前回の記事にも書いたのだけど、引っ越しをすることになりました。そのために、不用品の処分などのためにハードオフなどに何度か足を運んでいます。
ハードオフやオフハウスに不用品を持っていけば、捨てるはずだったものでも大抵のものは買い取りしてもらえるので便利です。ですが、その中で買い取ってもらうことができなかったものがあったんですよねえ。
それが、このNikonのCOOLPIX P520という2013年発売のコンパクトデジカメなのですが、これ、__充電&電源オンができない状態になってしまっていて、使えなくなっている状態です。壊れてしまって使わなくなったデジカメなのですが、ジャンク品としても買い取ってもらうことはできませんでした。
なんでも電源が入らないと内蔵メモリーを消去することができないと買い取りをすることはできないとのことです。言われてみれば、うっかり変な写真が流出してしまうかもしれないので、確かにこれはだめですね。
しっかりしてます。ハードオフさん。
でも、困った・・・
そのまましまっておくのも邪魔だし、他のカメラを買ってから全然使っていなかったカメラなので修理に出すほどのものでもありません。
となると、もう捨てるしかありません。でもそれだと、なんだかもったいないですよね。
そんなわけなので、分解してみることにしました。
<目次>
壊れて使えなくなったカメラを分解してみた
分解してみようと思ったのは、カメラの中身がどうなっているのか以前から気になっていたからです。
と、そんなときに「ハードオフで買い取りができない」という、めったに無いことが起きてしまったのが、今回分解することにした直接のきっかけになりました。もちろん技術と知識があれば、分解して修理することもできたかもしれませんが、僕には無理です。なので、完全に興味本位の分解ですね。
今、ホントのところは引っ越しなどの準備が忙しい時期なのだけど、こういうのは勢いつけないと結局やらないまま終わっちゃいますからね。
で、実際にやってみて思ったのが、カメラの中身ってすごい!ということです。予想以上にたくさんの細かいパーツで組み立てられていてびっくりしました。
分解作業そのものも、__パズルを解くように手順を考えながら作業しなくてはならなくて、新手の知恵の輪かと思ったくらいです。
でも、ちゃんとやればきちんとパーツを外せるようにできていたり、可動するギミックなんかも非常に良く考えられていて、そういう意味でもとにかくすごかったです。
Nikon COOLPIX P520
まずは、分解するカメラの説明を簡単にしておきます。
分解するカメラの機種はNikonの「COOLPIX P520」という、42倍の1000mm相当の超望遠ズームが可能なコンパクトデジタルカメラです。2013年発売の機種なので、5年以上前のカメラですね。
少し大きめでなんとなく一眼レフっぽい見た目をしているカメラですが、レンズ交換式ではないのでコンパクトデジカメに分類されています。
また、センサーのサイズも1/2.3型とよくある普通のコンパクトデジカメサイズでボケ味のある写真は難しいのですが、このカメラを使えば・・・
こんな写真や、
(撮影後にトリミングは必要ですが)こういう写真も撮ることができる、楽しいカメラです。
分解の際には、こういう超望遠ズームを実現させているレンズやセンサーがどんなふうになっているのか確認したいですね。
ちなみに、最近だとP520の後継機(上位機種?)のCOOLPIX P1000という光学125倍3000mmのズームが可能な、P520を3倍くらい進化させたようなバケモンみたいなコンパクトデジカメが発売されていたりします。
- 出版社/メーカー: Nikon
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外観
分解作業に入る前にカメラの外観を見ていきましょう。
レンズ部分は、コンパクトデジカメとしては大きめです。沈胴式ではないので、持ち運びの際にはカメラキャップをつけてレンズを保護しなくちゃなりません。
