間接照明を作ってみました。
実は、我が家のリビングで夜とかに使うための間接照明がずっと欲しかったんですけども、雰囲気の良い間接照明ってお店で買うとけっこう高いんですよね。インテリアショップとかに行って、いろいろと店内を物色して「おっいいな!」って思うと◯万円だったりするのよね・・・いや、よっぽどじゃないと、その金額を払うのは勇気が。
てなわけで、、家に余っている素材を使って作っちゃおうと思い立ったというわけです。
そんで、我が家に余っている素材と言うと・・・
これまでにいろいろとDIYとか制作とかで使った木材の端材とか・・・
コードとスイッチ付きの白い電球ソケットなどがたまたまありました。これ、以前別のところで使っていたんだけど、不要になってしまったんですよね。
基本的にはこれらのような家に余ってるものを使って、なるべくお金をかけないで間接照明を自作してみたってわけです。
節約DIYですね
<目次>
細かい木材を使ってなるべくお金をかけないで間接照明を自作した
この記事では、端材を使った間接照明を作る工程などを写真と一緒に書いていきます。
使った材料の殆どは自宅にあったものを使いました。でも、家に白い塗料がちょうど家になかったので、それだけは近所のホームセンターで買っちゃいました。
木材を切る
まずは間接照明のメインの材料である木材を用意します。
今回は今後「使い道がなさそう」な細かい木材を使っていきます。
いろんな大きさ&いろんな種類の木材の物がたくさんあるんですけど、むしろ別の用途で「使えなそうなもの」をより分けていきます。
で、より分けた木材をどうするのかというと・・・
丸ノコで細かく切っていきます。
我が家の丸ノコは日立の製品を使っています。充電式&コードレスなのですごく便利なんですよ。
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この丸ノコを使って細かい端材をさらに細かくカットしていきます。(かなりの木粉が出るので、防塵マスクとメガネはつけたほうが良いです。)
適当なダンボール箱を下に置いて、切った木材を落として入れていきます。大きさは3センチくらいの幅・・・って感じなんだけどぶっちゃけ適当な大きさでOKです。
手が電動工具の振動で痛くなってくる頃、ダンボール箱が満タンになったので終わりということにしました。
これで材料は揃いました。次はこれを組み立てていく作業です。
組み立て
組み立てと言っても、釘やネジなどは使いません。木工用ボンドだけで接着していきます。
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接着には、「タイトボンド オリジナル」というアメリカの木工用ボンドを使います。乾くと、日本のよくあるボンドと違って黄色い感じになるんだけど、普通のボンドよりも硬い感じに仕上がるんですよね。また、けっこうお手軽な感じに使えるので、最近はこればっかり使っています。
まず、作った物とボンドでくっついてしまわないように、家に余っている適当な銅板を下敷きにします。
そして、この銅板の上に電球ソケットと端材を置いて、完成のサイズ感などを確認します。一箇所だけ電源コードが出る場所を開けて置くのがポイント!
そんで、ここからはひたすら端材を積み上げていく作業です。
適当にその部分に合いそうな端材を、ボンドをつけながら積み木のようにひたすら高くしていくだけです。シンプルでしょ?
