプルな具材だからこそ、いろいろと微妙な塩梅で気を使わなくちゃなりません。だから、美味しく作るのは意外と難しかったりするもんです。風味を殺さないように微調整しながら作るのがコツかな?

今回はすごく久しぶりに、こんなにシンプルなパスタを作ったわけですが、非常に良い感じに美味しく作ることができたと思います。

いろんな具材を入れたパスタと違って、オリーブオイルとにんにくの良い香りがしました。

<目次>

ペペロンチーノを作ったら香り高くて美味しかった

ペペロンチーノとは、イタリア語で「唐辛子」という意味なのだそうです。

それ故に、「鷹の爪」と「にんにく」と「スパゲッティ」、それと味付けは「塩」と「オリーブオイル」だけを使って作るペペロンチーノこそ原点で、究極にシンプルなペペロンチーノなのではないでしょうか。

材料

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今回使用した食材と調味料は以下の通りです。1人分の材料です。

  • スパゲッティ:100グラム
  • 鷹の爪:2本
  • にんにく:1片
  • エクストラバージンオリーブオイル:適量
  • 塩:適量

鷹の爪はものによって辛味の強さが全く違うので、お好みで本数を加減してください。今回使用する鷹の爪はあまり辛くないタイプなので、2本使っちゃいました。

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オリーブオイルは香りが強めのエクストラバージンオイルを使用しました。今回のようなシンプルな食材で作るパスタは香りが命ですからね。オリーブオイルはかなり重要な調味料です。

また、酸化して古くなってしまったオリーブオイルは美味しくないので、丁度オリーブオイルが無くなりそうだったのもあって、新しい物を買ってきて使用しました。

近所のスーパーで見つけたこの「デルモンテ」のエクストラバージンオイルは、蓋のところが二重になっていて90日間は鮮度を保つことができるというすぐれものです。今回のような料理に使うにはいいかも!と思って衝動買いしてしまいました。

お湯をわかす

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まずは、沸騰するまでに時間がかかるので、パスタ鍋に水を入れてからお湯をわかすために火にかけます。

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ちなみに、我が家で使っているパスタ鍋は非常に優秀ですよ〜。鍋が二重になっていて、鍋の部分とざるの部分で分かれています。そして、ざるに入れたままパスタの麺を茹でることができる構造になっています。(ざる無しで、普通の鍋としても使用できます。)

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(水の量にもよるけど)塩を大さじ一杯分くらいかな?ドバっとパスタ鍋に投入して、ガスコンロで強火でお湯を沸かします。

お湯をわかしている間に、その他の材料の処理をしていきましょう。

ジオ パスタポット 21cm GEO-21P

ジオ パスタポット 21cm GEO-21P

鷹の爪の種を取る

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まず、鷹の爪の頭の部分を包丁で切り落とします。

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そして、指でつまんでカサカサカサって感じで、フリフリすると種が出てきます。

鷹の爪の種は、そのままにしてしまうとかなり辛いので、辛いものが苦手な人はこのようにして必ず取り除いておきましょう

お好みで種ありのまま調理しても良いのですが、今回のようなシンプルなペペロンチーノの場合は種がないほうが仕上がりがいい感じにできるかな・・・と思います。

もっともっと辛味を!!という激辛マニアの人は、鷹の爪の本数を増やす方向で調整してください。このパスタの場合だと味がわかんなくなりそうだからおすすめはしないけど・・・

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種を取り除いた鷹の爪は、小さいステンレスボウルなどの容器に移しておきましょう。

にんにくを潰す

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にんにくはまず皮を剥きます。

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そしてにんにくをまな板に置いて、包丁の腹の部分をぐいっと手のひらで押して・・・

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・・・グシャッと潰します!(滑って、手を切らないように注意してね。)

ペペロンチーノで使用するにんにくはスライスする人が多いですね。

だけど、こうやってにんにくを潰すことで、にんにくの香りをいい感じにオリーブオイルに移すことができるのだとか。これは、昔読んだ料理本に書いてありました。

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にんにくは、鷹の爪とは別のステンレスボウルに入れておきます。

スパゲッティをゆで始める

にんにくや鷹の爪の下準備をしている間に、お湯が沸騰してくる頃かと思います。

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そしたらば、スパゲッティをパスタ鍋の中に投入します。

ゆで時間はスパゲッティの袋に書いてあるゆで時間よりもマイナス1分位が丁度良いです。いい感じにアルデンテで仕上げましょう。

今回使用したスパゲッティの袋にはゆで時間「8分」と書かれていたので、「7分」ゆでました。

にんにくと鷹の爪の香りと辛味を油に移す

麺を茹でている間に、にんにくと鷹の爪の香りを油に移す作業をしていきます。

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まず、オリーブオイルをフライパンに適当な量入れます。

そして、ガスコンロの火を付けます。そして、ここはすごく重要なところなのだけど、ガスコンロの火は弱火で!