上面にはズームレバーやダイヤルなどが付いています。
側面にはサイドズームレバーというレバーついていて、ここを左手で操作すると、右手で操作するズームレバーよりもすばやくズームしたりすることができるんですよね。(あまり使ったことはないですが…)
フラッシュのマークのボタンを押すとフラッシュが立ち上がります。ここは、バネで持ち上がる仕組みらしく、電源が入っていなくても操作することができます。
ここにGPSアンテナがあるらしいです。
背面の液晶モニターはバリアングル液晶になっていて可動します。
明るすぎて液晶画面が見えにくいときなどに役立つ、電子ビューファインダー付きです。
下面には三脚に固定するためにネジ穴と、バッテリーやSDカードを入れるための蓋がついています。
バッテリーは作業の邪魔になりそうなので、事前に外しておきます。
細かいところを観察していくと、ボディ全体の様々な箇所に小さなネジがいくつかついていることがわかります。
非常にわかりにくい場所にもネジがついていたりするので、分解作業はネジを探しながら進行していく必要がありそうです。
作業工程
表面のネジを外す
カメラの分解は今回が初めてです。なので当然、正しい分解手順はわからないので、とりあえずカメラの表面に見えるネジを全部外していくことにしました。非常に細かいネジばかりなので、精密ドライバーを使用します。
パッと見で見える場所だけでもかなりの十数本のネジがありました。
割れました。
2つに分割
2本のケーブルでつながっている状態なので、これを外していきます。
こちらのフレキケーブルは挿さっている部分がロックがかかっている状態になっていました。このロックされた部分を持ち上げるようにしてパチっと外すと、ロック解除されて、ケーブルを抜くことができるようになります。
こちらの白いケーブルは、バリアングル液晶をつないでいるケーブルですね。指で基盤から持ち上げるようにすると簡単に外すことができました。
2つに分割できました。
背面ボタン、マイクなどの部分
まずは2つに分割されたうちの、液晶などがついている方から分解していきます。もう一つの方はレンズやメインの基板などおもしろそうな部分がたくさんあるので、あとの楽しみにとっておきます。
とりあえず、見える部分のネジをはずしていきます。
すると、本体背面のOKボタンとかがついている部分が外れました。
このパーツもロックが掛かったフレキケーブルでつながっているので、ロック解除してフレキケーブルを抜いて取りました。
この黒いパーツはおそらくマイクですね。2つついているのでステレオ録音ができるようです。
バリアングル液晶などの部分
バリアングル液晶部分もネジを外したことで外れるようになっています。マイナスのネジは一本もなかったけどマイナスドライバーは今回いろいろな場面で大活躍でした。
バリアングル液晶の可動部分を90度に動かすとネジが見えるので、この2本のネジを含めて4本のネジを外すと液晶のパーツを分解できます。(最初ネジ見つからなくて、どうやって分解すればよいのか少し悩みました。)
背面のカバーが取れました。
と、ここで先程の逆の根元側にも90度にしないと見えない小さなネジが2つついていたことに気づいたので、これを外します。
カバーが取れました。
フレキケーブルは普通に先ほどと同じく上側に持ち上げることで簡単に抜けます。
しかし、細い赤と黒のケーブルのところははんだ付けされていて取れないので、半田ごてで温めてハンダを溶かしてケーブルを外します。
取れた。
バリアングル液晶の部分は全部分解するとこんな感じです。
先程のマイクなどの部分もパーツも合わせるとこんな感じ。この時点で、すでにかなりの部品数ですね。
ズームレバーなどの部分
2つに分割したもう一つの方の分解をしていきます。
まずは見えるネジを全部外すところから。
取れました。
「P」と書いてあるけど、どういう意味なのだろう?
