先日、出かけた先で、嫌な気持ちになってしまった出来事がありました。
最近、寒くなってきたので、作業着として使うことができる上着を買うために、近所のとある衣料品店を訪ねた時のことです。この衣料品店、ここで具体的な店名は書きませんが、安さを売りにしている系の、全国に店舗がある大きな店です。誰もが知っているお店にもかからわず、実際にこのお店に入ったのは今回が初めてだったのですけどね。
で、品物は予想通りに非常にお手頃な価格で、値段の安さゆえにそんなにかっこいい服が置いてあるわけではないけど、これはこれで悪くないなと思いました。汚してもいいような作業着なんかを買うには良さそうなお店です。
けれども、このお店、商品とは別の部分の印象が抜群に悪かったのです。というのも、ちょうど僕がお店で商品を物色していた時、60後半〜70前半くらいの男性が、店員さんにいちゃもんをつけていたんですよね。店全体に聞こえるくらいのでかい声で、クレームをつけていたのです。
それも、会話を聞いている限り、かなり理不尽な内容でした。
それを見た瞬間、僕の中での、そのお店の印象が最悪になってしまいました。正直、このお店には二度と行きたくないと感じてしまったのですよねぇ。
お店の印象が悪くなるのはお店の責任であるとは限らない
しかし、今回のケース、冷静に考えたらお店の責任ではないのですよね。大声で、変な因縁つけてるジジイがいけないのです。
だって、そのクレームの内容とかも、めちゃくちゃなのですよ。
ジジイと店員のバトル
ジジイ「この前買ったYシャツなんだけどさ、合わなくてさぁ、困るんだよねぇ!」
店員「申し訳ございません。サイズが合いませんでしたか?購入から1週間以内なら返品することも可能ですよ。」
ジジイ「いや、もうずいぶん経っちゃってるんだけどさ!困るんだよ!襟のところがなんかこうダメなんだよね!」
店員「えっ(困惑)、申し訳ありません!」
ジジイ「これだとさ!みっともないんだよ!なんでそんなこともわかんねんだよ!!」
店員「(固まった表情)申し訳ありません。では、こちらのシャツなどは、いかがですか?」
ジジイ「ああ!違うんだよ!もっと襟のところがアレなやつだよ!」
店員「・・・では、こちらはいかがですか?よろしければ試着も出来ます。」
ジジイ「俺はそういうのがほしいんじゃないの!なんでわかんねえんだよ!なあ!!」
以下エンドレス〜〜〜〜
二度と行きたくない店になってしまった
なんかね、その爺さん、すごい理不尽な理由でいちゃもんつけてるの。サイズが合わなかったとか、不良品だったとかならば、怒りの理由もわかる気はします。でも、この人が言いたいことは、ぶっちゃけてしまえば「デザインが気に入らなかった」という内容です。ものすごく自分勝手な理由でのクレームですよ。
さすがに「理不尽すぎる」って思ってしまいました。
ところが、そんなクレーマージジイに相手であっても、お店の方は、すごく丁寧に対応しているように見えました。しかも、でかい声のジジイに付き合って、長時間に渡って商品を選んであげていました。マジで尊敬するレベルで、強靭なメンタルを持った店員さんですよね。むしろ、こんな常識のないジジイにそこまでする必要ないのではないか?と思ってしまうくらいでしたよ。
そもそも、ジジイの要求している内容が高度な癖に抽象的すぎるんですよね。もうね、リーズナブルさを売りにしているこのお店に、このジジイの満足いくような気の利いた品物なんておそらく存在しないのですよ。襟のところの微妙なアレとか知らんがな。もっとオサレなお店に行けばいいのです。
結局、ジジイが大声で喚いているのが不快だったので、早々に買い物を終えて店を出てしまいました。そしてそれと同時に、「おそらくこのお店に訪れることは二度とないだろう」と思いました。
怒りを露わにする人の意味がわからない
お店等の、他に多くの人がいる場所で、意味の分からない怒りを露わにする人の気持ちは全くわからないのですよね。だって、そんなことしてたら周りの人から変な人だと思われちゃうじゃないですか!
万が一、お店側に何らかの不手際があって、それを伝えたい場合は、声を荒げるのではなくて、店員さんを呼んで、他のお客さんにはわからないようにこっそり伝えるのが礼儀ですよね。
たまに、飲食店とかで、薄い頭がさらにハゲそうなくらいに怒り狂っているおっさんを見かけることがあります。
けっこう、そういう人に限って奥さんと子どもを連れてたりする場合も多い気がするのですけど、昔、回転寿司店で「寿司が来るのが遅い!」とか、「これじゃない!」とか言って、店員さんに皿をぶん投げてたおっさんを見たことがあります。もうね、そのおっさんの子どもの教育にも悪いし、奥さんにも愛想つかされそうな気もするし、関係ない僕達も気分悪いし、いいことなんて何もないのですよね。
だから、人前で理不尽な怒りをぶつける人の気持ちは、理解に苦しむのです。
負のイメージは伝染する
そんでですね、訪れたお店に、変な客がいるのを見かけてしまうと、もう二度とそこには行きたくなくなっちゃうのですよね。もちろん、そのお店に責任がなかったとしてもです。
飲食店で、負のオーラを撒き散らしている人に遭遇すると飯がまずくなってしまいます。ショッピング中に、悪質クレーマーを見かけたりすると、そのお店の商品の質も、劣悪なものであるかのように錯覚してしまいます。
人間って、何でもかんでも理論的に全ての目の前の出来事を処理できるものではないのですよ。
もちろん、理屈では、クレーマーとそのお店の商品には因果関係はないのはわかっています。しかし、その場所に変な人を見かけてしまうと、それだけで脳みそは「負のイメージ」を抱いてしまうのです。そして、そのお店の印象そのものが悪くなってしまうという悲しい結果になってしまうのです。
もちろん、悪質なクレーマーが出現したのはお店の責任ではないかもしれません。いや、これをお店の責任と言ってしまったら店員さんがかわいそうです。
したがって、それを見かけただけで、そのお店の印象が悪くなってしまうというのは、理不尽な話だとは思います。
ホント、色んな意味でひどい話です。
・・・ひどい話だけど、やはり、もう行きたくないなと思うし、実際のところ二度と行っていません。
まとめ
こういうやばい人に遭遇しないようにするには、どうしたらいいのでしょうかね?世の中には自分の理解を越えた行動をとる人はたくさんいます。ちょっと外を歩いただけでも「おやっ?」と感じる人を見かけることは多いし、完璧に視界から消すのはなかなか難しい気がします。
特に、安さを売りにしている系のお店のお客さんは、「やばい人」が老若男女問わず多い気がします。そしてその中でも、やばい人が立ち寄るような店は、そういう「負のオーラ」を放っているような気もします。地域の特性も関係あるかもしれません。
となると、店内で大声で喚く人を避けるためには、そのような特徴のある店をなるべく避けるしかないってことなのでしょうね〜。
う~ん、でもなあ・・・高級店ばかりを利用できるような金持ちじゃないしなあ。リーズナブルなお店も、目的に応じて利用しなくてはなりません。
結局は、僕達みたいな一般人が、変なジジイが視界に入ってくる事を我慢するしかないってことなのでしょうね。
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