多少ボンドが垂れてしまっていてもあまり気にしません。(なるべく乾く前に、ティッシュで拭き取るけどね。)
今回の間接照明はきっちりかっちりと作るタイプのものではなくて、あじがある感じのものを目指すので、細かいことはどうでも良いのです。
一応、ここまでで組み立て作業は終わりです。
結構な高さになりました。計ったら126cmありました。
乾かす
冬なので、なかなかボンドが乾かないので一晩放置して乾かしました。
それにしても、思った以上にでかくなってしまいました。抱えると大砲みたいな大きさです。
関係ないけど、内側を覗くとなんかおもしろいです。
塗装(内側)
ボンドが乾いたら塗装です。全体を白く塗装します。
塗料は、お手軽に使える水性の塗料を使います。刷毛で塗るタイプの塗料と、スプレータイプの塗料を1個ずつです。これだけは近所のホームセンターで買ってきました。かなり多めに買って余ったから次も何か作るときに使う予定です。
スプレータイプの塗料は内側を塗装するために使います。内側が白ければ、照明もより明るく見えるはずなので、なんとなくでも良いのでやっとくことにしました。
これ、どうやって内側を塗装するのかというと・・・
・・・まず、ビニール製の養生シートで全体を覆います。
そんで、養生シートの上と下の部分に開いた穴から、スプレーをブシャーっと噴射します。
そうすることで、完全に真っ白!というわけにはいかないけど、なんとなく白く塗装ができるってわけです。まあやらないよりはマシだよね!って感じ。
ほら。写真だとわかりにくいけど、かなり白くなっています。今回はこんなんでOKです。外側からはあまり見えないし、問題ないでしょう。
丁寧にやるなら、パーツを1つ1つ白く塗ってから組み立てるべきだったんだろうけど、そんな面倒なことは今回はしません。
塗装(外側)
内側の塗装の次は外側の塗装です。
これはちょっと面倒なんだけど、少しずつ普通に刷毛で白い水性塗料を塗っていきます。陶芸用の回転台の上に乗せて、くるくると回しながら塗っていきます。
凸凹がすごくて、少しずつしかやっていけないからけっこう大変な作業でした。
全体に白く塗り終わりました。
しかし、このままだとかなりムラになっているのが目立つので、もう一度全体を塗ります。
最初に使った刷毛よりも少し細かいタイプの刷毛を使用して、特にムラがひどいところを重点的に二度塗りします。
全体を塗り終わって、1日乾燥させれば完成です。
土台製作
さて、ちょっと作業工程的には前後しちゃうんだけど、電球ソケットを取り付ける土台も作らなくちゃなりません。
使用する電球ソケットは口金が小さいタイプのものです。本当は大きいのが家に余ってるのがあればよかったんだけどね。まあ、今回のコンセプト的には家にあるものを使うほうがいいよね。
電球はLED電球を使用します。
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これを取り付けるのは、ちょうど良い感じの大きさに切ってあった板をそのまま使っちゃいます。
上の部分と同じように白い塗装をします。
そして、塗装が終わって乾いたら、電球ソケットをネジ止めします。
横に出ている電源コードも、小さいネジを2本使って挟み込んで固定してしまいます。
すごくシンプルな構造だけどこれで終了です。
最後にこの土台の上に、先程端材で作ったものを置けば、間接照明の完成です。
本当は、置くだけじゃなくてきっちり固定した方がいいんだろうけど、構造が複雑になってしまって、かなり作業が大変になりそうだったので止めました。
家で使う用なのでこんな感じで問題ないでしょう。
完成
以上のような作業を経て、間接照明が完成しました。
↑明かりをつける前の全体像はこんな感じです。
↓そんで部屋の電気を消して、照明の明かりをつけるとこんな感じになります。
なかなか良い感じになりました。
うん、やっぱり適当な感じで作ってよかった!なんかよくわかんないけど、謎な感じだけど、なかなかいい感じにできたんじゃない?アートっぽい?
辺りが暗くなってから明かりをつけたときに、木の質感が見えてくるのが良いと思いました。
やっぱり間接照明があると、部屋の雰囲気が変わりますよね。夜はこの間接照明をつけて、ゆっくりすると癒やされるかもしれません。
以上が、端材を使った節約間接照明の作り方でした。
まとめ
間接照明はいいやつを買おうとするとけっこう高いので、白い塗料を買っただけの値段で作れて良かったです。(スプレーと缶で合わせて2千円くらい)でも、その塗料も、これまたかなり余ってしまったので、次に自宅のDIYをする際にでも使えるので、おそらく実質1000円以下とかの値段で作れたということになるはずです。
また、木材で何かを作ったときに出てしまう「使い道がなくて困っていた端材」も、いい感じに消費できて良かったです。ゴチャッと置いてあった端材を全部使ったわけじゃないけど、家の木材置き場がスッキリしました。
アイデア次第で、家に余っている材料と道具を使えば、けっこうそれっぽい物が作れたりします。それに、「どうやって作るか?」ということを考えるのが、作っているときよりも楽しかったりするんですよね。
間接照明を自作すると楽しいのはもちろんのこと、金額的に安く、そして自分好みのものが作れるのでおすすめです。
余談
余談ですが、実は今回作った間接照明は、僕が10年以上前、学生時代に趣味で作った間接照明のパワーアップバージョンだったりします。
↑こんな感じのやつです。
大きさは今回作ったものよりも随分と小さくて、高さ45cmくらいです。
↑明かりをつけるとこんな感じです。
写真を見ると分かると思うけど、この時は1個1個のパーツをかなり丁寧に作りました。それに比べて今のやつは・・・めちゃくちゃ適当だよね(笑)
まあ、どちらが良いのかは好みだと思うけど、少なくとも自分の好みとか感覚は昔と変わったんだなあと・・・そんなことを思いました。