「P」の部分は気になるけど、こちらはおそらく今回のメインディッシュだと思われるので、右上のズームレバーなどの部分から外していきます。
いたるところがフレキケーブルでつながっていて慎重にやらないと壊しそうです。(すでに壊れていますが)
分解できました。
おもしろいなと思ったのが、ズームレバーの仕組みです。これ、内側に仕込んである特殊な形のバネであの弾力を作られているんですね。
通常状態だと、バネは真ん中にあります。
ズームレバーを押したり引いたりすると、バネが変形して、元に戻ろうとする力が働きます。その力を利用して常に真ん中のポジションに戻るようになっているというわけですね。よくできています。
電子ビューファインダーなどの部分
電子ビューファインダーの部分も分解してみます。
ネジを外したり、引っかかっているところをとったりして、分解したらこんな感じ。
この部分に映像が映って、その映像がレンズでピント調整&拡大されて、人間の目に映像が届けられるというわけですね。
飴みたいです。
画像センサーなどの部分
気になっていた「P」の部分をいじっていきます。
ネジを外して持ち上げたら簡単に取れました。これ、画像センサーですね。
いきなり出てきてびっくりしました。
フレキケーブルを外して本体から分離させました。普段はあまり実物を見ることのないものだからでしょうか。謎の感動を感じます。
1/2.3型なので、非常に小さいですね。一円玉よりも小さいサイズです。
1/2.3型の画像センサーの大きさは6.2mm×4.7mmだそうです。それに対して、一眼レフでよく使われるAPS-Cのセンサーは22.3mm×14.9mm、フルサイズは36mm×24mmなので、いかに小型のセンサーが使われているのかわかりますね。
一般的にカメラの画質はセンサーサイズが大きいほうが良くなると言われています。そのために最近の高級コンパクトデジカメだと、一眼レフ並みに大型のセンサーが使われているものも多いです。
だけど、この大きさのセンサーだからこそ、このカメラシリーズの超望遠が実現できているという話も聞いたことがあるので、これはこれでコンパクトデジカメの生き残る方向性の一つなのでしょうね。
鏡筒部分を取る
センサーを取り除いた部分を分解していきます。
柔らかい囲いみたいなのがついた板ガラスを取ります。これは、センサーにホコリが侵入しないように工夫されているのだと思います。
左側の方には、フレキケーブルにつながったモーターがあるので、これは先に取っておきます。
すると、鏡筒部分がフリーになります。
取れました。
鏡筒部分は3層くらいに筒が重なっている様子です。ここにレンズが入っていて、伸び縮みすることでズームすることができるというわけです。
レンズなどの部分
フレキケーブルでつながっているモーターを外して、見えているネジがあるので、まずはこれを取ります。
鏡筒にかぶさっていた蓋みたいなパーツが取れました。レンズが見えてきましたね。
ギザギザになっている部分を引っ張ると、溝に沿って回転しながら鏡筒が伸び縮みするギミックが出現します。溝の形もジグザグしていて、おもしろい形をしています。
↑一番縮んでいるところ。
↑ちょっと伸びた。
↑と思ったら一旦少し引っ込む。
↑かなり伸びてきた。
↑全部伸び切ったところ。
このように、一定の方向に回すだけで、溝の形に沿って変則的な伸び縮み運動ができるような仕組みになっています。そういえば、このカメラが生きていた頃、ワイドから望遠側にズームさせたらこういう動きをしていました。
この溝がこの複雑な動きを生み出していたというわけですね。
いろいろいじっていたら取れました。
これは、カメラの構造的には一番外側の部分のレンズですね。覗き込むと虫眼鏡みたいに、ものを拡大して見ることができるようです。
もう一方の筒の側面は、重なっている筒をいじってずらしてみると小型のモーターらしきものが出てきました。しかし、今の段階では取ることができないようなので、後回しです。
筒を覗き込むとまた別のレンズが見えます。
このレンズ、最初うまく取れなかったのですが、ピンセットなどでいろいろ試していたら取れました。
そしたら、また新たなレンズが見えてきました。
フレキケーブルが邪魔なので、これも取っちゃいます。そしたら、フレキケーブルに隠れていたネジを発見したのでこれも取ります。