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先日、にんにくチップを作った時にもブログに書いたのだけど、この手の料理は、焦がしてしまうと全く美味しくなくなってしまいます。

だから、絶対に焦がすことのないように弱火でじっくりと調理していくのが基本です。

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ここからの工程は、にんにくの香りと鷹の爪の辛味をオリーブオイルに移していく作業でもあるので、そういう意味でも弱火でやったほうが良いのです。(低温の方が香りが飛びにくい)

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火をつけたら、まずは潰したにんにくを入れます。

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少しすると、ジュージューとにんにくから気泡が出てくるので、菜箸を使って適度にひっくり返しながら、熱をかけていきます。

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にんにくを入れてから1分〜2分位かな?そのくらい時間が経ったら、鷹の爪も入れちゃいます。

フライパンに入れるタイミングが時間差なのは、あまりにも早めに入れすぎてしまうと、鷹の爪は薄くて焦げやすいからです。だからといって、にんにくが全部終わってから入れるようにしてしまうと、今度はにんにくの香りが飛んでしまいます。

だから、すご〜く微妙なところなのだけど、このくらいの時間差で鷹の爪をフライパンに投入するのがベストだと思います。

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少しすると、潰したにんにくの小さいかけらから徐々に茶色く(きつね色に)なってきます。そのままにしておくと、その細かい部分だけが焦げてしまいます。

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そこで、いい感じにきつね色になった細かいかけらから、順々に菜箸で別の小さい容器に移していきましょう。

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そうこうしていると、にんにくが全体的にきつね色になってきます。鷹の爪も、当初の頃よりも色味が濃くなっています。

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このくらいになったら、ガスコンロの火を止めて、全部フライパンから出して、別容器に移してしまいます。このにんにくと鷹の爪は、最後に盛り付けの時に、オシャレっぽい感じで盛り付けます。

油と麺を絡める

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フライパンには、にんにくの香りと鷹の爪の辛味が移っている状態になっているはずです。

そして、にんにくと鷹の爪が仕上がる頃には、丁度良くスパゲッティの麺も茹で上がる頃合いでしょう。

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そうしたら、ここに茹で上がったスパゲッティの麺をフライパンにドバっと入れます。(パスタ鍋だから、お湯からざるの部分を上げて移せば良いだけだから楽!)

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次に、スパゲッティの茹で汁をスプーン2杯くらいかな?茹で上がったスパゲッティの上からかけます。

これ、理屈はよくわからないけど、パスタの味をまろやかにする効果があるようです。(乳化させるらしい。)

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そして、ガガ〜ッと麺を混ぜます。

全体が混ざったら、塩を適量加えて味を整えます。

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仕上げに、香りづけのためにエクストラバージンオイルをぐるりとかる〜く回し入れて、菜箸で軽く混ぜたら完成です。

この時、火をつけていると、熱でオリーブオイルの香りが飛んでしまうので、そこは注意です。

盛りつけて完成

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スパゲッティの麺を皿に移して、鷹の爪とにんにくをいい感じに乗せたら盛り付け完了です。

びっくりするくらいシンプルなスパゲッティですよね。お店だと、なかなかここまでシンプルなパスタはないので、自分で作るからこそできる料理なのではないでしょうか。

ちなみに鷹の爪は、飾りです。食べることもできるけど、辛過ぎるので・・・

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あんまりにもシンプル過ぎて、食事としてはちょっとさびしい感じがしたので、微妙に余った時間を使ってちゃちゃっとサラダを作って、一緒に頂きました。と言ってもレタスとトマトを切っただけですけど。

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味・・・というか、香りが非常に良いです。オリーブオイルとにんにくの香りがけっこういい感じに感じられます。辛味はそんなに強くないですが、ピリ辛ですね。

おそらく、これだけ香りが豊かに感じられるのは、余計な食材が一切入っていないからですね。

ここで肉系の食材が入っていたら、それはそれで美味しいとは思うけど、こういう感じの良い香りのするパスタを作ることができなかったと思われます。

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にんにくと一緒に麺を口に入れると、これまた美味しいです。シンプルで具材の少ないパスタだけど、にんにくがアクセントになっていて最後まで意外と飽きませんでした。

まとめ

いやあ、こんなにシンプルなパスタを作ったのは久しぶりだけど、こういうのもたまには良いですね。

あっさりしたサラダと合っていました。

シンプルだからこそ、調理時には微妙に感覚的なところに気を使わなくちゃならなかったりしますが、今回のペペロンチーノはなかなか上手にできたように思います。

今になって思えば、僕が10代の頃、初めてペペロンチーノを作った時は、こんなにいい感じに作ることができていませんでした。当時はそれはそれで「おいし〜っ!」って思いながら食べてたんですけどね。(そういえば、友人に食べさしたら、微妙な顔してた。)

パスタにはいろんな作り方がありますが、この素材の味と風味を活かすペペロンチーノは、基本なのではないかと思いました。

練習してコツが分かれば、誰でも美味しく作ることができる料理だと思います。

この記事が、ペペロンチーノやその他のパスタ作りの参考になれば幸いです。

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