僕が愛用しているヘッドホンの中に、GRADOのSR325isというヘッドホンがあります。
↑こちらの記事でも紹介したものです。というよりも、「変態と言えばGRADO」「変態紳士の嗜みと言えばGRADO」「裸ネクタイといえばGRADO」などという世間的(主にネット上)に強く根付いたイメージすらあります。
と言うのも、このヘッドホン、非常に造りが適当感あって、けっこうお高いお値段のヘッドホンなのにひどい感じなのですが、これで音楽聞いているとアヒアヒしてしまうような感じなので、非常に気に入って使っております。装着感も、評判的には良くないとされているのですが、ワタクシGRADO神に愛されているのか、個人的には数時間以上つけっぱなしでも問題なしです。
しかし、ちょっと前から、このGRADOのスピードスター的なヘッドホンのイヤーパッドに異変を感じるようになってきました。冒頭に載せた画像をよく見るとわかると思うけど、ボロボロになってきていて寿命のようです。
もう、買ってから5年以上経っているからしょうがないよねぇ・・・
そんなこんなという事情がありまして、この度、新しいイヤーパッドを買って、交換することにしました。
GRADOヘッドホンの新しい純正イヤーパッドを買った
僕の使用しているSR325is(現行モデルはSR325e)。遠目から見ると普通っぽいのですが、近くで見てみると・・・
わかりますか?めっちゃ黒い粉が出てくるんですよ。
指で触るとこんな感じ。ボロボロっと崩れて、それが黒い粉となっているような感じ。
これはGRADOのヘッドホン全般における特徴でして、長年使用し続けているとイヤーパッドが劣化して、ボロボロになってしまい、このような黒い粉が出てくるようになってしまうのです。おそらく加水分解している物と思われます。
特に中古品を購入する場合などは、この点に注意したほうが良いでしょう。(と、GRADOの代理店の人とイベントで話したときに言っていました。)
そして、このままヘッドホンを装着すると、耳の周囲などが粉だらけになります。
え、むしろそれが良いって?・・・・・・恐ろしい恐ろしい。
てなわけで、このような状態になったらば、イヤーパッドを交換する必要があります。
GRADOのイヤーパッド対応機種
イヤーパッドはネット通販で買いました。
ちなみに、GRADOヘッドホンのイヤーパッドは4種類ありまして、製品に応じてイヤーパッドの大きさを選択する必要があります。
「イヤーパッド i」に対応する機種
- iGrado系
今は売られているのを滅多に見かけることのない、小型のGRADO。iGrado用のイヤーパッド。
最近、「eGrado」なる機種が発売されたっぽい。欲しい。
「イヤーパッド S」に対応する機種
- SR60系
- SR80系
- SR125e?
マジで普通のスポンジっぽい小型のイヤーパッド。
※SR125系は元々イヤーパッドLだったけど、現行モデルのSR125eになって、イヤーパッドSに変更されたっぽいです。しかし、僕の知識不足で正確なことはよくわからないので、もしも購入するのであれば、お持ちの機種に元々ついていたサイズのイヤーパッドを使用するのがベストなのではないかと思います。
「イヤーパッド L」に対応する機種
- SR125i以前の機種?
- SR225系
- SR325系
- RS1系
- RS2系
- PS500系
- GH1(限定品)
僕が今回買ったイヤーパッド。ちょっとゴワゴワ感があって不評らしいけど、個人的には気にならないです。
GRADO ( グラド ) イヤーパッド SR-80i SR-125i SR-225i SR-325is RS-2i RS-1i 用 [ Ear Pad L ]
- 出版社/メーカー: GRADO
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る
「イヤーパッド G」に対応する機種
- GS1000系
- PS1000系
- GS2000e
GRADOの大型ヘッドホン用の大型イヤーパッド。信じられないくらい高い
基本的にどれでもつけれる
イヤーパッドは、手で持って引っ張れば簡単にパコッと取り外すことが可能です。
GRADOのヘッドホンとイヤーパッドの取り付けに関しては、非常にシンプルな造りになっています。したがって、サイズ的に小さい「イヤーパッド i」以外は互換性があります。
「S」「L」「G」のイヤーパッドであれば、どのヘッドホンでも取り付けることは可能です。しかし、音質も変化してしまう恐れがあるので、基本は購入当初についていた物と同じものを購入するのが良いでしょう。
取り付け
今回購入したイヤーパッドL。
見た目は非常にシンプルです。そのままだけど、耳に当たる部分がゴワゴワしているスポンジって感じです。
百均に売っていても不思議ではないくらいのモノだけど、それにしては恐ろしく高いです。セットで4000円以上するので、片方だけで2000円以上・・・まあ、おそらくGRADOのハイパーテクノロジーが詰まっているからなのでしょう。
取り付け方法は、ヘッドホンのハウジング部分にはめ込むだけ。とてつもなく簡単です。
これで、元通り!
気のせいか、音質も交換前と比較して良くなった気がします。まあ、ヘタっているイヤーパッドと交換したらそりゃあ変化あるよね。
高い
しかし、どんなスーパーテクノロジーが詰まっているのか知らないけど、GRADOのイヤーパッドはとにかく高い!です。
イヤーパッドSもそこそこ高いし、イヤーパッドLもびっくりするくらい高いし、一番大きいイヤーパッドGなんて1万円近くします。
そこそこのヘッドホンを変えちゃうほどの値段です。
で、そんな場合には、GRADOの純正品以外のイヤーパッドも存在しているようです。GRADOのミラクルテクノロジーが詰まっていないと思われるので、純正品と比べると非常に安いです。
【ノーブランド品】交換用 イヤーパッド イヤークッション グラード SR60 SR80 sr125 225用
- 出版社/メーカー: ノーブランド品
- メディア: エレクトロニクス
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Demoo GRADO ゲーテPS1000 GS1000I RS1I RS2I ヘッドホンパッド ッドホン スポンジ ステレオサラウンド ヘッドホン交換用イヤーパッド タンパク質 皮+スポンジパッド
- 出版社/メーカー: Demoo
- メディア: エレクトロニクス
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もちろん、音質は純正品と変わってしまうと思われます。しかし、高級な純正イヤーパッドを買う余裕がない等の場合には検討する価値はあるのではないかなと思いました。
まとめ
GRADO製品は変態紳士御用達のヘッドホンだとか言われていて、造りも民芸品レベルだとか言われたりしてるけど、音質などは他には代えがたい音なので大好きです。
実はここ最近は、もろもろの事情でスピーカーで音楽を聞くことが多いのですが、寒くなってきたのでヘッドホンの使用頻度も多くなってきつつあります。夜とかは、ヘッドホンの方が大きめの音出せるし、宅急便も来ないからヘッドホンの方が良かったりすることもあるよね。
そんなわけで、そろそろ新しいGRADOヘッドホンが欲しいのだけど、いやまあ、ぶっちゃけるとGS1000かGS2000が欲しいのだけど、高いし、今はお金がないので無理です。来年か再来年になっちゃうかなあ・・・
おそらくGRADOのヘッドホンは日本的には非常にマニアックな層の人達が購入するヘッドホンなのでアレな感じなのですが、音質的には素晴らしいし、見た目的にも変態っぽい感じだけど、イヤーパッドをしばらく交換しないと黒い粉が出てきちゃうけど、純正品イヤーパッドは高いけど、作りも雑だし、ハウジングも丸い金属棒で固定されてるだけだからくるくると回転しちゃうけど、非常によろしいと思います。
イヤーパッドを交換したので、これからの寒くなってくる季節でも安心してGRADOライフを楽しむことができます。