またもう一つレンズが取れました。
悩んだ部分
実はこの段階で次にどうやったら分解できるかわからなくなってしまって一晩悩みました。
筒の側面にあるうちわみたいな形のシールを剥がすと穴が出てきました。これ、最初なんのためにあるのかわからなくて、ひょっとしてこの穴にドライバーを突っ込んでネジとかを外すすためのものなのか!?と予想したのだけど、今の段階では関係ないようでした。(後ほど関係してきます。)
で、すごく悩んで一晩寝て、次の日の朝いろいろと見たり試したりしたら次の手順がわかりました。詰まったときは寝るのが一番ですね。
で、その方法ですが、筒の中に太さ1.5mmくらいの鉄製の棒があるのですが、これをラジオペンチで抜きました。これが、つっかえていてパーツが固定されていたというわけです。これまで、ネジを外したり、引っ掛かりを外したりする作業ばかりだったから「抜く」のは盲点でした。
これでもう一つのレンズも取れました。
このレンズも覗き込むと魚眼レンズみたいになるのでおもしろいです。
あとは、ネジを外して、細かいパーツを分解すれば鏡筒部分は完了ですね。
少し話はそれるけど、ここで外したネジの小ささにびっくりしました。指先に止まったコバエと間違えそうなほどのサイズ感です。
今回、分解が内側に行くほどにネジが小さくなっていく印象がありました。
絞り
ネジを外したら新たなパーツが取れました。
これは絞りですね。
この部分を開けたり閉めたりすることで、撮影時にF値を上げたり下げたりできます。
絞りの羽の裏側には小型のモーターが付いています。
表側に回ると、めちゃくちゃ小さいギアがあります。裏側のモーターが回転することで、ギアが回転して絞りが開いたり閉じたりする仕組みですね。
先の細いピンセットの先端を使って、ギアを回してみます。
↑これが一番開放された状態。
↑これが中くらい。
↑これが一番絞った状態。
この部分もめちゃくちゃよくできてておもしろかったです。
鏡筒部分(仕上げ)
いよいよ、鏡筒部分の分解も仕上げの段階に入りました。
この段階で、鏡筒を回していじっていると、先程剥がしたうちわ型のシールの穴の部分に変化が現れました。
鏡筒を回して位置調整することで、パーツが抜けないように固定している小さな金属パーツにアクセスすることができるようです。やはり最初に睨んだ通りこの穴は分解のための穴だったのですね。
このパーツを抜いて取り去ります。
すると、やっとの事で鏡筒部分の分離に成功しました。パーツが抜けないように固定している小さな金属パーツは全部で3個あるので、残り2つも抜き取りました。
内部のコイルが巻いてあるパーツも取れました。
ネジを外せば取れそうです。
気になっていたモーターもやっとのことで取れました。
おそらく、このモーターが回転することで、ネジ棒が回転して、レンズをズームさせていたのではないかと思います。と言っても、他にもモーターらしきものがいくつかあって、複数のレンズを動かすわけなので、複数の動力が複雑に絡んで動いていたのではないかと思いました。
これで、鏡筒の部分の分解はほとんど完了ですね。こうやって並べてみると、非常にたくさんのパーツでできているということがわかります。
ガラスのレンズだけに限って言えば、4枚のレンズでできているということがわかりました。思ったよりも一枚一枚のレンズの大きさは小さいのですね。
これで1000mmもの超望遠での撮影ができるんだからすごいですよね。
レンズガラスそのものは、外し方がよくわからなかったので、今回はこのくらいでやめておきます。力ずくでやって(壊れているけど)壊したら嫌だったので。
モーターの分解
鏡筒の左についていたモーターの分解をします。
蓋を外すとギアが出てきました。ミニ四駆みたいですね。
プロペラみたいなのがちょっとかわいいです。
基板などの部分
次はレンズの右側の基盤などの部分の分解をしていきます。
デジタルカメラの動作の要となっている部分ですね。ここで画像を処理したりデータを保存したりと言った作業が行われます。人間で言うと脳みそのような部分ですね。
とりあえず、見える部分にはいくつかネジが見えるので、これらは全部外します。
少しきついですが、外せそうです。
取れました。
大きなコンデンサがついていますね。
