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「素材」をテーマにしたアート展:LOVE THE MATERIAL in AOYAMAに展示参加します

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実は、来月、展覧会に作品を出品することになりました。

展示のタイトルは「LOVE THE MATERIAL in AOYAMA」です。40人以上のアーティストが展示参加する、けっこう大きめのプロジェクトですね。

会期は6月6日〜25日です。

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↑右下に僕がいます。

「LOVE THE MATERIAL(ラブ・ザ・マテリアル)」という展覧会は、2000年からPEPPER’S PROJECT主催で始まった展示会です。つまり、今回で16回目ということになるのかな?

僕は、2011年度のLOVE THE MATERIALに参加した経験がありまして、その縁で、今回は声をかけていただきました。

今回は2点の作品を出品する予定です。

また、展覧会最終日には、僕のアーティストトークイベントなどもあったりするので、お近くに立ち寄った際には是非観に来てくださればと思います。

LOVE THE MATERIAL in AOYAMA 2016について

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展示会場の「伊藤忠青山アートスクエア」には、先日下見に行ってきました。この日は、自転車関係の展覧会をやっていたので、入り口の前も中も自転車だらけでした。

けっこう大きめの展示スペースなので、楽しみですね。参加する作家数も多いし、おそらく盛り沢山な展示になることでしょう。(入場無料です。)

場所は東京メトロ銀座線の「外苑前」か「青山一丁目」の駅を降りて、歩いて数分の場所です。

展示の概要

LOVE THE MATERIAL in AOYAMA
ラブ・ザ・マテリアル・イン・青山

  • 2016.6/6mon~6/25sat
  • 11:00~19:00(last day~16:00)
  • 会期中は無料です。
  • 伊藤忠青山アートスクエア ITOCHU AOYAMA ARTSQUARE

<アーティストトーク>
6/11sat 14:00~
・言上真舟「旅と変化とアート」
・下村一真 「窯焚きの悦び 」

6/18sat  14:00~
・いらはらみつみ 「漆が語る祈りの文化」
・綾乃「かえるおばけとあやの 」

6/25sat 14:00~
・梶浦聖子「鋳金作品を作ること 」
三木崇行「素材とアートとその意味」

主催: PEPPER’S PROJECT
共催: 伊藤忠商事株式会社


詳しくは下記のリンクが公式ページなので、見ていただければと思います。

「LOVE THE MATERIAL in AOYAMA」概要→http://www.peppers-project.com/love_the_material_2016.php

Facebookページ→https://www.facebook.com/love.the.material/

伊藤忠商事の展覧会概要のページ→http://www.itochu-artsquare.jp/exhibition/2016/material.html

マテリアルアート

「LOVE THE MATERIAL in AOYAMA」はその名のとおりに「マテリアルアート」をテーマにした展覧会です。

で、マテリアルアートとはなんぞや?という話になるのですが、すごく簡単に言ってしまえば「マテリアル(素材)を中心にして制作されたアート作品」のことです。

通常アート作品というのは、社会的、精神的な問題提起が主題となっているものです。しかし、マテリアルアートと言うのは「素材」が作品の主題となっている場合が多いです。

・・・とまあ、その部分を詳しく書いていくと長くなっちゃうので端折りますが、例えば、金属だとか、木材だとか、布だったりとか・・・そういった感じの、「何らかの素材を使用して制作している作家を集めた展覧会」というわけですね。

僕の作品も、そういう部類に入る作品なので、まあ、ピッタリではあります。

出品する作品

出品する作品は2点です。

「iPS パーツ〜肺」と「「iPS パーツ〜頭蓋骨」というタイトルの作品です。

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これらの作品は、電子パーツをハンダ付けして立体作品を作るシリーズの比較的初期の頃の作品ですね。それぞれ、数千個の抵抗やコンデンサを使用して制作しています。

一つ一つをハンダ付けして作っていく作業工程が必要となるので、完成までにかなり時間がかかる作品です。

テーマ的にも最近の作品とは若干異なった感じだったりします。ひとことで言うと、「人間の肉体の尊さと、電子パーツのような大量生産品の価値の違い」を対比的に表現することがテーマとなっている作品です。

新作ではないのですが、今回の展示には色んな意味で調度良いかんじだったのでこの2点を出品することにしました。

↑ちなみに、「LOVE THE MATERIAL」のFacebookページに僕の作品写真と、アーティストステートメントなどが掲載されています。(英文は、うちの奥様に訳してもらった!)

アーティストトーク

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実は、展覧会の最終日に、アーティストトークをすることになっております。

アーティストトークというものが何なのか、実は僕もよくわかってないのですが、参加者の中の6人が、毎週土曜日、それぞれ40〜60分位の時間設定で、皆の前でいろいろと喋る感じのイベントです。

自分の作品の紹介やら、アートについての考えなどを、(たぶん僕のことだから目一杯60分くらい)プレゼンテーションするような感じになるかと思います。プロジェクターで写真を使用することも可能なので、ガッツリと準備していく感じですね。緊張する!

何を話すかはまだきっちりとは決まっていません。でも、トークのタイトルだけは先に提出しなくちゃならなかったので、とりあえず「素材とアートとその意味」という、それっぽい感じにしちゃいました。

なので、すご〜く真面目に、難しいマニアックな話をわかりやすく話そうと思っています。まあ、一時間近くの時間設定と言い、軽い講義みたいになりそうですよね。

僕のアーティストトークは最終日の最後のトリということで、6月25日(土)の14時からということになっております。

展示を見に来るついでにでも、聞きに来ていただければ嬉しいです。

まとめ

以上が、今回展示参加する、2016年度の「LOVE THE MATERIAL in AOYAMA」についてでした。

僕自身は、大学時代、工芸科の彫金研究室を卒業した人間なので、マテリアルアートという分野に関しては親近感があるジャンルなんですよね。現在作っている作品も、おもいっきりマテリアルアートの一種だしね。

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ちなみに、僕は今回の出品者の中で素材で分類した時に、唯一の「その他枠」だそうです。他の人は「金属」「陶」「ガラス」「木」などのメジャーで伝統的な素材の人ばかりなので、「僕、そこ入っちゃってていいの?」みたいな感じだったりします(笑)

まあ、それはさておき「LOVE THE MATERIAL in AOYAMA」は、かなりの大人数での展示で、それぞれの作品の性質も多種多様なものになるかと思います。なので、見に来るだけでも見応えがあるかと思います。

ちなみに、僕が会場にいる日はまだ未定です。最終日のアーティストトークイベントの前後は確実に居ることになるんですけどね。

なので、在廊日に関しては、決まり次第、この記事に追記したり、Twitterなどでお知らせしたいと思います。

興味のある方は、どうぞよろしくお願いします。

では!

追記:在廊日

展覧会会期中に会場に居る日が決まったので、お知らせします。

  • 6月7日(火)
  • 6月16日(木)
  • 6月25日(土)←午後から(アーティストトークもあるよ!)

とりあえず、上記の三日間は確定です。

他の日でも、来ていただける場合は、連絡くれれば行けるかもしれないので、連絡いただけたらうれしいです。

三木 崇行 (@mikitakanamono) | Twitter

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