側面にはUSBなどの端子がついています。
「ZORAN」と書かれたチップがあります。おそらく、この部分が映像を処理するためのチップなのではないかと思います。
ピンク、黒、青の三本のケーブルがはんだ付けされて固定されているので、半田ごてで溶かして取ってしまいます。
取れました。
基盤の部分はフレキケーブルと爪で引っかかっているだけなので、これらをマイナスドライバーなどを駆使して取ると2つに分離することができます。
分解に夢中になっていて忘れていましたが、ここはSDカードを入れるスロットなどがある場所なのですね。
基盤の部分はこんな感じで分解できました。
フラッシュなどの部分
先程分離させたフラッシュの部分などを分解します。
ネジを外して、こんな感じになりました。
フラッシュのバネの部分も取ってしまいます。軸になっている棒を抜くと分解できました。
バネはちょっと変わった形をしていました。ボタンを押すとシャッ!とスムーズにフラッシュが立ち上がるのですごくスムーズに動く!と以前から思っていたのですが、このような特殊な形のバネを使って安定感を出していたのですね。
フラッシュの部分も意外とパーツ数が多いです。GPSのアンテナもある部分なので、意外と複雑な構造になっていたようです。
スピーカーなどの部分
分解の最後の仕上げです。残りの細かいパーツを分解していきます。
ボディの内側側面にはスピーカーが取り付けられています。
スピーカーだけど、イヤホンの振動板みたいなサイズ感ですね。
フレキケーブルを剥がして取ります。
フレキケーブルからLEDとスピーカーを取り外しました。
フレキケーブルはボディ側面のサイドズームレバーにつながっています。
取れました。
以上で、すべてのパーツの分解が完了しました。
分解完了
取り外した全部のパーツを並べてみました。
恐ろしいパーツの数ですよね。分解を始める前に予想していたよりも遥かに多いです。
取り外したネジの数を数えてみたら99個でした。おそらく、外し忘れているネジもいくつかあると思われるので、一つのカメラを組み立てるために100個以上のネジが使われているということになります。
すごいですね。
まとめ
ハードオフで引き取ってもらえなかったということがきっかけで、ちょっとした興味と思いつきでカメラの分解をしてみたわけですが、思っていた以上にめちゃくちゃ楽しかったです。
とにかくいろいろすごかったです。
カメラとして動作させるためのギミックとその工夫もすごいし、部品の多さと細かさもすごかったです。それを、たった何万円とかくらいの値段で買えてしまうということもすごいです。Nikonすごい!
デジタルカメラを買うときって、センサーサイズだとかズーム倍率だとかレンズの種類などの、わかりやすい基準を見て選ぶのがよくあるパターンだと思います。売る方も、新しい機能だとかそういったことをアピールするのが普通です。
例えば、技術的な話でよく聞くのが、ガラスを加工してレンズを作る技術は非常に精密で硬度な技術で研磨されている・・・とかそういう話とかもありますよね。これもわかりやすいすごさです。
今回、カメラを分解して思ったのは、これまでにカメラを設計して、製造してきた技術の細かい部分の積み重なりによって、このカメラができているんだなあということです。
また別の言い方をすると、わかりやすくて広告的にアピールしやすい表に出てくる技術以外にも、わかりにくいところで細かい工夫が凝縮されているということです。
言葉にするのが難しいのだけれど・・・バネの作りとか、組み立てと分解の手順が考えられていたりとか、裏方的な技術の蓄積みたいなものを、分解することで初めて実感することができました。
正直なことを言っちゃうと、分解し始める前は「画像センサーを見てみたい」とか、「レンズがどうなっているか見てみたい」くらいの軽い気持ちで作業を始めました。でも、作業を進めていくうちに、パーツの多さにもびっくりしたけど、無駄のない内部構造やギミックや仕組みに心を奪われていきました。
これだけ分解してしまってなんだけど、自分ではもう二度と再度組み立てることはできないだろうなあ・・・
何度も同じことを言うようだけど、とにかくすごかった!
売って処分しようと思っていたものだったけれども、最後に楽しむことができてよかったです。